ドラマ「新解釈・日本史」 第2話 2015.02.07


(木戸貫治)あの…。

(坂本龍馬)すみません遅れちゃって。
坂本君何してたの!?えっ?僕だってもともと来る気なかったんですよ。
ちょっと別件でブラっと上京したらまだ同盟の件決着つかずに話してるって。
「えっ!?まだ?」っつって「まだ話してんのかよ」っつって慌てて来ましたよ。
我々は最初から坂本君が来ると聞いてましたよ。
あっそうですか。
じゃあ逆によかったですねブラっと来てて。
ブラっと来てなかったらもう今頃どうなってたか分かんないですねねえ西郷さんねえ西郷さんねえ西郷さん…。
まあまあまあまあ西郷さん。
(小声で)坂本君。
(小声で)どうした?
(小声で)ちょっと。
さっきからずっとこんな感じなんだよ。
(小声で)基本的にこういう人だししょうがないでしょうよ。
(小声で)しょうがないっつってもこれじゃあいつまでたったって話進まないでしょうよ。
(小声で)それでも進めなきゃしょうがないでしょうよ。
(更に小声で)長州的…これ…。
ごめん。
さすがに小声すぎて何話してるか分かんない。
長州的にはこれ以上謝れないって言ったの!そう。
そうだよね〜。
えっかなり譲歩した?したよ。
しまくったよ!えっちなみに桂さんはさどこまで…。
木戸ですけど。
木戸?木戸っていうの?今。
そうですけど。
つい最近まで桂小五郎じゃなかった?今は木戸貫治です。
木戸!?貫治…。
桂小五郎からだとだいぶ変わったよね?自分的にどうなの?まったく違う名前で呼ばれるとか自分的にどうなの?別に平気である。
へえ〜…。
えっ小五郎さんはさ…。
なんだ?なんで返事した?だってあなた小五郎じゃないんでしょ?桂じゃないじゃん。
なんで返事したの?まだ変わったばっかだからまだ慣れてないのだ!ええ〜?俺だったら嫌だな〜。
だって俺がさ急に偉い人に呼ばれて「じゃあお前明日から山下達郎な」って呼ばれるようなもんでしょ?山下達郎は変わり過ぎだろう。
ちが…なんでよ!桂小五郎から木戸貫治と坂本龍馬から山下達郎と…同じぐらい変わり過ぎでしょうが!豊臣秀吉だって木下藤吉郎からそのあと羽柴になってそのあと豊臣になって名前も名字も4回も変わってんだから別にそれ考えたら…。
なんでそういうとこで豊臣出すんだよ!違う違う違う。
そういうのが嫌なの。
そういうところが嫌いなの。
なんでちょっと…やめてやめてやめて!あなた意地でもなんか…。
意地でしょ!意地でしょ!比較の対象が嫌なの!比較の対象じゃない…。
そういうところ…そういう…。
(木戸・坂本)はい。
というこのような気さくなおしゃべりから始めてみましたよ〜。
西郷どん。
西郷どんはずっと同じ名字だもんね。
ふふっあははっ。
あははっ。
あははっあははっあははっ。
あははっあははっあはっあはっあははっ。
ふぅ〜…。
西郷どん。
西郷どんは何が不満ですか?僕が思うにねこの薩摩と長州の同盟って絶対した方がいい。
圧倒的にした方がいいと思う。
坂本思うに。
これねこの二人がね組んでね力を合わせて頑張っていこう!的なことになるとねもう幕府相当びびるよ。
うひ〜っ!ってなるよ。
幕府が「Why?Why?Why…」。
あそこ「Why?Why?Why?」ってなるよ。
ねっ桂さん。
そのとおりだ。
また返事した〜。
慣れてないから!で…ですよ西郷どん。
西郷どんもこの同盟に最初は乗り気だったわけでしょ?ほら薩摩名義で長州に武器買ってあげたりして。
それがなんですか今になってそのう〜んっていうつれないそぶり?キドカンからもなんかないの?西郷さん薩摩も薩摩で幕府が思うようにならんといろいろ不満がたまってると聞き申した。
別に一方的に助けてくれと言ってるわけではござらん。
確かにこのままでは幕府はもう一回ぐらい我が長州をバチコン!やってくると思われる。
バチコン!確かにそのとき薩摩が助けてくれたら助かるどころの話ではござらん。
助かるどころのお話じゃなかったらどんなお話になるの?いやそういうとこだよな。
それ「ござらん」ってなっちゃうとそれで終わっちゃうけど助かるどころの話じゃないのがどんな話なのかって言った方がいい。
いつもそうなんだよな。
10言った方がいいんだ人を説得するときって。
いつもだいたい7ぐらいしか言わないのあなたって。
残りの3で人の心って動くから。
分かった。
ええ〜っと…もううれしくて…うれしすぎてもう…「ひゃあ〜!」ってなり申す。
あっ…どういうこと?「ひゃあ〜!」ってなるってそれ…。
日本全体が「ひゃあ〜!」ってなり申す。
ああ…。
(西郷隆盛)隆盛も分かってるでごわす。
今薩摩と長州が…。
ちょっとごめん。
ごめんごめん西郷どん。
えっあれ?西郷どん自分のこと隆盛って呼んでるの?何か?いや…あれ?「おいどん」って呼んでるイメージだったから。
だいぶイメージ変わったね。
うん。
隆盛も分かってるんでごわす。
あっ言ってる隆盛って。
今薩摩と長州が手を組めば…。
えっ隆盛って言ってた?幕府の最大の脅威になるでごわす。
ええ〜?この前おいどんって呼んでるイメージだったけど。
だって…。
うるさい!うるさい。
もう…ごわす。
いやお前だよ。
今薩摩と長州が手を組めば再び幕府が長州を討つとあらば共に戦うでごわす。
うんうんうん。
しかし!しかしでごわす!しかし!しかしでごわす…。
積年の恨みというものは…。
積年の恨みというものは…。
そう簡単に取り除けるものでは…。
そう簡単に取り除けるもの…。
なぜなら島津ひさ…。
なぜなら島津…。
うっせぇなおい!うるさいよ。
うっせぇなおい!うるさいよ。
ええっ?なんで俺が…。
ええっ?なんで俺が…。
ごわすしてるときに…。
ごわすしてるときに…。
そっちがごわすしてて。
そっちがごわすしてて。
もう…もうやめて!もう…もうやめて!人の言ってることをつられて言いたくなるという癖があるんです。
あっいいんです。
あのねもうどっちかといったら無意識なの。
続けて続けて…。
「蛤御門の変」以来憎しみ合う薩摩と長州島津久光殿が長州を許すそぶりをまったく見せないでごわす。
だからもう隆盛も長州を許していいのやらどうやら…もうそうこうしてるうちに分からなくなってしまったでごわす。
なるほど〜。
んん〜。
どうでしょ〜う?そこをなんとか許していただけないでしょうか?そうはいかないでごわす!んん〜〜…なんでよ〜?これ日本の夜明けのためなんですよ。
これ二人の問題じゃない。
もう日本全体のいやひいては世界全体の話なんですよ。
もうねちゃっちゃと分かったって言っちゃいましょう。
世界に関わることをちゃっちゃと言うことはできないでごわす。
もう…これは土下座しかないね桂さん。
木戸です!もういいよ名前のくだりは。
さっき散々やったじゃん。
もうどっちでもいいから。
はい土下座土下座。
西郷さんこの桂小五郎…あっ!木戸…木戸…。
間違えてんじゃねぇか自分だって。
しかも下の名前…木戸貫治だよ。
下の名前忘れてんじゃねぇかよ。
ちゃんと覚えなさいよ。
はいやってごらんはいはい。
西郷さん!この木戸貫治日本のためにお願い申す!長州と手を組んでくだされ!まあまあまあまあ西郷さん。
土下座。
土下座前進。
そう前進。
そう近づくそうやって近づくなんか変な虫みてぇ変な虫みてぇと思わせ精神的圧迫を与える。
精神的圧迫を与えて変な虫みてぇと思わせ近づききったところで突如立ち上がる!と思ったら上から目線で見下ろす。
やっぱりでも土下座。
やっぱり上から目線で見下ろす!でもやっぱり土下座。
そう上から目線で見下ろす。
土下座!それを繰り返すことによって…ツン!デレ!ツン!デレ!繰り返そうツン!デレ!そうツン!デレ!繰り返そうツン!デレ!ツン!ツン!ツン続く!ツン続きましょう!ツン続きましょう!ツンツンツンツン…デレデレデレ…。
ツンツンツンツンツン…。
回転…回転しよ回転しよ。
回ろう回ろう…。
そうそう回転土下座そう…。
舞い舞い…おお〜いい舞いだ。
いい舞いだね。
木戸貫治の舞いをしたところでやっぱり土下座!そうやっぱり土下座。
はいツン!デレ!ツン!デレ!さあ隆盛もここまでやってくれる木戸を見てやっぱり俺こいつのこと信用していいんだ。
好きだな木戸のこと好きだな。
じゃあ薩摩と長州は同盟しま…。
せん!ええ〜っ!?同盟組んであげてよ〜!ちょっ…ちょっと!あははっ!ちょっと…くすぐるのやめ…。
(木戸・坂本)こちょこちょ…。
くすぐるのやめて…ダメでごわす!同盟組んで?ダメダメ…もうやめて…。
坂本〜!坂本君!何?何?何?何?次何する?この日本の一大事決め手になったのがくすぐり攻撃になると後世の教科書にも書きづらかろう。
くすぐり攻撃はやめないか。
あと5分やったらあいつ落ちるよ。
死ぬわ!死ぬでごわすわその前に。
ええ〜っ!なんでよ〜!じゃあ同盟組んでよ〜!じゃあもういいじゃん!もうなんでもいいから一回組んで同盟!もう〜ねえ!早く同盟!早く!同盟〜!もう早く組んで…。
坂本さん!同盟〜!早く〜!坂本さん!坂本さん!はい!?もしかしてケツある?はあ?いや急いでるから。
別に急いでないですけど。
えっなんか用事あんの?ないですよ。
別に急いでないですから。
だよね。
日本の一大事だもんね。
そうです!全然急いでないです。
安心したでごわす。
とにかく薩摩はまだ長州との同盟に賛成しかねるでごわす。
暗くなってきた…。
ふぅ〜…。
あぁ〜あ…。
絶対なんか用事あるよね?違う…中岡がかわいい女の子がいる鶏鍋屋さんがあるからちゃっちゃと薩長同盟終わらせて行こうぜっつって…。
ちゃっちゃと薩長同盟?違う!僕はいいの俺は別にいいんだけどただ中岡がかわいい女の子見ながら鶏を食べてるかと思うとなんかやるせない気持ちになってきて〜。
とはいえこの先の日本を決める一大事だからな。
分かってる!分かってるんですよだからじっくり話し合うべきことだと思いますし。
そのとおりでごわすな。
坂本君には悪いが…。
いいんですいいんです。
話し合いましょう話し合いましょう話し合いましょう。
んん〜話そう〜…。
ああ〜おなかがすいてるけど話そう…。
あっあのねそうか鶏鍋ありきで昼抜いてきたから。
でもいいや。
でも今日頑張んなきゃ話し合い。
行って!なんで?そんな空気出されるぐらいなら行ってもらっちゃった方がいいわ。
えっそんな空気ってどんな空気?行きたい空気満々に繰り出していたでごわす。
そんな出てました?そんな…。
行きなさいよ。
お言葉に甘えて。
早い!甘えるの早い!そうだじゃあひと切れ食べて戻ってくる。
あっそうだこうしない?ひと切れ食べて戻ってくる。
あっでも…。
ひと切れ食べたら戻ってきた方がいいんだよね。
ひと切れ食べたら…。
バン!「ひと切れ」…だいぶ強調していたでごわすな。
ひと切れかぁ…。
本当にひと切れで戻ってきたら逆に同盟に合意してもいいでごわす。
・しっ!ちらっとちらっとだかんな。
・へへへっ…。
生西郷マジでいんの?・いるよ。
桂もいるよ。
・えっ桂って小五郎?いかがか?帰れ!!ばかやろう!お前ら!天下の一大事にのぞきとか…ばかやろう!あははっ。
ばかやろう!あははっ…。
ちょっと…ちょっと待って。
どうした?どうした?えっ飲んだ?えっ?赤くねぇ?飲んだね〜?テンション上がり過ぎてるもんね。
いいえ!こんな日本の未来を切り開く大事な会談のさなか飲むや飲まざるや!飲んだな。
飲んでない飲んでない〜。
飲んだな。
違う。
中岡が…。
全部中岡君のせいにすんなでごわす!でもね大丈夫なんです!この龍馬酒がエネルギーになるタイプです。
えっ酒がエネルギー?そう坂本龍馬はもう今ガソリンが満タンの状態です!走れます!龍馬走れますか?満タンですか?満タンにしますか?ええ満タンにしてくださいというようにお酒を飲んで満タンですから今龍馬はすごいです!だから龍馬は薩摩と長州を同盟するのに導きまくります!信じていいんだな?坂本君!もちろんぜよ!日本の夜明けぜよ!ではもう一度聞こう。
桂君は薩摩に何を望むか。
西郷さん我々長州は幕府に征討を受けて以来立て直すのに精いっぱいの状況じゃ。
もう一度攻め込まれたら最後…。
パシッ!うっ痛ぇ!びっくりしたぁ…。
んんっ!ああそれは大変な状況でごわすな。
一方薩摩がこれに同調しかねるのはこれいかに。
2つの藩が手を組めば確かに…。
西郷どんは…ブス…。
・坂本様使いの者が参りましたが。
今行く。
ちょっと一瞬抜けますね。
あっ今度ほんと一瞬なんですぐ帰って来ます。
一瞬で帰って来ますからね。
一瞬です。
一瞬。
バン!ああ〜…。
はぁ…。
もう…はたまたやぁやが…。
何かあったのか?いや別に。
西郷さん同盟に関して長州から1つ提案なんですが…。
ああっああっ!何?どうした?別に気にしないで続けて続けて提案続けて大丈夫。
西郷さん我々長州には武器を作る技術が…。
ああっああっ!やだ何?言ってよ!大丈夫気にしないで見ないで。
こっち見ないで一人にして。
続けて続けてて気にしないで。
ひとついいでごわすか?どうぞ続けてて続けてて。
坂本君さこの同盟の仲介人だよね?うんそうですけど。
普通仲介人ってさ両者にものすごく気を遣ったりこの場の空気をよくしたり機嫌を取ったり?でこの会を丸く収めるっていうのがそうなんじゃないかな?違う?あっそうですけど。
そもそもさ前から気になったこと聞いていい?はい。
お前ってさなんなの?あっそれ俺も思ってた。
いや俺たちはそれぞれの藩を背負った藩士。
まあいわゆる政治家なんだけど。
お前なんなの?志士です。
志士?ふわっとしてんだよな。
はあ?なんで?志を持った人でしょうよ。
いや持ってんだよなみんなそんなのだいたい志ぐらいさ誰でも。
なんで?会社つくったりいろんな偉い人を「まあまあまあまあ」ってやってきた人間ですよ。
「まあまあまあ」ってやる人なの?まあ基本的にはそうですね。
「まあまあまあ」って言う人ですね。
「まあまあまあ」にキレがあるタイプの人間っすね。
「まあまあまあ」にキレって何?いやお前今回大して「まあまあまあ」言ってねぇから。
はい残念言ってます。
最低5回は言ってます。
残念。
いや回数言えばいいってもんじゃねぇんだけどな。
なんにしろこの話し合いは歴史に残る。
隆盛が許せないのはねこの「まあまあまあ」って言うこの人がさ薩摩と長州を結び付けたって歴史に刻まれるのがマジで納得いかねぇんだよな。
西郷さんもう…もういいじゃないですか。
だって…だって!「まあまあまあ」って言うつもりなくて京都来たら「まあまあまあ」って言わなきゃいけないって言われて「まあまあまあ」って言う予定なかったのに急に「まあまあ」言わなきゃいけないって…。
泣くってずるいよ!泣いたらそこで話終わっちゃうよ。
泣かしたのそっちでしょうが!分かった分かった。
ごめんな。
もう泣かない泣かない。
泣くのずるい。
はい分かった…。
なんで急に機嫌悪くなったの?違う!あのねやぁやが…うちの嫁がなんか今日俺が洗濯する係だったんだけどなんかこの薩長同盟が入っちゃったでしょ?そしたら嫁すっげぇ怒っててそしたら俺の大事にしてるピストルもう川に捨てるよって言ってるらしくて。
しかももう確定事項でもう確定でそのあと完全にボコボコにされるらしくて〜。
じゃあいいから帰れよ〜!ダメだよ!同盟結ぶまで帰れないから。
いやそれはお前の状況がどうであれそう簡単に結論が出ることではないの!バンバンバンバン!おいちょっとちょっと…何してんの!?ボコボコにされる前の訓練。
いや何?何?やめて…。
いつもやってるから!いいからもう帰ってくれよ!いいから触んないでよ。
これやってるとき触んないで…。
こんな空気で話ができるか!お前のような度量の小さい男この話し合いの仲介人は無理だ!帰れ!坂本君帰ろう!いいから!同盟結ぶまで帰らない…。
いいから坂本君!分かった分かった!帰れ!分かった言わないで帰る帰る。
分かった分かった。
もう分かった。
洗濯したらすぐ戻ります。
これでいい?はあ?帰れって。
帰るっつってんだろ。
はあ?洗濯したらすぐ戻るんだって。
なんだ?「はあ?」って。
いいよもう。
坂本君!分かった分かった。
西郷さんも。
ふっ…。
おいおい…おい!ちょっと…西郷さん!おい!坂本こらぁ!西郷さん!落ち着いてください。
坂本殺すぞ。
絶対殺すぞ。
ほんと落ち着いてください。
悪いヤツじゃないんですよ。
はあ?ふざけんな。
西郷さんもご存じだと思いますけど。
私はね自分たちなんかよりヤツの方が立派だと思ってるんです。
我々はそれぞれ藩に仕えて藩の方針で戦ってきた。
しかしヤツは保守的な土佐藩を抜け一人で戦ってる。
何かを守る人間の方がよっぽど偉大でごわす。
そういう薩摩の考えが日本を前進させんのです!自分の藩も守れないヤツが何も言う権利はないでごわす!坂本君が鶏鍋やら洗濯やらの話を持ち出すのは我々を気楽にさせるための配慮なんですよ西郷さん!酒に酔ってるのも実はしらふです。
ヤツの自由を理解せんあんたは日本の未来など切り開けんのですよ!木戸さんあんたは考え過ぎだ!しかし!しかし!あんなバカ者を許し続ける木戸さんの態度に長州の心意気見えたでごわす。
西郷さん…。
よっぽどの器がないかぎりあんなバカは許しておけん。
あの…。
坂本君。
薩長同盟は成立したよ。
ほんとに?うわっちょうどよかった。
あのね今写真屋さんが来てて同盟成立記念の写真を撮りに来たの。
写真?うん。
ちょうどいいから今撮っちゃいましょう。
じゃあ撮っちゃおうね記念だから。
じゃあせん越ながら私真ん中で撮らせていただいて。
(木戸・西郷)えっ?
(ナレーション)
薩長同盟は坂本龍馬が適当すぎて締結されたという新解釈
(金谷)確かに坂本龍馬って一体何した人なの?って言われてちゃんと答えられる人って意外と少ないと思うんですよ。
例えば龍馬の海軍に関する構想。
あれもですね勝海舟のある意味受け売りである…と考えることもできますしあの有名な「船中八策」。
あれだって勝海舟や大久保一扇横井小楠の影響を強く受けたものだしまあ後の人の創作だっていうような説もあるぐらいなんですね。
ただね坂本龍馬のようなまとめ役の人がいなかったら日本はねああいうふうに動かなかったんだろうというのも紛れもない事実だと思うんです。
ですからチャラいプロデューサーみたいなねそんなノリっていうのもまあ新解釈としてはある意味おもしろいと思います。
でもね〜私も龍馬の本も書いてるんでこれは星1つにさせてください。
「古池や蛙飛び込む水の音」。
芭蕉様は今日本でいちばんの俳人でございますよ。
我々の前で詠んでいただけるような方ではないのだぞ。
食を極めんだよ!それがおくのほそ道。
2015/02/07(土) 02:05〜02:35
MBS毎日放送
ドラマ「新解釈・日本史」 第2話[再][多][字]

「薩長同盟は本当に坂本龍馬の手柄なのか?」▼歴史の教科書では語られない、本当の姿を斬る!?★監督・福田雄一×主演・ムロツヨシ★偉人シチュエーションコメディ!!

詳細情報
お知らせ
【解説放送あり】
番組内容
時は1866年、薩摩藩と長州藩という幕末に大きな影響力を持った二つの勢力が同盟を結んだ。世にいう「薩長同盟」。この同盟に尽力したといわれる坂本龍馬だが、その実は…?西郷隆盛、木戸貫治の本音とは?福田雄一による新解釈・日本史!
出演者
坂本龍馬…ムロツヨシ
木戸貫治…若葉竜也
西郷隆盛…長谷川忍(シソンヌ)
男1…太田恭輔
男2…本多力
ほか
原作・脚本
【脚本】
福田雄一
監督・演出
【監督】
塚本連平
音楽
【主題歌】
石崎ひゅーい「ピーナッツバター」(デフスターレコーズ)
【音楽】
石田勝範
制作
【制作】
アットムービー

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 音声解説
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
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