ゲームの歴史それははるか5,000年の昔古代エジプトにまでさかのぼるという。
古代におけるゲームは人間や王の未来を予言し運命を決める魔術的な儀式であった。
それらは闇のゲームと呼ばれた。
今千年パズルを解き闇のゲームを受け継いだ少年がいた
光と闇2つの心を持つ少年。
人は彼を遊戯王と呼ぶ
(チャイム)
(遊戯)さぁ城之内君のターンだよ。
(城之内)う〜ん…。
(本田)おっ!何やってんだ?城之内!なんだ知らねえのかよデュエルモンスターズ。
なんだそれ?うるせえな黙って見てろ!
(杏子)手持ちのモンスターカードや魔法カードをうまく組み合わせて戦うゲームよ。
よし決めたぜこれでバトル!
(杏子)カードには攻撃力と守備力があって先に相手のライフポイントをなくしたほうが勝ちってわけ。
さぁ遊戯お前のターンだ。
うん僕の番だね。
僕はこれで攻撃!
(歓声)涼しい顔で出すかそんな強いの!
(城之内)いきなり俺の負けじゃねえか。
(杏子)城之内弱すぎ!僕が強いんじゃないよ。
じいちゃんがゲーム屋さんですごいカードマニアなんだ。
それで強いカードが手に入るんだよ。
よし!放課後遊戯んち行こうぜ。
うんきっとじいちゃん自慢の超レアカードも見せてもらえるよ。
《瀬人:超レアカード…。
まさかとは思うがひょっとして》じいちゃんただいま!
(ドアの開く音)
(双六)あ〜今日はみんな一緒か。
ねぇじいちゃんのすごいカードみんなに見せてあげてよ。
なに?あのカードを?う〜ん。
お願い!お願いします!うん?はっはしようがないのう!特別じゃぞわしの宝物じゃからな。
ほれこれじゃ。
これはブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンといってのう超ウルトラ級のレアカードじゃ。
すっげえ!へぇ〜こんなのがね。
世界に4枚しかないうちの1枚じゃ。
値段のつけようもないわい。
よしじいさんカード買うぜ。
これは売れんぞ。
え?そんなもん買えねえよ。
なるったけ強いカードが入ってるやつくれよな。
いらっしゃい。
うん?
(杏子)えっ?
(本田)おめえは!海馬君!海馬コーポレーションの御曹子がいったい何の用だい?遊戯君のおじいさんがカードマニアだと聞いてね。
おっ海馬もデュエルモンスターズやるのか?そりゃちょうどいいや仲間が増えたぜ。
おいおいよしてくれよ。
キミたちにその資格があるのかな?なに!?僕はねデュエルモンスターズじゃ全国大会で優勝するほどの腕なのさ。
まっキミたちとはレベルが違うっていうか。
何だと?黙って聞いてりゃいい気になりやがって!やめなよ城之内君。
けどよ!
(城之内)超ムカつくぜ。
でこんな店でもまともなカードはあるのかい?はっ!なに!?なぜ幻のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンがこんなところに。
《まさか本物のカードに出会えるとは》はいおしまいこれは売り物じゃないんでな。
くっ!うん?おぉ。
じいさんそのブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン1枚とこのカード全部と交換してくれ!すげえ!
(遊戯/杏子)すごい!はっは…ダメ。
(3人)え〜!くっ交換がダメなら言い値で買おう!言ってくれいくらなら譲ってくれる?海馬君じゃったか?わしがこのカードを手放したくない理由はのう単にこのカードが強いからというわけではないんじゃ。
このカードはわしの大切な親友から譲り受けたものでのう。
その親友と同じくらい大切なものなんじゃ。
いくら詰まれても手放すわけにはいかんのじゃよ。
ななんだと!たとえそれがどんなに弱いカードでも同じなんだね。
そうじゃ本当に大切なカードには心が宿るんじゃよ。
失礼する!《カードは心だと?ばかばかしい。
カードは力だ!見ていろ必ず手に入れてやる》海馬様残り3枚のカードが手に入りました。
(瀬人)あとはあのじじいのカードだけか。
はっ!
(ドアの開く音)いらっしゃ…うん?海馬様からデュエルのご招待でございます。
武藤双六様。
断ると言ったら?力ずくでもと。
《あの少年勘違いしている。
カードの心を教えてやらねば…》
(城之内)なんだよ杏子。
(杏子)何言ってんのよ。
(城之内)じいさんまたカード買いに来たぜ。
おいじいさん?じいちゃんただいま。
留守?鍵もかけずに無用心だな。
はいもしもし。
遊戯君。
海馬君?キミのおじいさんを預かっている。
うちのビルまで引き取りに来てくれないか。
えっ!?どういうこと?海馬君!
(電話の切れる音)じいちゃん!じいちゃんしっかりして!ゆ遊戯…ごめんよ…。
あの少年にカードの心を教えようと思って戦ったのじゃが…。
じいちゃん!遅かったじゃないか。
てめえじいさんに何しやがった!デュエルをしただけさ。
お互いいちばん大切なカードをかけてね。
ただ僕の開発したバーチャルシミュレーターの刺激がちょっと強すぎたかもな。
卑怯な手を使ったんじゃないの?まさか。
その証拠に手に入れたこのカード…。
じいちゃんの大事なカードを!デッキに入れられるカードは3枚。
4枚目は敵になるかもしれないからな。
4枚目?わ…わしのブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンが…。
うぅ…。
じいちゃんしっかり!なんてひどいことを!ゆ遊戯…これを…。
えっ?じいちゃん…。
これは彼とのデュエルで使ったカードデッキじゃ。
負けはしたが魂のカードじゃ。
お前ならあの少年に勝てる。
本当のカードの心を教えられる。
でもじいちゃんをこのままにはしておけないよ。
おもしろい。
じいさんの敵討ちってわけか。
受けて立ってやってもいいぞ。
(城之内)遊戯戦え!えっ。
じいさんのことは俺たちに任せろ。
お前はじいさんの言うとおり本当のデュエルをあいつに教えてやれ。
戦って遊戯。
みんな…。
ケンカばっかやってた俺を変えてくれたのも遊戯お前だ。
お前ならできるって。
うん。
わかったよじいちゃん。
頼んだぞ遊戯。
さぁみんな手を出して。
ほら私たちの友情の印。
あ?なんだこれ?マジックのインクなんてすぐ消えちゃうけど私たちの心の中でこの輪は決して消えたりしない。
うん。
城之内おじいさんには私と本田がついていく。
あんたは遊戯を応援してあげて。
わかった。
頼んだぜ杏子。
(瀬人)ルールは海馬スペシャルルールライフポイントは2000点!ライフポイントがゼロになったほうが負けだ。
バーチャルシステム始動!〜なに!?
(闇遊戯)海馬じいちゃんの魂のデッキにかけてお前に勝つ。
さぁデュエル開始だ!まずは僕のターン。
サイクロプスで攻撃!モンスターが実体化した!フン!これがバーチャルシミュレーションシステム!じいちゃんもこれにやられたのか。
受けて立つぜ俺のターン!砦を守る翼竜!攻撃!なんだ!?すげえいったいこれは?火球の飛礫!
(モクバ)兄さま!よっしゃやったぜ!フン!このくらいのハンデがないとおもしろくない。
このカードで攻撃!闇・道化師?そいつの攻撃力じゃ…。
確かに翼竜の攻撃力は1400。
こいつは600。
このままでは勝てない。
だがこのカードを合わせて出すと…。
魔法カード。
そのとおり闇のジェネレーター闇のモンスターの攻撃力を3倍にする。
闇・道化師サギーの攻撃ダーク・グライド!
(瀬人)どうだコンボ攻撃の破壊力は?《海馬め…このゲームを知り尽くしている。
だが俺のカードはゲームマスターのじいちゃんが心を込めて作りあげたデッキだぜ。
この中に何か秘策が…》《こんなカードじゃ闇・道化師は倒せない。
ここは別のモンスターを守備表示にして持ちこたえるしかない》
(瀬人)ダーク・グライド!なにやってんだ!フハハハ…。
ふふふ…死にぞこないのじじいが残していったカードデッキだ。
カードからも死にぞこないの息遣いが聞こえてきそうだよ。
じいちゃんは俺を信じてこのカードを俺に託したんだ。
俺には聞こえるぜじいちゃんの熱い魂の鼓動が。
海馬お前のカードに信じる力は宿っているか?俺はこのカードを信じるぜ!俺の引いたカードは暗黒騎士ガイア。
攻撃力2300闇・道化師に攻撃!なに!?スパイラル・シェイバー!撃破!やったぜ遊戯!勝負はまだわからないぜ。
フッ…結末はすでに決まっている。
フッ…ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン!バ…バカな!じいさんのカードはあいつが破り捨てたんじゃ…。
ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンの攻撃!滅びのバーストストリーム!うわっ…。
(瀬人)暗黒騎士ガイア粉砕!ふふっ僕はどんな手を使ってでも欲しいものは手に入れる主義でね。
デッキにはあと2枚のブルーアイズも揃っている。
お前に勝ち目はない。
くっ…。
そうやってカードがなくなるまで守備表示を続けるつもりか?2枚目のブルーアイズを引いた。
素直に負けを認めたらどうだ遊戯!遊戯…遊戯…。
じいちゃん俺は諦めない。
魔法カード光の護封剣。
フィールド上のすべてのモンスターの攻撃を3ターン封じる。
ムダなことを。
3ターン引き延ばしたところで何ができる。
《確かに海馬の言うとおり俺の手札の3枚は意味不明のカード。
これでどうやって戦えばいいんだ?》
(双六)お前らしくないのう遊戯。
いいかこの世に意味のないものなどないんじゃ。
お前が苦労して組み立てた千年パズルのように。
千年パズル?そうそのパズルのピースのようにカードにも…。
じいちゃん!
(双六)パズルのピースのように。
《エクゾディア?このカードデッキのなかにエクゾディアが?》デュエルモンスターズにはたった1体だけ5枚のカードが揃って初めて召喚できる無敵のモンスターが存在するんじゃ。
じゃがのういまだかつてそれを揃えた者はおらんのじゃよお前のターンだ!早くカードを引け!!今引くぜ!これで4枚が揃った!いまさらどんなカードを引こうが同じことだ。
僕のターン新たなモンスターでお前の守備モンスターを攻撃!ジャッジ・マン攻撃力2200!〜ブラック・マジシャン。
守備表示にしてあとでブルーアイズにやられるくらいならジャッジ・マンを攻撃!ブラック・マジック!ジャッジ・マン撃破!ふふ…その程度痛くもかゆくもない。
封印が解けるまであとワンターン。
僕の引いたカードは3枚目のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン!ブラック・マジシャンを攻撃!うわっ!さぁ遊戯最後のカードを引け。
次のターン3体のブルーアイズがお前に総攻撃をかける。
どんなカードを引こうがそれで終わりだ!おい遊戯!《もしこれらのカードが幻の召喚神エクゾディアのものならば…。
だがこのラストターンで残された1枚を引き当てる確率はあまりにも低すぎる》カードが遠ざかっていく!いや俺がおびえているんだカードを引くことに!このマジックの跡は…。
私たちの友情のしるし。
遊戯お前はひとりじゃねえ。
俺たちはこの輪でつながってるぜみんなありがとう!俺はもう何も恐れない。
フン!ついに開き直って絶望に手を伸ばしたか。
それは違うな。
俺は希望を手にしたんだ。
俺の引いたカードは封印されしエクゾディア。
ななに!?今5枚のカードがすべて揃った!〜バカな!エクゾディアだと!?奇跡を起こしたというのか!?怒りの業火エクゾード・フレイム!うわ〜っ!!やったぜ!遊戯の勝ちだ!!そんな…兄さまが負けた…。
いくらカードが強くても心の通わないカードでは意味がない。
カードと心をひとつにすれば奇跡は起こるんだ!バ…バカな!僕が負けるなんて!!海馬お前の心の悪を砕く!マインドクラッシュ!お前の心のなかの悪は砕け散ったぜ!気がついたのね!遊戯…。
ペガサス様海馬コーポレーションの海馬瀬人がデュエルに敗れました。
2015/02/07(土) 07:30〜08:00
テレビ大阪1
[新]遊戯王デュエルモンスターズ 20thリマスター[字]
「戦慄のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン」
詳細情報
あらすじ
遊戯の祖父・双六が持つ超レアカード「青眼の白龍」を狙い、海馬がデュエルを仕掛けてきた。倒れた祖父に代り遊戯が立ち向かう。
番組内容
ゲーム好きの高校生・武藤遊戯が、ゲームショップを経営する祖父から古代エジプトより伝わる誰も解いたことがないという「千年パズル」をもらう。苦労の末に、千年パズルを解いたことで目覚めた「闇の力」。千年パズルが輝きだす時、闇に眠るもう一人の遊戯が現れた!遊戯の中のもう一人の遊戯…。新たなデュエルが今、始まる!
出演者
【[声]】武藤遊戯:風間俊介、海馬瀬人:津田健次郎、城之内克也:高橋広樹、真崎杏子:斉藤真紀、本田ヒロト:近藤孝行、海馬モクバ:竹内順子
原作脚本
【原作】高橋和希 スタジオ・ダイス
【シリーズ構成】武上純希
【脚本】武上純希、十川誠志、吉田伸
監督・演出
【監督】杉島邦久
音楽
【オープニング曲】
「voice」歌:CLOUD
【エンディング曲】
「元気のシャワー」歌:前田亜紀
制作
【製作】テレビ東京、NAS
【アニメーション制作】ぎゃろっぷ
ホームページ
http://ani.tv/yugioh/
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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