アニメ ベイビーステップ「決意でプレゼン」 2015.02.07


(父)プロになりたい?
(母)アンタ…何言ってるの?
(丸尾栄一郎)あいや…だから例えばの話しだって。
今日対戦した相手がプロ目指しててさ…。
だからちょっと聞いてみただけだよ。
そうよね…。
テニスの世界がそんな甘いわけないわよね。
びっくりした〜。
心の声相手にすらされないのか…。
そういえばそろそろ栄一郎も志望校決めなきゃね。
目標にしてた大会も終わった事だしやっと勉強に集中できるじゃない。
うん…。

(オープニングテーマ「Believeinyourself」)心の声プロか…。
ん?心の声影山…?何だろ…。
(影山)いや〜夏休みの宿題終わんなくてさ〜。
サンキューエーちゃん。
1日3ページのペースでやってるから英語の宿題全部は終わってないよ。
あ〜いいよいいよ。
また後で借りるから。
今日これから練習?うん。
午後から…。
ねえ影山ちょっとパソコン貸してくんない?
(影山)でも珍しいな。
パソコンなんてお前んちにもあんだろうに。
まあね。
でもリビングにあるからさ。
リビングじゃできないって事は…?親に見せられないって何?まさかアイドルの…!う!違うよ!お…?何だ何だ!何だこれ!?お前まさかマジでプロ目指すつもりか?分かんないよ。
だから調べてるんだろ。
「分かんない」って…かなりその気じゃなきゃそんな事調べないでしょ普通…。
分かりやすいんだから。
うるさいっ。
で?え〜と。
要するにプロになるには書類に必要事項を記入して提出。
その時登録料1万円が必要なんだ。
あれ?プロテストとかね〜んだ?たった1万円でなれんの?いや…。
その後審査でレベルが分けられる…。
トーナメントプレーヤーとレジスタードプレーヤー?よく分からないけど基準は日本ランキングみたいだな…。
(影山)へぇ…。
賞金がもらえるかもらえないかだけでプロもアマチュアも一緒の試合に出られるんだ。
てかノート取るんだ。
プリントアウトすれば?まずはそういうレベルの高い試合に出ると…。
ふんふん。
それでとにかく勝って日本ランキングを上げてプロとして戦えると判断できた時にやっていくかどうかは最終的に自分で決めるわけか。
あのさ…エーちゃんいい大学行っていい会社入ってテニスは趣味でやってくって人生も楽しくて幸せだと思うぞ。
だよね。
でも正直昨日あんな試合観ちゃって3年後5年後って考えちゃうとお前のテニスがこれからどうなるのか見てみたいって気もするけどな。
ど…どっちなんだよ?まあどっちも本音なんだよ。
無責任に聞こえるかもしれんが…。
(ドアが開く音)
(影山の妹)お兄〜。
お昼どうすんの?
(影山)お〜食うよ。
あどうもお邪魔してます。
じゃあそろそろ行くよ。
ありがとうね影山。
こっちこそサンキュー。
うん。
練習頑張れよ。
(深沢)はいアニキ。
あっありがとう。
気合入ってますね〜。
(2人)あ。
(江川)んっ!
(三浦)そうだ!1球たりとも気を抜くな!次。
(選手A)すご。
(選手B)あんなマジなタクマ初めて見た。
心の声タクマさんが本格的に動き始めた。
みんなも全日本ジュニアに向けて頑張ってる。
少しだけどタクマさんの背中が見えてきたから分かる…。
今までと同じ練習量じゃ追いつけない。
でも俺のスケジュールはいっぱいいっぱいで…これ以上練習時間が取れない。
たとえどんなに頑張ったとしてもきっと…このままじゃ引き離される!
(鷹崎奈津)んん…。
ん!?うわっ!…なっちゃん?来た来た。
ねぇエーちゃん来週ジャパンオープン行かない?ジャパンオープン?爽ちゃんのデビュー戦だよ。
心の声「そうちゃん」って池爽児…。
あの人が出るプロの試合!行く!行こう!うん!じゃあ詳しくはメールするね。
ごめんね練習中に。
ううん。
ありがと!心の声こ…これはもしやデートか!?そそうだ…。
そういえば荒谷君に負けたから聞けなかったけど…なっちゃんがプロ目指してるのを秘密にしてる理由…今なら少しだけ分かる気がする。
心の声なっちゃんまだかな…。
エーちゃん。
ん?
