Nスタ ニューズアイ 2015.02.06


昨日、和歌山県紀の川市で小学5年生の男の子が殺害された事件。
小学校の登校時間を迎えました。
今日は生徒たち親御さんに連れられて完全に付き添われての登校となります。
犯人が逃走を続ける中、今朝は警察官およそ100人が警戒し児童らが保護者に付き添われて登校した。
事件は昨日午後4時過ぎに起きた。
警察官が現場に駆けつけると市立名手小学校5年生の森田都史君が自宅から30mほど離れた空き地であおむけの状態で倒れているのが見つかり病院に搬送されたが、死亡が確認された。
捜査本部が今日明らかにした司法解剖の結果によると森田君は犯人の男に複数の凶器で執ように襲われていた可能性が高いことがわかった。
死因は鋭利な刃物で心臓を刺されたことによる失血死でほとんど即死状態だったとのこと。
また、遺体には10カ所前後の傷があり、胸を鋭利な刃物で突き刺された跡があったほか、頭をナタのような重い刃物で傷つけられた跡もあった。
一方、現場では事件の直前、近所の男性が不審な男を目撃していた。
事件があった紀の川市は和歌山県の北部に位置し、2005年、5つの町が合併してできた市。
捜査本部によると、東から事件現場の空き地の方に向かう不審な男が近所の人に目撃された。
その直後、何らかの声が聞こえ男は空き地を通り過ぎ、北の方に行ったとのこと。
空き地には森田君が倒れていて、近所の人が通報した。
現場では、これまでにもたびたび不審な人物が目撃されていた。
事件直前に目撃された男は30歳前後で、身長170cmくらい、紺色の作業着にジーンズ姿で作業用のゴーグルをつけていたとのこと。
亡くなった森田君は低学年の頃この名手小学校に通っていたが、別の学校に転校、先月またこの小学校に戻ってきたばかりだった。
森田君が通っていた小学校では今日、全校集会が開かれた。
午後0時過ぎです。
森田君の遺体を乗せた車が今、自宅へと向かいます。
地域全体が悲しみと不安に包まれる中、犯人の男は凶器を持ったまま逃げていると見られ、警察の懸命の捜査が続いている。
子どもを狙った本当に許しがたい事件です。
犯人は今も逃走中です。
地域社会は恐怖に陥れられ、近所の皆さんも不安な一日を過ごされたと思います。
現場から最新情報をお伝えします。
殺害された森田君が倒れていた現場、空き地の前に来ています。
この辺りは本当に静かな住宅街でこの時間帯、また事件が発生した午後4時頃も集まった報道陣以外に人通りはほとんどありません。
警察の捜査ですが、現在、凶器の捜索や防犯カメラの映像の確認などが行われているということです。
ただこの付近は住宅街で防犯カメラはほとんどありません。
最寄りの駅にも防犯カメラは設置されておらず、幹線道路沿いの商店のカメラなどが調べられているよう。
また捜査本部には10件ほどの不審者情報が寄せられていますが現場付近で目撃された男のその後の足取りはまだわかっていないとのこと。
画面の左手、犯行現場の空き地からすぐ近くの場所に森田君の自宅があります。
森田君の遺体は今日の正午過ぎに自宅へと戻りました。
VTRにもありましたが、これまでこの辺りではたびたび不審な男が目撃されていて、特に事件の直前、前の日曜日と月曜日には相次いで森田君の家の中をのぞく不審者が近所の人に目撃されていました。
相次ぐ不審者情報と犯人に関連があるのか、そして犯人は今、どこにいるのか。
近所の方の不安はピークに達しています。
一方、山口県下関市では警察が捜索に入ろうとしていた家の男が包丁を振り回しタクシーを奪って逃げました。
男は今も逃走中で周辺で警戒が続いています。
現場は下関市の中心市街地です。
警察に追われた犯人は刃物を振り回しながら逃げこちらに停まっていたタクシーに乗り込んだということです。
男は包丁を振り回しながら午前8時20分頃、繁華街で客待ちをしていたタクシーの後部座席に乗り込んだ。
運転手の女性は車から降りて警察に保護され男は自分でタクシーを運転して逃走した。
警察によると男は職業不詳の文健二容疑者。
警察が今朝、麻薬特例法違反の疑いで文容疑者の自宅に家宅捜索に入ろうとしたところ、文容疑者が包丁を持って自宅から飛び出したとのこと。
その後、タクシーはおよそ1.6km先の駐車場に乗り捨てられているのが見つかり、付近で包丁も押収された。
周辺では警戒が続いていて近くの7つの小中学校では児童生徒だけで下校させず、保護者に引き渡す措置をとった。
