アニメ ログ・ホライズン2(18)「ライブがはねたら」 2015.02.07


(ロレイル=ドーン)濡羽さま〜っ!濡羽さま〜っ!
(念話)ロンダーク!報告は!
(ロンダーク)今のところはまだ。
そもそも姫は気まぐれなお方。
(念話・ロレイル)ミズファは捜す気があるのか!そのミズファ殿の言葉を伝えます。
(念話・ロンダーク)今我々は「赤き夜」作戦の遂行中である。
それに濡羽様が望んでお出かけになられたのであれば我々が口を挟む事ではない。
それは皮肉かロンダーク!姫は我らがPlanthwyadenの盟主なのだぞ!濡羽様…お帰りになるのならこのロレイルを伴って頂ければよいものを。
…西か。

(オープニングテーマ)
(ミノリ)あ…まただ。
(ルンデルハウス=コード)オデュッセイア騎士団か。
(ダリエラ)この辺りの地域ではさほど珍しい光景ではないですね。
(セララ)そうなんですか?大地人からは歓迎されています。
村や町を守るために彼らは命懸けで戦ってくれますから。
(セララ)確かにちょっと雰囲気はピリピリしてますけどキリッとしててカッコいいですねぇ。
(五十鈴)え〜…?そ〜かなァまぁ頼りにはなりそ〜だけど。
(トウヤ)俺は苦手だな。
なんか不吉な感じがする。
私も…。
何となく。
(一同)いただきま〜す!あ〜…んほんほ…。
(セララ)いかがですか…?私全然進歩がなくて。
そんな事ないよ。
すっごくおいしい。
バッチリだぜ。
どんどんお料理上手になってます。
(ルディ)しかもこの満天の星空!ファンタスティックなディナーだよ!皆さんは仲が良いのですね。
友達ですから。
友達だもんね!
(ダリエラ)差し支えなければお聞きしても…。
皆さんはどんな理由でレッドストーン山地へ?
(トウヤ)ワイヴァーンを狩りに行くんだ。
マジック・バッグの材料に必要だからね。
(ダリエラ)そうなんですか。
(五十鈴)ここまで来ればサフィールの街までもうすぐよね。
(ダリエラ)そうですね。
(五十鈴)ダリエラさん行った事あるの?帰り道ですから。
何回かは。
(リュートの音)街に着いたらライブやりたいな。
ライブですか?
(ロエ2)何だいそれは。
そういえばロエ2さんも見てないんだった。
五十鈴さんは吟遊詩人バードなんです。
えへへへ半分素人なんだけどね。
行く先々でいろんな音楽を演奏してるんですよ。
まあ音楽を?エヘヘ〜。
これでもアキバの「ブルームホール」じゃロケンローラーだって言われているのです。
ロケンローラー?えとえとつまり…格好いい感じです。
何ですかそれ。
ざっくり過ぎ!しかし音楽活動とは興味深いな。
何だか素敵ですね。
あ…。
よ〜しサフィールに着いたら早速やっちゃおう!
(一同)お〜!
(五十鈴)・「聴こえる愛のうたもっとそばにいさせて」・「色や形をかえ守ってあげるわ」・「聴こえる愛のうたみつめていられるなら」・「ぼやけた日々でさえ愛しくなるわ」・「ずっとずっと」みんなありがとう!もう一曲いっちゃう?
(歓声)それじゃいくよ!
(五十鈴)あ〜楽しかった。
そんでもうお腹いっぱ〜い。
ミス五十鈴いくら何でも食べ過ぎじゃないのかい?しょうがないじゃ〜ん。
ありがと。
大地人の人たちがどんどんおごってくれるんだもん。
しかし今日は良い舞台だった。
今日もだよね。
今日もだな。
(五十鈴の鼻歌)ミス五十鈴は本当に楽器が好きなんだなあ。
大好きだよ。
(ルディ)それでもまだ半分素人だなんて言うのかい?えうん…別に謙遜してるとかそんなんじゃなくて前にも言ったかもしれないけどあたしのお父さんねプロのミュージシャンなんだ。
なるほどあんなにも上手なのはお父上の血と薫陶のたまものなのだな。
やだなぁ大袈裟だよ。
お父さんはね自由人でね。
ロックンローラーなんだよ。
カッコいいんだ。
長い髪たなびかせて革のジャケットなんか着ちゃってね足細くてさあ!そのお父さんがね子供のあたしにすっごい自慢するわけ。
若い頃の武勇伝っていうのかな?バイトで買ったおんぼろ車に楽器を積んでツアーに行く話。
東京からあちこちへ旅をして回ったんだって。
今の僕たちみたいに?
(五十鈴)うんうんそういう事!
(ルディ)素敵なお父上なのだな。
(五十鈴)でしょ?ちょっとヘンなとこもあるけどあたしにとってのヒーローだった。
だってメジャーデビューもしたんだよ。
え?メジャーデビューって?
(五十鈴)レコード会社から音楽を配信…。
あ〜えっとつまり有名になったの。
街中でお父さんのバンドの曲が流れるくらいにね。
それはすごいな。
…でもね私たちのいた世界ってそのすごい人たくさんいるんだよね。
毎年100人以上はメジャーデビューしてると思う。
でもほとんどの人が長くは続かない。
デビューした後もずっと売れ続ける人なんてほんの一握りなんだよ。
お父さんも一握りからこぼれちゃった。
もうやめてしまったのかい?ううん。
大好きな音楽だけはやめられなくて。
それでお父さんはスタジオミュージシャンになったんだ。
ん〜と何て言ったらいいかなぁ。
そう楽器演奏のプロ中のプロって感じかないろんな人の音楽活動の手伝いをするんだ。
ならばミス五十鈴もメジャーデビューをするんだね。
違うよ。
メジャーデビューはプロなんだって。
演奏をしてみんなに喜ばれる。
立派なプロじゃないか。
だから違うんだって!あ…。
(五十鈴)ごめん。
あたしはさそういうんじゃないんだよ。
もちろんねリュートは好きだよ。
大好き。
歌うのだってね。
でもほら…私才能ないからお父さんいつも言ってた。
プロになるって大変な事なんだって。
才能なんてあって当たり前。
そんな人が死に物狂いで努力してやっとスタートラインに立てるんだって。
そうか。
だからさ好きでやってるだけでいいじゃん。
それでみんなも喜んでくれるんだし。
僕だってミス五十鈴の歌は大好きだよ。
…ルディは優しいね。
あたしなんか全然大した事ないんだけど。
そんな事はない。
僕たちはみんなミス五十鈴の弾く楽曲を楽しみにしている。
僕たちの知らない四十二をね。
…は?四十二?ルディって時々会話が噛み合わない事があるよね。
そうか…そう聞こえるのか。
あ…。
(セララ)あ〜あるある!
(ミノリ)セララさんも?こないだお店で「かまぼこ下さい」って言ったらちくわぶが出てきました。
何それやっぱりアレのせいかなあ。
アレって?自動翻訳機能。
ああ海外のプレーヤーとも話せるようにっていう。
(ミノリ)うん。
大地人と冒険者が話す言葉も厳密にいうと違うらしくて。
ふだんは自動翻訳機能のおかげで普通に会話できてるんだけど…。
って事は…。
そのシステムが対応できなくて時々エラーを起こしてるんじゃないかなって。
なるほど〜。
だから噛み合わない時があるんですね〜。
例えば…そうだな。
七色といえば?虹?そう。
大地人の言葉で七色といえばそれは虹なんだ。
じゃあ四十二って?音楽だよ。
え?なんで?僕たち大地人にとって音楽は四十二曲しかないんだ。
神様は僕たちのご先祖にそれしか曲を与えて下さらなかったし僕たちには新しい曲を作れない。
(五十鈴)ゲーム時代の…名残…?僕たちにはそれだけしかないんだ音楽が。
生まれた時からそうだった。
それを当たり前だと思って疑問も抱かずに生きてきた。
心の声そんな事…考えた事もなかった。
だから五十鈴僕たちは君の歌う歌が奏でる曲が本当に大好きなんだよ。
覚えているかい?旅に出てからの酒場や宿屋を。
五十鈴がちょっと曲を披露しただけでみんな涙を流すほど喜んでいただろう?本当にうれしかったのだ。
聞いた事もない明るく騒々しい曲。
思わず踊りだしたくなる曲。
あるいは大事な誰かと一緒にいたくなる曲…。
そんなものを僕たちは聞いた事がなかった。
それをもたらせてくれた君は僕たちのヒーローだった。
(五十鈴)ルディ…。
五十鈴ちゃんってやっぱりプロになるのかなあ?本当はなりたいんだと思うよ。
いいよね。
これだけは誰にも負けないって言えるもの持ってて。
そうですよねえあんなふうに歌えて。
楽器も弾けるなんてうらやましいです。
私なんか何やっても中途半端だし。
(ミノリ)セララさんって将来の事とか考えた事ある?あっちの世界に戻ったらって事ですか?うん。
戻ったら。
いや戻れなくても。
何になりたいとか。
私は何だろ…ぽわ〜んとしてますねえ。
そっか。
(セララ)ミノリちゃんはしっかり考えてそうですけど。
う〜んどうかなあ。
憧れはあるんだけど…。
心の声
(ミノリ)シロエさんみたいになりたい。
でもそれって一体どういう事なんだろ?少なくとも職業じゃないしそもそも誰もシロエさんの代わりになんかなれないんだし…。
う〜分かんなくなってきた〜。
ミノリちゃん…。
(ルディ)アキバの街に大地人の若者が増えつつある事気付いてたかい?
(五十鈴)ううん。
みんな将来の夢を持って集まってくるんだ。
鍛冶屋や裁縫師や料理人演奏家。
他にもたくさん。
アキバの街で数か月も過ごせば他の町で一生かけても学べないような技術が学べる。
なりたい自分になれる。
ルディみたいに?うんそうだね。
僕は冒険者になった。
彼らにもなりたいものがある。
そういった事を相談し合うために僕たちは集まったりする。
…あ。
(ルディ)僕がたまに抜け出していたのはそのためだ。
アキバの街で大地人が暮らすのは大変な面もある。
でもラッキーでもある。
あの街では毎日何かが起きる。
昨日できなかった事も今日は可能になるかもしれない。
明日は今日とは違う一日なんだ。
そして五十鈴の歌もその輝ける一つなんだよ。
大地人のみんなはちゃんと考えてるんだね。
自分の将来を。
あたしなんてホント無責任に愛だの人生だの歌っちゃってホント…恥ずかしいよ。
だからミス五十鈴それは…。
ごめん。
ルディ部屋戻っていいよ。
…分かった。
(五十鈴の泣き声)私って…格好悪い。
(トウヤ)そういえばチョウシも川だったなあ。
何でだっけえっと…川の傍の方が水が豊富で生活するにも畑を作るにも便利だから…だよな。
堆積平野とか言うんだっけ。
学校の授業って役に立つんだなあ。
…あ。
あっ!ああ…。
おはようございますトウヤさん。
おはよう…。
こっちへいらっしゃいませんか?あうん…ダリエラ…さんは朝の散歩?ええ生来眠りが浅いたちでして。
ミナミに住んでるんだっけ?旅暮らしですからね。
あちこちに行って見聞きした事を書き記す仕事なんですよ。
でも住まいといえばイコマの辺りになるでしょうか。
…イコマ。
トウヤさんたちの言葉でいえば京都の先です。
そっかあ。
でも山小屋に一人暮らしですからね。
人が訪ねてくる場所でもないですし町の空気が吸いたくなった時は…こうして旅に出るのです。
(トウヤ)危なくない?慣れていますから。
それにプラント・フロウデンが警備を請け負って以来街道はずいぶんと安全になりました。
プラント・フロウデンか…。
(鳥のさえずり)プラント・フロウデンの功績でミナミは豊かできれいな街になりました。
トウヤさんは興味ありませんか?そんな事ないけど。
ではトウヤさんも機会があったら私のうちに来て下さいね。
来てくれたら私が案内をします。
お出かけしましょうね。
さっきから私の事を見てくれませんね。
そんな事ない。
トウヤさんは私の事嫌いじゃないでしょう?そういうとこは嫌いだ。
ふふふ。
いつも笑ってるから。
(ダリエラ)ええ。
それが?
(トウヤ)笑ってなくても変な顔じゃないよ。
その方がいいよ。
そんな事はないでしょう?どうしてそんな事を言うんですか?
(シロエ)…うわぁ!?
(アカツキ)失敬な。
だってアカツキどこから来たのさ。
窓からだ。
せめてドアから入ろうよ…。
で?うむ偵察の方はつつがなく終えたぞ。
今回は全く手間取らなかった。
基礎的な情報中心だもんね。
今報告してもいいか。
うんお願い。
マイハマの街とコーウェン家についてだがレイネシア姫の祖父セルジアッド公爵については主君もよく知っているだろう。
うん。
ちなみにセルジアッド公の最近の好物はワカメサラダとどら焼きだ。
寝る前には温めた牛乳を1杯。
ちょちょっと待って。
何でそんなに詳しいのさっ?まさか城まで潜入したとか!?レイネシアから聞いたのだ。
え。
女子力で手にした情報だ。
女子力って…。
主君は私の女子力を疑うのか。
疑うわけじゃないけど。
私の女子力はすごいのだぞ。
そうなの?女子会にも出席した。
あうん…。
ふふどうだ。
どうってまあ友達が出来るのはいい事じゃないかな。
うんうんそうだろう!では報告の続きだ。
名君の誉れ高きセルジアッド公はコーウェン家の当主で60歳。
奥方は既に他界しているそうだ。
若い頃は騎士団を率いて魔物の討伐を…主君どうした。
え?相変わらず浮かない顔をしているな。
あうん。
ちょっとね…。
班長からの定期報告が途絶えてて。
老師がか?珍しいな。
念話してもつながらないし。
そんな事があるのか?普通はないよね…こうなってくるとミノリたちもちょっと心配だな。
念話つながりませんね。
うん。
相談したい事があったんだけど…。
心の声やっぱりおかしいいつから…。
もしかして…。
(ダリエラの声)その副作用なのかわかりませんが冒険者の心の声をかき乱すとか。
あれって念話の事かなあ…。
え?え?あの移動神殿が何か影響してるのかも。
(セララ)じゃあ騎士団さんに聞いてみよっか。
ちょっと怖そうだけど大地人さんたちを守ってくれてるわけだし。
うん…。
シロエさんがいればなあ。
にゃん太さんがいればなあ。
(2人)エヘヘヘ。
駄目だねなるべくシロエさんたちには頼らずにって決めたのに。
そうだね。
トウヤさんは私の事がお嫌いなんですね。
そうじゃないってば。
でしたらどうしてそんな事を言うんですか?
(トウヤ)…!ん?あれは…。
(ミノリ)ところでロエ2さんどうするんだろ。
(セララ)そういえばそうですね。
(ミノリ)イコマに行くって言ってたから。
(セララ)ダリエラさんと二人で向かうんでしょうか。
(ミノリ)五十鈴さんも部屋にこもりっきりだし。
(セララ)う〜んルディと何かあったのかなあ。
とにかくロエ2さんとはここから行き先が分かれるからもう召喚魔法には頼れない。
どこかで召喚笛を修理してくれる所を探さなくちゃ。
セララさん…?あれ何ですかね?何か黒い雲がかかってる。
(ウルフ)ガルルル…。
…違うあれは雲じゃない。
ワイヴァーンだ!ええっ!?
(ミノリ)まっすぐこの街に向かってる!これは…ヤバいぞ。
ダリエラさん!どこか安全な所に隠れてて!トウヤさんはどうなさるんです!心の声どうなってんだ一体…!
(大地人たち)あ…。
個体レベル確認。
424643…50。
どうする?ミノリちゃん…。
レベルはともかくあんな数じゃ到底太刀打ちできっこない…。
(トウヤ)ミノリセララ姉ちゃん!トウヤ!
(トウヤ)まずは街外れに向かう!ここを戦場にするわけにはいかない!でも…。
早く!分かった。
セララさん行こう。
はい!
(エンディングテーマ)2015/02/07(土) 17:30〜17:55
NHKEテレ1大阪
アニメ ログ・ホライズン2(18)「ライブがはねたら」[字][デ]

レッドストーン山地にほど近いサフィールの町でも、五十鈴の歌は、地元の大地人を熱狂させた。そんな彼女にルンデルハウスは、このゲーム世界における音楽の秘密を語る。

詳細情報
番組内容
ボクスルトの山道で出会ったダリエラを加えた7人の一行は、レッドストーン山地にほど近い、サフィールの町に到着した。この町でも、五十鈴が披露する歌は、地元の大地人たちから大歓迎を受ける。自分が知っている歌を気軽に披露していただけの五十鈴だったが、ルンデルハウスは、彼女の音楽が大地人にとっていかに特別であるかを説明する。だがそのころ、サフィールを見下ろすレッドストーンの山中で、異変が起こっていた。
出演者
【声】山下大輝,田村奈央,松井恵理子,柿原徹也,久野美咲,藤村歩,斎藤千和,寺島拓篤,加藤英美里,間島淳司,宮下栄治,中田譲治,岡本信彦
原作・脚本
【原作】橙乃ままれ,【原案】ハラカズヒロ,【脚本】入江信吾
監督・演出
【監督】石平信司

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
アニメ/特撮 – その他
その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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