(子供たちの笑い声)…え?え?え?お待たせ!ん…!うん?い行こうか。
うん!すごい人だな〜。
あっ。
おいしそう!あっちょっとなっちゃん!あん。
うま〜。
おいしい。
あっ!ちょっ…!心の声自由すぎる!なっちゃん待って。
あ…あっ!心の声ほんとにあの人だ…。
エーちゃんどこ〜!?心の声あっ!?迷子になってる!なっちゃんここここ〜。
爽ちゃんは今世界ランク252位で今日は50位のハルドウィックが相手なんだけどここ最近の勢いからして雑誌とか専門家は爽ちゃん有利を予想してるみたい。
あのさ…あの池君ってどんな人なの?ひと言で言うと…危ない人…だね!え!?
(観客)おっ〜!入って来たぞ!
(アナウンス)「さあこの試合弱冠17歳池爽児選手のプロデビュー戦となります!」。
(観客)池〜っ!頼むぞ!
(観客)日本のテニスはお前に任せた!
(観客)池君カッコい〜!すごい声援だね。
そりゃそうだよ。
私たちと同じ年で海外の強豪に引けを取らない選手なんて他にいないもん。
あほらっ手振ってる!よ…余裕だなぁ…。
エーちゃんにも気付いたみたいだね。
アハハ。
なっちゃん幼なじみなんだよね。
こんな有名人が身近にいるってすごいよね。
フフフ。
実は爽ちゃんをテニスに誘ったのも私なんだ。
え!?昔から運動神経はズバ抜けてたけどここまでスゴくなるとは思わなかったよ。
始めて1年もしないうちにあっと言う間に追い越されちゃった。
心の声一見普通の練習に見えるけど全然違う…。
打点に行くまでの動きに全くムダが無いから気味悪いくらいスムーズだ。
(アナウンス)「Thebestof3Tie−breaksets,SoujiIketoserve」。
ねえなっちゃん…さっき言ってた「危ない人」ってどういう意味?ふだんは危ない人なんかじゃないよ。
試合の時だけなんだけど猛獣が獲物を見つけた時とかに近いかも。
火が付いちゃうともう誰にも止められないっていうか本当に楽しそうに敵をやっつけるんだよね。
(池)へっ!ふっ!ん!はっ!あっ!はっ。
ん!はっ!はっ!うっし。
(拍手)心の声一目で分かった。
この人は人生全てがテニスなんだ。
でなきゃこんなレベルあり得ない。
テニスのために朝起きて食事して何かを見て聞いて話して…。
だからこれからもプロになって毎日迷わずテニスの事だけを考えて…生きていく!心の声いいなあ…。
(アナウンス)「Game,setandmatchSoujiIke2setto1.Score6−4,4−6,6−2」。
(観客A)いいぞ〜池〜っ!
(観客B)優勝期待してるぞ〜!
(観客C)爽児君こっち向いて〜!
(拍手とシャッター音)
(拍手)あ…。
あ〜よかった〜。
爽ちゃん勝てて〜。
どうしたの?エーちゃん。
ボーッとして。
あいや。
あのさも…もしもだよ…もし俺が「プロ目指す」って言ったらなっちゃんどう思う?え…!?ご…ごめん!変だよね急にこんな事…。
ううん。
分かるよその気持ち。
…だって私がプロ目指した理由も爽ちゃんに追いつきたかったからだし。
そ…そうなの?ごめんね内緒にしてて…。
恥ずかしくて言えなかったんだ…。
ううん。
最初は私が爽ちゃんにテニス教えてたのにあっさり抜かれちゃって焦ったのかな。
それからはとにかく少しでも爽ちゃんに近づきたいって思って…。
あっ!でも最近は違ってきたんだよ!自分のためにプロになろうって思うしやっぱりテニスが好きだから…。
…そう思ったのはエーちゃんのおかげだよ。
だからうれしいエーちゃんがプロ目指すの。
ん!?じゃあ私たちはここからスタートだね。
うん。
心の声ここからプロを目指す。
そのためにはまず…!