文容疑者は身長およそ170cm、黒髪のオールバックに黒っぽい上着を着ていたとされ、警察が行方を追っている。
こちらはイスラム国に対するヨルダン軍の空爆の様子です。
パイロット殺害への報復が早くも始まりました。
一方で救助体制が十分でないとして空爆への参加を見合わせる国も出てきました。
我々は必ずイスラム国を倒すと書かれたヨルダン軍の戦闘機。
ヨルダンの国営テレビは5日、戦闘機数十機が空軍基地を次々と飛び立つ様子を放送。
そして…爆発とともに、炎と黒い煙が立ち上る。
戦闘機はイスラム国の支配地域にある武器庫や訓練所を空爆した。
ヨルダンは、空軍パイロット、モアズ・カサースベ中尉が拘束された去年12月以降、空爆を見合わせていたが、殺害の報復として空爆を再開した。
この攻撃でイスラム国の司令官を含む戦闘員55人が死亡したと言う。
空爆再開の一報はパイロットの地元で行われていた追悼式典の場に身をもって感じられる形で伝えられた。
ヨルダン軍は空爆を終えた戦闘機をパイロットの父親が出席している追悼式典の上空に飛ばす配慮を施した。
式典にはアブドラ国王も訪れ、遺族に対しイスラム国に必ず報復すると表明。
ヨルダン軍は今回の空爆は始まりにすぎないとの声明を出しイスラム国の壊滅に向けて空爆を強化する構え。
一方、同じ中東の有志連合、UAE=アラブ首長国連邦はカサースベ中尉が拘束された去年末以降、空爆を見合わせている。
パイロットがイスラム国支配地域に墜落した場合の捜索救難体制が不十分というのがその理由。
こうした事態を受け、アメリカ軍は5日、パイロット救難のための専門部隊をイスラム国の支配地域に近いイラク北部に配置したと発表。
空爆参加国の動揺を抑える構え。
オバマ大統領は世界の宗教指導者を前に演説しイスラム国は厳格なイスラム主義を標榜しながら実際はイスラムの教えに背いている。
どう猛で残忍な死のカルトだと強く非難した。
イスラム国を異端の背教者と強調し、イスラム世界で孤立させることを狙ったものでオバマ政権はイスラム国の弱体化に向けた情報戦を本格化させている。
こうした中、ヨルダンの現地対策本部に詰めていた外務省の中山副大臣が帰国し岸田大臣に現地での状況を報告した。
一方、国会では衆議院に続いて参議院でもイスラム国による日本人殺害事件の非難決議が採択された。
非道、卑劣極まりないテロ行為、許しがたい暴挙としている。
しかし、採決の前に山本太郎議員が退席。
事件の検証について盛り込まれておらず、賛成できないと説明しているが、与野党からは、理解に苦しむ、目立つ形での退席で理解できないなどと批判が上がっている。
死のカルトとも言われたイスラム国なんですが原点は実はイラク南部のアメリカ軍が持っていた収容所、ここにあるわけです。
これキャンプ・ブッカという場所なんです。
バグダディ容疑者、イスラム国の指導者ですけれども、彼はここに5年間収容されていたんです。
この場所なんですが、捕虜はテントで寝泊まりして中には毒ヘビがいて死者が出たこともあったと。
兵士に刃向かった捕虜が撃ち殺されたとの証言もあるんですね。
当時はほかの収容所でもご覧のような捕虜の虐待事件が問題になっていましたね。
バクダディはこんな中で過激な反米思想を持つようになったんです。
思い起こせば後藤さんたちが着せられていたあのオレンジ色の服、ありましたよね。
こうやってみるとキャンプ・ブッカの捕虜の服と非常に色も似ているんですね。
つまり、日本は今回、アメリカがつくり出した悪魔との戦争に巻き込まれたと言ってもいいと思いますね。
沖縄県の翁長知事が総理官邸で杉田官房副長官と会談し、アメリカ軍普天間基地の5年以内の運用停止や県外への移設を要請しました。
翁長知事は今日夕方、総理大臣官邸を訪れて杉田官房副長官と会談し、アメリカ軍普天間基地の県外移設など沖縄県の負担軽減を求めた。
これに対し杉田副長官は辺野古が唯一の方法だと思っているので、法令にのっとってやっていきたいと応じたとのこと。
翁長知事は去年11月の当選以来安倍総理や菅官房長官と面会できていないが、政府関係者は、まずは担当の杉田副長官が対応して政府側とある程度、信頼関係をつくらないとと説明している。
翁長知事も、政府側が粛々と今日までやってこられたことを述べられた、私も県民に公約を示したので粛々とさせていただきたいと語っていて議論が平行線だったことを示唆している。
この間の官邸の対応を見ていきますと総理も長官も、翁長知事に会おうとしないわけですね。
これは沖縄の民意をいわば排除していると言ってもいいんじゃないでしょうか?実は政府関係者は今日、こうも言っているんですね。
あえて焦りを見せていないようにも見えるわけですが、しかし、ある沖縄の政界関係者はこう言っていました。
知事の動きがちょっと遅いんではないかと批判する声も出てきています。
今、その裏で何が起きているかというと沖縄振興予算が減額されましたけれども、普天間基地を辺野古に移す予算は増えまして工事の発注がどんどん増えている状況があるんです。
仲井真前知事の埋め立ての許可の手続についての検証が今日沖縄県ではスタートしていますが、この手続に瑕疵があれば取り消すと知事はしているんですが、県としてはこの検証作業も慎重にやりたいと言っています。
両者の動きのスピードに差がある中で重要な局面に入っていると言えそうです。
続いては、台湾の旅客機墜落事故です。
墜落直後の緊迫した救助活動の様子が撮影されていました。
これはおととい、トランスアジア航空機が墜落した直後の捜索の様子。
地元の救助当局が撮影した映像で大部分が水に浸かった機内は水の濁りで視界も悪く、捜索の難しさがわかる。
地元当局は今日、新たに5人の遺体を収容し、死者は36人になったと発表した。
今なお7人が行方不明となっている。
ブラックボックスの解析の結果、離陸5秒後にコックピットで失速していることを知らせる警報が作動。
さらに離陸3分で左右両方のエンジンが停止。
その後、パイロットが何度もエンジンを動かそうとしていたことがわかっている。
当局は何らかのトラブルで住宅に突っ込んだトラック。
雪から一夜明けた今日、関東地方では路面凍結が原因のスリップ事故が相次いだ。
東京・江東区では午前7時半頃、スリップしたと見られるトラックが住宅に突っ込み、家の中がメチャクチャに。
この家に住む女性は事故直前までこの1階の部屋でお茶を入れていたが事故の際は上の階にいて、奇跡的に難を逃れた。
今日の東京の最低気温はマイナス0.3度。
事故当時、家の前の路面は凍結していたとのこと。
一方、午前7時前には東京・大田区でもオートバイや乗用車など3台が関係する事故があり、オートバイに乗っていた30歳の男性が死亡、男性3人が軽傷を負った。
路面凍結によるスリップ事故と見られる。
また茨城県ひたちなか市では午前8時頃、軽乗用車がカーブを曲がろうとしたところスリップして自転車で通学途中だった中学2年の男子生徒2人に突っ込んだ。
この事故で、中学生2人のうち黒澤秀俊君が意識不明の重体、1人が足の骨を折る重傷。
JNNのまとめでは、関東地方で昨日から今日にかけスリップ事故が確認できただけでおよそ1150件に上る。
これはドライブレコーダーが記録した実際のスリップ事故の映像。
こちらも実際の事故の映像。
蛇行した車が、道路の脇に突っ込むこの時期、相次ぐスリップ事故。
今朝、茨城県で中学生が軽自動車にはねられた事故について、JAF=日本自動車連盟はこう指摘する。
ブラックアイスバーンとは、一見すると濡れた路面のように見えるものの実は路面の表面の水が薄く凍りついた状態の道路。
JAFは路面の状況を見極めた上で急発進や急停止を避けるよう呼びかけている。
さらに2つお伝えします。
今日午後0時半頃、愛媛県大洲市のアパートで2階に住む佐藤静枝さんが布団の上で亡くなっているのを訪ねてきた親戚が発見し、警察に通報した。
警察では現場の状況などから殺人事件と見て、佐藤さんと一緒に暮らしている男性から事情を聞いている。
アメリカ第2の医療保険会社アンセムは5日、個人情報を保管するコンピュータサーバーがハッキングされハッキングされ、顧客や従業員の情報が盗まれたと発表した。
盗まれた情報は住所や氏名、社会保障番号などで元顧客を含めて8000万人分が流出した可能性があると見られている。
2015/02/06(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
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▽Facebook
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ニュース/報道 – 定時・総合
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