(マウスをクリックする音)「パソコン貸してくれ」って…今日は検索だけじゃないんだ。
ああ。
お〜プリンターも使うわけ…。
何だよこれ?影山だって背中押してくれたじゃないか。
ああ…。
だけどこんなんで説得するなんて聞いた事ないぞ?いや…。
真剣に訴えれば分かってもらえると思う。
あ!フッ…。
え…え〜それではこれからプレゼンを始めたいと思います。
お手元の資料をご覧下さい。
(2人)は?ん?心の声
(父)ぷっ…。
我が息子ながら面白く育ったもんだ…。
何だコリャ。
ちょ…ちょっと栄一郎…何なのコレ?これから話す事を伝えるにはこうするのが一番いいと思ったんだ。
だから冗談だと思わないで2人にはちゃんと聞いてほしい。
訳分かんないけど一生懸命なのは分かったわ。
ありがとう。
じゃあまずこのプレゼンの趣旨なんだけど…俺が「テニスでプロを目指す」という事への理解と協力のお願いです。
(母)ハイ却下ッ!えっ!?ちょっと待ちなさいよ!本気で言ってるの?そんな簡単にプロになんかなれるわけないってアンタも自覚してたんじゃなかったの?あ…あの…もうちょっとだけ聞いてくれる?プロになるために必要な具体的な事は3ページに書いてあるんだ。
当たり前だけどレベルの高い試合に出て勝ち続ける事が必要になってくる。
例えば「全日本ジュニア」っていう俺たちジュニア選手にとって最高レベルの試合がある。
県や関東レベルで実績を残してジュニアランクを上げなきゃ出場すらできない試合なんだけどそこで優勝した人はほとんどがプロになってるくらいの言ってみれば登竜門みたいな大会なんだ。
この大会に俺はまだ出場できていない。
母さんの言うとおりプロになるのは簡単じゃないんだ。
あ〜。
だからお願いなんだけど次の全日本ジュニアに出場するために塾と勉強の時間を…全部テニスに充てる事を許してほしいんだ!はあ!?塾やめて勉強もしないって!?バカ言わないで!大学はどうすんのよ?テニスのプロになって食べていける保障でもあるの?う〜ん。
確かにテニスのプロはテレビでもあんまり見ないしな〜。
それもざっと調べてみたんだけどプロの主な収入は企業との契約金と賞金らしいんだ。
当然勝ち続けてプロでいられる間はサラリーマンの何倍もお金はもらえる。
だけど勝てなくなって契約が切れたり賞金がもらえなくなるとレッスンプロとかコーチとかテニスに関わる他の仕事をするケースが多いみたい。
ん…。
ん…。
…母さんはいつも心配してくれるから反対されるとは思ってた。
だからこれは俺なりに考えた提案なんだけど全日本ジュニアは来年の8月。
今から約1年後とにかくそこまでは集中してテニスだけをやらせてほしい。
もしその全日本ジュニアで優勝できなかったら3年の夏休みからは全力で大学受験に切り替えます。
だからお願いします!1年間テニスだけやらせて下さい!あのねえ…栄一郎…。
あ…。
(父)よしいいだろう。
え!?はっ!?あっ!ちょ…ちょっとあなた…。
(父)栄一郎がここまで本気で何かやるって言うのは初めてなんだぞ。
(母)だからってあなた!ちゃんと考えて言ってる!?
(父)考えてるさ。
(母)栄一郎の将来の事なのよ!?父さん…。
ん?ふっ…。
あ…ん…。
ん…うっ…。
うっ…。
ハアー…。
わ…分かったわ。
ほ…本当!?
(母)だけど1年だけだからね!その何とかジュニアってのに優勝できなかったらきっぱり諦めるのよ!うん。
分かった!ハハッ!心の声よしっ!そうと決まったらスケジュール組み直さなきゃ!お前にしては意外にすんなり認めたな。
うるさいわね。
このプレゼンかなり筋が通った提案だと思ったぞ。
あの小っちゃかった栄一郎がお前の心配まで考えてこんな物作れるようになったんだなあって…。
全く…。
言っとくけどアンタたちの熱意に負けたからじゃないからね!へえ〜。
無理やり勉強させるより来年の夏諦めてからの方があの子が勉強に集中できると思ったのよ。
おい…少しは応援しろよ。
あ〜あ…。
やっぱりテニスなんかやらせたのが間違いだったのかしら。
(三浦)これがキミの意見を参考に考えた全日本ジュニアへの道だ…。
試合の成績によって修正の可能性もあるがな。
キミが来年8月までプロを目指す方向で練習するという事は今日のコーチミーティングでも議題に上がった。
あっ!?実績が県大会でベスト4のみの選手としては異例だがSTCはキミを全面的にバックアップする事に決めたよ。
これがどういう事か分かるな。
ん…!期待してるぞ。
ハイ!心の声よ〜しやるぞ!1年間全てをテニスだけに注ぐんだ。
あっ!Aコートへようこそ。
(選手A)すげ〜早かったなあ。
(深沢)ボクも上がりましたよ〜。
(池)三浦コーチ!
(2人)ん!?お久しぶりです!そ…爽ちゃん!?し…師匠〜っ!はっはははは…!心の声あ…池爽児だ…。
うわ!懐かし〜い!あ〜…。
やっぱりプロは甘くないよ。
(選手5)池〜!久しぶり〜!
(深沢)師匠〜デビューおめでとう〜!「師匠」はやめろってユキチ!
(アキ)少し大きくなったね!心の声おお〜。
さすが池爽児大人気だ。
すごく大人に見えたかと思うと俺と同い年の普通の人に見えたり…。
(真純)わ〜!池君会いたかったぁ。
すみません挨拶遅くなって。
いやいや忙しいところをわざわざよく来てくれたな。
(花)あ〜池君!デビュー初勝利おめでとう!
(池)ああ2回戦で負けちゃったけどね。
心の声何か不思議な雰囲気の人だな…。
ん…。
やっほ〜。
やっほ〜。
(池)あっナツ!うわ!久しぶり!会いたかったよ〜!ん!んもう!ああっ!あノート君…。
この前は伝言ありがとね。
は?あと試合も観に来てくれたでしょ。
だっ!ナツと2人でいたからびっくりしたよ。
まさかつきあってんの?え?2人で観に行ったんですか?ボクも行ったのに誘って下さいよ〜。
そこのトサカこっち来い…。
(池)ああれ?お忍びだったの?ゴメンね…。
あっはっは。
いや…そんなつもりはないんですけど…あっ…。
池はいつまで日本にいられるんだ?今日の夜には帰ります。
(三浦)そうか…。
よかったらウチの奴らと少し打ってやってくれないか?
(3人)ん!あ…俺はいいんですけどコーチとドクターとマネージャーに一応断らないとダメなんですよ…。
心の声こ…これは!プロと打てるチャンス!軽くならOKだって!ハイ!ボクやりたいです!お…俺も!
(三浦)最初からそのつもりだ!
(深沢)うわ〜!師匠とか!久しぶりだな〜!
(池)じゃあ車からラケット取ってきますね。
(三浦)やりたい奴は準備しろ〜。
1人10分交代だ。
(一同)はい。
お願いします!いくよ〜ノート君!うっ!心の声出た…。
ムダがなくて気味悪いくらい滑らかな動き!実際受けると見かけよりこんなにズシッと重いんだ。
んっ!心の声5割くらいの力で打ちやすい所に打ってくれてるのは見た目で分かる。
でもこっちは必死で返さなきゃなんない。
もし試合なんかになったらと思うと…ぞっとする!
(選手A)やっぱさすがにうまいな〜。
(選手B)エーちゃんもやるじゃん。
ん?心の声ドクターとかマネージャーがいなくなった?こっち来い。
ん?試合やろ〜ぜ。
へ!?し試合?し〜〜〜っ。
俺来週も試合だからスタッフに練習試合止められてんだ。
やるならあいつらがいない今のうちだぞ。
心の声プロと…試合…!?でもいいんですか?「ダメ」って言われてるのに。
それはこっちが考える事!そっちはやりたいの?やりたくないの?やりたいです!よし!そうこなくちゃ。
は〜っ!
(エンディングテーマ「ベイビーステップ」)2015/02/07(土) 10:30〜10:55
NHKEテレ1大阪
アニメ ベイビーステップ「決意でプレゼン」[字][デ]

学校の成績は優秀でも体力に自信が無く、テニスも初心者というハンディを背負った栄一郎が、ライバルたちと切さたく磨しながらプロテニスプレイヤーを目指すテニスアニメ。

詳細情報
番組内容
奈津(なつ)が親しげに「爽(そう)ちゃん」と呼ぶ謎の男と出会った栄一郎(えいいちろう)。その正体は3年前にフロリダに留学し、まもなくプロデビューするという池爽児(いけそうじ)だった。次第にプロを意識しはじめる栄一郎。しかし、今の練習スケジュールではみんなから引き離される一方だと感じ、どうすればいいのか迷っていた。そんなとき、奈津から誘われ、池のデビュー戦を見に行くことに…。
出演者
【声】村田太志,寿美菜子,浪川大輔,寺島拓篤,下野紘,柿原徹也,前野智昭,羽多野渉,瀬戸麻沙美
原作・脚本
【原作】勝木光,【脚本】千葉克彦,武上純希,高橋ナツコ
キーワード1
テニス

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:31383(0x7A97)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: