ハングリー! #09 2015.02.05


(山手英介)ステージだろうがちゅう房だろうが俺は俺はあいつらと一緒にやりてぇんだよ。
(麻生時男)君が組むべき人間は彼らじゃない。
(一同)おぉ〜!売っていただきたいんです。
こちらの農園の野菜を全て我が麻生コーポレーションに。
(大楠千絵)あの!私…英介さんが好きです。
私もっと英介さんのそばにいたいんです。
(まりあ)えっ?あなたがこのレストランを応援する気がないなら英介さんを私に下さい!…みたいなニュアンスのことを言えたらなって思ったんだけどやっぱり言えなかった。
(奈々)で結局はほんとは何て言ったの?結局ね…。
応援してあげてくださいって言われちゃった。
はっ?
(回想)英介さんを応援してあげてくれませんか?えっ?自分が一生懸命頑張ってること大好きな人に否定されたら寂しいだろうなって思うから。
何かうまく言えないんですけど。
ううん。
よくわかるわよ。
でもどうしてあなたが私にそんなことを?羨ましいから。
私がそばにいられたらもっと応援したりもっともっと励ましたりできるのにってそう思ったから。
(まりあ)正直ちょっとかちんときた。
何か遠回しな言い方だったけどあれは明らかに宣戦布告だなぁって。
あいつがそんなこと。
で?どういう関係なの?彼女と。
えっ?いや…関係ってべつにそんな疑うような関係じゃねぇよ。
いい友達で食うのが好きですげぇ大食漢で…。
冗談よ。
彼女のことはべつに気にしてない。
でもあんなこと言われちゃうなんて私もちゃんともっとこのお店を応援しなくちゃってちょっと思った。
続いての話題はこちらです。
麻生時男さん食育スクールを初公開…。
(佐助)あっ父ちゃんこの人じゃない?
(義明)おぉ!テレビに出るような有名人だったのか。
おはよう。
わぁ〜この人。
(佐助)この人ねこないだうちの畑に来たんだよ。
なぁ。
突然現れてうちの畑の野菜全部買い取るとかって言いだしてさ。
えっ?お父さんまさか売るなんて言ったんじゃないでしょうね?ううっ…言ってないよ。
突然すぎて断ったよ。
(義明)突然そんなこと言われても…いやうちの野菜はさ地元の直売市場と近所のレストランにしか卸してねぇんだよ。
そうですか。
では市場の分はおいおいとしてまずはそのレストランに卸してる分だけで構いません。
(義明)いやそれも…そのレストランのシェフがさうちの野菜えらく気に入ってくれててだからなっ。
なっ。
それに関しても何も問題はありませんよ。
えっ?
(佐助)すっごい笑顔だったよな。
(義明)で近いうちに仕入れの担当連れてまた来るって。
先日何か本も出されたということで。
そうですか…。
この人どういうつもり?
(フランス語)
(祐希)何これ死んじゃう。
えっ?
(祐希)香ばしいのに上品でそれでいて舌に絡みつくようなこの感覚。
よし!やっぱ最初に炒めたエシャロットが効いてんな。
(住吉)ねぇ?俺がうまいって言ってんのに白山さんいつも酒ばっか飲んで料理まともに食わなかったから。
うんたまんないわこれ。
しかたない。
英介をビジュアル系バンドでデビューさせんの諦めっか。
(住吉)そうですよ。
諦めてください。
今月からようやく給料日に給料が出るようになったばっかなんすから。
まあまだまだ赤字だけどなぁ。
客の数にもむらがあるし。
(藤沢)最近ZZトップも来ねぇしな。
そりゃそうでしょうよ。
こんな気の抜けた名前の店でこんなセクシーな味の料理を出すなんて想像できないもの。
だってハラペコって。
(平塚)そうっすよね。
ねえ英介やっぱさ店の名前ってどうにかなんないの?だから店の名前の話はもうやめろって。
くそ!あの男ほんと適当な名前付けやがって。
君もいっそ…。
僕のものにならないか?あれ何だったんだ?
(睦子)あらいらっしゃい。
おぉ桃子。
(桃子)こんばんは〜。
ん〜桃子ちゃんお久しぶり。
なあ英介。
お前に相談したいことがあんだけどさ。
相談?
(東)このちゅう房に坊ちゃんが?
(佳奈)そうなんですよ。
夜中にオーナーと2人っきりで。
(柏木)やはり僕が心配したとおりだ。
えっ?
(柏木)麻生さんはマシュロンに落ちた僕を見限って山手英介のほうに…。
考え過ぎですって。
いっつも大げさなんだから。
レストランウエディング?
(桃子)そうできないかな?ここで。
パパもママもここすごく気に入ったみたいだし。
いやでも…お前絶対やだとか言ってたじゃん。
うん…そうなんだけど。
ん?出来たんだ。
はっ?えぇ〜!
(藤沢)おっマジか?
(平塚)ん?ん?どうした?何の話だ?
(睦子)あぁ〜おめでとうございます。
まあ何てこと。
やだもしかして。
だから何?何なんだよ。
全然話が見えねぇよ。
だから…出来たんだよ子供が。
えっ?
(平塚)えっうっそマジで?賢太パパになんの?
(祐希)やったじゃん賢太!
(住吉)でさ貯金とかもないし子供のためにやっぱ金は大事に使わなきゃなって話になって。
それでここで身内集めてぱぁ〜っとやれたらいいな…。
いやそんな堅苦しい感じじゃなくていいんだよ。
披露宴って感じよりはぱぁ〜っと…まあパーティーみたいな感じで…。
やるよ。
えっ?子供ってそんなすげぇことここで祝わなくてどうすんだよ。
よし俺に任せとけ。
お前らのためにこの店で最高のレストランウエディングやってやるよ!
(藤沢)よっしゃ〜!
(平塚)よし!やろう。
で一体何すりゃいいんだ?レストランウエディングって。

(ナレーション)
いつごろからだろう?
同窓会やパーティーで大人数が集まる度に独特の劣等感があった。

同じ年代のやつらが結婚したり名刺を交換したり仕事や子供の話をしたり…。

俺の人生は明らかに遅れをとっている。

俺だけがまだ本当の人生を生きられていない…そんな気分。

そんな仲間の1人だった賢太が今こうして家族を作ろうとしている。

(桃子)うちのショップ月曜休みなんで月曜がいいな〜。
(睦子)月曜日ですか…じゃ今から声をかけるとしてこのあたりじゃどうかしら?
(太朗)あぁいいんじゃないか。
友引だし。
(睦子)あっそれから招待するお客様の数は?あぁえっと…親と学校のときの友達とノリオたちと…。
(桃子)全部で30〜40人ぐらいにはなっちゃうんじゃない?
(睦子)でしたらお店を貸し切りにして会費制にするのがいいと思います。
出席する方もお祝い金のこととかで気を使わなくて済みますし。
(住吉)あぁそれがいいよ。
あの硬い挨拶とかもなるべくなしで。
あっわかりました。
え〜っと…拓さんあはっどうでしょう。
拓さん司会されてみたら?
(平塚)えっ俺?もちろんOK!やぁ。
(藤沢)俺はどうしようかなぁ…。
そうだ神父やってやろうか。
実家寺だし。
(住吉)いや寺関係ねぇよ。
(睦子)あぁもうそれはすばらしいわ。
じゃ拓さんが司会で…。
(平塚)俺司会。
(睦子)剛さんが神父と。
え〜っと旦那様は…何か音響とかお願いします。
嫌だな僕だけそんな地味な仕事。
手品はどう?ぱぁ〜っと派手なことできるよ。
(睦子)若い方のお式なんですから。
我々大人は裏方に徹しませんと。
はい。
(睦子)後はえっと…新郎新婦のお衣装とウエディングケーキ。
それからお友達のスピーチとか余興とかは。
ていうか睦子さんすげぇ仕切り良くないすか?うふふふっこういうことならお任せください。
実は私25で脱サラしてからしばらく旅芸人の一座で働いていたことがあるんです。
もちろん出演じゃなくて裏方のほう…。
(太朗)睦子さんじゃあ若い頃OLさんだったの?ええ。
丸の内の商社で事務を。
(平塚)いやいや普通に旅芸人のほうがびっくりでしょ。
実は最初の夫っていうのは…。
おいちょっと待て!で俺は?俺は一体何やりゃいいんだよ。
賢太のレストランウエディングで。
お前はそりゃ料理だろ。
(睦子)そうですよ坊ちゃん。
おいしいお料理を食べながらお祝いをするそれがレストランウエディングなんです。
結婚式にふさわしい華やかなお料理がないと。
料理か…いやその発想はなかったな。
お前ばかか。
よし任しとけ。
(住吉)頼むよ。
(太朗)パーティー料理か楽しみだね。
あっそういえば最近あの食いしん坊の千絵ちゃん食べにきてないね。
(睦子)まだけんしょう炎が悪いのかしら。
元は博物館でした。
昨年末に廃業したそうです。
駅からの地の利があまり良くないのですが。
問題ありませんよ。
おいしいもののためなら人は労力を惜しまない。
食欲性欲睡眠欲名誉欲。
人間の全ての欲の中で一番どう猛な欲は食欲です。
うん。
ここがいい。
(藤沢)30〜40人分っつうと食材もすっげぇ量になるな。
ああ。
当日は賢太がちゅう房に入れねぇし人手も足りねぇよなぁ〜。
ホールの人間ももっと必要だし。
何かけっこう大変だぞレストランウエディングって。
なっ。
どうしようかな。
(住吉)なあ英介。
俺に料理教えてくんねぇかな?はっ?料理?うん。
いやさ結婚式当日はちゅう房に入れないとしても俺も一応この店でシェフやってんだし一品でいいから桃子やおやじさんたちに料理出せればなぁ〜って。
おぉ〜それいいじゃねぇか。
何がいいかな。
(住吉)何がいいだろうね。
(太朗)うん。
アフリカじゃなくてインドで構わないよ。
えっ?2トンじゃ運べないの?2トン?まさかおやじ手品やる気じゃねぇだろうな。
マジかよ困るよ。
火事とか困るよ火事とか。
・すいません。
すいませんうち営業5時からなんすよ。
僕を覚えているだろう。
山手英介。

(住吉)あれ絶対覚えてねぇよ。
(藤沢)だな。
悪ぃ全然覚えてねぇや。
(住吉)やっぱり。
まあいい。
僕は君の専門学校の同級生ガステレアのシェフ柏木一平だ。
ガステレア?
(住吉)あのいけすかねぇ店か。
次の月曜日僕と勝負してほしい。
専門学校を卒業して日本の三ツ星フレンチで3年ニースとリヨンで6年間修業した僕とロックに明け暮れていた君。
どちらの料理が上なのかこの目で確かめてみたいんだよ。
(太朗)しかし何でわざわざそんな勝負を。
うちのオーナーがここで君の料理を食べたらしいな。
ああ。
それ以来オーナーは…。
いや違う。
はぁ〜。
オーナーの問題じゃない。
これは僕自身の問題だ。
僕は今自分は…絶対君に勝っている。
その実力がある。
そう思っている。
いやそう思わないと…はぁ…。
もう前に一歩も踏み出せない気持ちなんだよ。
(住吉)何か思い詰めちゃってない?
(藤沢)ちょっと怖ぇな。
店にはないしょで来ている。
迷惑はかけない。
だから…。
断る。
べつに俺はあんたが一歩も前に進めなくてもべつに困んねぇし全然興味もねぇよ。
(柏木)そんな!あぁ〜あんたの味ならこの前あの店で食ったけどうんうんうまかった。
だから心配しねぇで適当に頑張れ。
ちょっと待て。
それじゃあ勝負にならないじゃないか。
いやだからそんな勝負受ける余裕ねぇって。
(柏木)食材は知り合いの店から調達する。
場所も審査員もこちらで用意する。
この店には決して迷惑はかけない!僕の給料は月100…120…う〜ん…150万だ!うそだろ!?そんなもらってんのか!
(藤沢)さっすが一流店だな。
すげぇなぁ〜。
でも断る。
えぇ〜?断るよ。
何で俺がそんな…。
いや待てよ。
次の月曜日って言ったか?ああその日が次の定休日で。
ふ〜ん。
よし!その勝負受ける。
言ったな?あぁただし場所はこの店食べるのはこの店の客でお願いしたい。
(住吉)はぁ?まさか英介…。
にゃにゃにゃ…。
(柏木)よしいいだろう。
食材の件は追って連絡する。
じゃあ勝負はえ〜っと4日後だ。
お互い頑張ろうぜ。
ふっ。
(住吉)おい英介。
まあまあ…。
俺らもいろいろ準備開始だ〜。
急げ!俺に何か手伝うことある?めっちゃありますよ。
こんな感じでこここの文字黒く塗ってください。
任しとけ。
パシーン!パシーン!パシン!パシン!インドちゃん消えた!よし!これぐらい。
縦にね。
これぐらい?もうちょいもうちょい大きく。
大きく?
(藤沢)いよいよ明日だな頑張れよ。
おう。
(睦子)あっ!あぁ〜すいません。
あぁ〜。
力入れ過ぎだな。
もっかい。
はい!楽しみだな睦子さんのウエディングケーキ。
頑張ります。
でもいいんでしょうか。
私はまだ修業中の身だし離婚訴訟も泥沼化していてウエディングケーキを作るには少々縁起が悪いような…。
んなの関係あるかよ。
とにかく明日は緊張するな。
スポンジは夕方から焼くとして生クリームは溶けやすいから飾りつけは出す時間逆算しねぇとな。
了解しました。

(ドアの開閉音)いらっしゃいませ〜。
どうも。
はぁ?あのオーナーが野菜を?お父さんにはまだ英介さんには話すなって言われたんだけどでもやっぱり心配で。
あいつ何たくらんでんだよ。
それよりどうだ?けんしょう炎。
ん?あぁ〜もうすっかり。
チャリン!あっ…。
まだ持ってたのかそのキーホルダー。
うん。
まりあから聞いたよ2人で話したって。
あっごめんなさい私…。
いや店を大事に思ってくれるのはうれしいよ。
いえ。
すっごく余計なこと言っちゃって。
いやいや。
お前にはいろいろ感謝もしてるし。
でも…。
俺はお前に…恋愛感情はない。
好かれんのはさそりゃ男としてうれしいよ。
でも俺にとってお前は大事な友達で妹みたいな存在で。
あぁ…ごめん。
その…うまく言えねぇんだけど。
や〜だ何言ってんですか英介さん!私だって恋愛とか全然思ってませんって。
私だって…いいおにいさんって感じですよ。
ただ…そうシェフって悩みがあると味に出ちゃうっていうし。
英介さんのお料理ファンの私としてはそれだけは避けたくて。
あぁ〜またこんな話してたらおなかすいてきちゃった。
ほら早くまた何か作って食べさせてください。
ほら早く!
(平塚)前すいません。
失礼します。
(平塚)ねえねえ千絵ちゃん明日って奈々ちゃん…たちも…。
あっはい。
あっごめんなさい。
何かこのスープもおいしすぎて涙出てきちゃった。
あっかわいい。
ちょっとあれ手伝いますね。
睦子さん手伝います。
あっお願いします。
これをここへね。
これを?はい。
(睦子)こんな感じ。
幸せな感じで。
(藤沢)すげぇ見たことねぇ食材ばっかだよ。
開店は4時間後だ。
俺たちの出す料理は前菜を一皿それから魚の皿肉の皿この計3皿だ。
了解。
(杏)もう〜せっかくの休みに何で私が。
なあ英介何か裏にすげぇ量のあのわらとバナナあんだけどあれ何?何だ?それ。
知るかよ。
よし始めるぞ。
おう。
うん。
ふふっ。
・ドンドンドンドン…ねえ今何か通らなかった?えっそう?あっそろそろウエルカムボード出して。
うん。

(藤沢)よし。
あぁ〜。
よし。

(店内のBGM)・
(平塚)あっあっあっ…。
おぉ〜ウエディングらしくなってきたなぁ〜。
(柏木)お前俺をだましたのか?
(柏木)これ勝負でも何でもない!ただのウエディングパーティーじゃないか!どういうつもりだ!!今気付いたの?柏木さん。
いやぁ…すまん。
まあ実はそう言われればそうなんだけど。
でもさせっかく作るんなら勝負とかにこだわるよりはさぱぁ〜っと食べてもらったほうが料理も幸せだろ。
そんなお前の理屈なんか知るかよ!ん〜触んなよ!・まあいいじゃないか。
麻生さん。
休日とはいえうちの大事なシェフをこんな私的なパーティーで勝手に使うとはやってくれるじゃないか。
いやそれは…。
ばかなことを。
もしもうちの看板シェフがこんなとこで負けでもしたら懲戒免職ものだぞ。
でもここまできたら責任を持って勝負はしてくれるんだろうね。
えっ?ご来場の皆様こんばんは。
実は今日のこのパーティー1つ楽しい催しが用意されています。
(太朗)えっ何で?何であの男がうちの結婚式に。
(祐希)催しって何かしら。
それは…料理対決です。
新郎の働くこのハラペコキッチンのシェフ山手英介の料理と我が麻生コーポレーションプロデュースのガステレアのシェフ柏木一平の料理。
どちらのほうがおいしかったのか各料理ごとに皆様に投票してもらいます。
投票。
そうこの晴れの日に新郎のレストランが高級フレンチレストランの味に勝てるかどうか皆様是非楽しんでご投票ください。
(祐希)へぇ〜面白そうじゃない。
(ノリオ)うまいもんいっぱい食べられそうだしな。
(梅雄)うん楽しそうだ。
どっちもうまいものを頼みますよ。
どういうつもり?よし。
どうすんだ?英介。
これでうちが負けたらせっかくの賢太の結婚式が台なしだぞ。
くそ…。
ぜってぇ負けられなくなったじゃねぇかよ。
(平塚)えぇ〜皆様たいへんお待たせいたしました。
ただいまより新郎新婦の入場です。
・「BadDay」・ふぅ〜!パチパチパチ…
(来場者たち)おぉ〜。
桃子ちゃんきれい!2人は腹ぺこなときも腹いっぱいのときも共に助け合い愛し合うことを誓いますか?
(2人)せぇ〜の…誓います!パチパチパチ…えぇ〜それでは最初の料理の入場です!パチパチパチ…
(平塚)えぇ〜ただいま入場しているアミューズはえぇ〜新郎が本日のために徹夜で準備したサーモンのリエットです。
うそ賢ちゃんが?すごいね。
(菊枝)ねぇ。
良く出来てる。
(コウタ)おぉ〜。
やるじゃねぇか。
(祐希)かわいいね。
おいしい!あぁ〜良かった。
いいなぁ〜幸せそう。
ええほんとに。

(太朗)睦子さん!睦子さん!キュー!あっ…。
(飛優馬)ねえねえトイレの窓から象の声がするんだけど。
えっ?象?まさか…。
ではいよいよ料理対決の始まりです。
まずは前菜。
よし。
前菜出すぞ。
了解。

(来場者たち)おぉ〜!パチパチパチ…よし。

(ノリオ)うお!いとしのポテトフライだ。
(コウタ)うまそうだなぁ〜。
うん。
シューの生地とリエットの相性がいいな。
ふきのとうに竹の子か…春の香りを感じる。
うんいい意味で彼らしくないかわいらしい仕上がりだ。

(祐希)うわぁ〜。
あっちも魅惑的だわぁ〜。
(梅雄)あぁ…どっちもおいしそうだ。
はははっ。
うん。
フォアグラの濃厚な味わいがすばらしい。
盛りつけも見事だ。
ウエディングの幕開けにはふさわしい盛大な一皿となっている。
マジうまい。
(平塚)えぇ〜それでは皆様気に入った料理のリボンの色を見て投票してください。
投票お願いします。
(コウタ)おうこっちだね。
(ノリオ)はい!
(祐希)私もこっち。
ありがとうございます。
赤は14です。
やった英介さん勝ってる。
(平塚)それでは皆様ケーキの入場です。
カチャカチャ…カチャカチャ…ガタッ!・あぁ〜!・おぉ〜!パチパチパチ…
(平塚)カメラお持ちの方前のほうへ。
(平塚)それではケーキ入刀お願いします!は〜い。
・おめでとう!パチパチパチ…
(平塚)料理対決ふた品目は魚料理でございます。
塩釜が桜鯛の香りと味をしっかり閉じ込めている。
白魚も…木の芽やレモンの酸味との相性が抜群だ。
パッションフルーツのソースが全体の味をうまくまとめている。
伊勢海老など日本の昔ながらの婚礼に則した見事な一品だ。
投票お願いします。
(奈々)どうでした?お料理おいしかったですか?あっありがとうございます。
(奈々)お願いします。
じゃあこれに。
あぁ〜なっ。
・こっちかなぁ〜。
・君と出逢って二人で泣いた夜も・傷つけ合って痛みを知った・はじめて優しさの意味を知ってゆく・僕だけは君を信じてるから・君らしく君のままで…
(まりあ)おめでとう。
(桃子)ありがとうございます。
きれいね桃子ちゃん。
でしょ。
あっ!次は英介とまりあさんの番だな。
うんそうかもね。
お幸せに。
(太朗)おい英介。
負けてるじゃないか。
こんな勝負受けても良かったのか?はぁ?
(太朗)はぁ?じゃないよ。
彼のことだ負けたらこの店の名前だけじゃ済まないかもしれない。
もしかしたらこの店潰すかも。
うるせぇなわかってるよ。
(睦子)坊ちゃん。
お客様が何か象が逃げていくのを見たとか言うんですけど。
はぁ?象。
えっ逃げたって?インドちゃんインドちゃん!
(睦子)まさか…手品の!?どんな手品しようとしてんだよおやじさん。
盛りつけの器頼む。
仕上げるぞ。
えぇ〜それでは皆様たいへんお待たせいたしました。
本日のメーンの入場です。
パチパチパチ…良かったね。
うん。
黒こしょうのスパイシーな味わいとまったりとしたフォアグラのソースが絶妙な掛け合いを見せている。
意外に思えるローズマリーも2人のウエディングに花を添えている。
粋な演出だな。
鴨にオレンジを合わせたオーソドックスなひと品だがこの散りばめられたライスがライスシャワーをイメージしてるのか。
14本です。
14。
うわっマジかよ。
(平塚)えぇ〜それでは発表します。
投票の結果赤…43票。
青…43票。
同点です。
・うそでしょ!・マジかよ。
同点?はぁ〜まさか…。
引き分けか。
しかたがない。
それじゃ…。
失礼。
本日の主役である花嫁あなたにお伺いします。
はい?本日の料理赤いリボンと青いリボン花嫁のあなたはどちらの料理をお気に召されたでしょうか?えっ私は…。
どれもすごくおいしかった。
でもどうしても1つだけ選ばなきゃいけないとしたら…。
一番おいしかったのは…。
サーモンのリエットです。
はぁ?ん?賢ちゃんありがとね。
仕事も結婚式の準備も大変だったのにあんなお料理。
私全然知らなくて。
泣くなよ。
みんな見てんだろ。
(桃子)どのお料理もねほんとにすごくおいしかったの。
でも私とこのおなかの赤ちゃんにとっての最高はやっぱり賢ちゃんのお料理です。
何だよてれるな。
よっ!ご両人。
(梅雄)良かったな桃子。
パチパチパチ…何だその答えは。
あのリエットは俺が教えてやったんだけどな。
(平塚)それでは新郎より皆様へご挨拶をお願いします。

(住吉)あの…今日は英介も柏木さんもほんとにうまい料理ありがとう。
俺は桃子と一緒になりたくて音楽やめてこの店で働きはじめました。
俺は料理人なんて柄じゃねぇし迷ったしけんかもいっぱいしたけど…。
英介。
俺今日思ったよ。
俺このレストランで働いてほんとに良かった。
まあこれからもいろいろ大変なことがあると思うけど桃子と腹ん中の子供のために頑張んないとな。
これからもみんなよろしく。
パチパチパチ…何なんだこの展開は。
まあしかたねぇか。
どんだけ料理人が工夫を凝らそうと金をかけようと結局大事な人間の手料理には勝てねぇってことだ。
今日はありがとな。
あぁ…今日はその…。
助かった。
悪かったと思ってる。
いや楽しかったよ。
えっ?いいものを見せてもらった。
器材頼む。
はい。

(平塚)でどうするよこのあと。
音響係のおやじさんもどっか行っちゃったし。
あぁ…。
あっ!ねえ!せっかくこうしてみんなそろってるんだし久しぶりに演奏してみたら?はぁ?それいいじゃない!私も聞いてみたいかも。
私も是非。
冗談じゃねぇよ。
俺たちロックやめたんだぞ。
(コウタたち)ROCKHEADROCKHEAD!ROCKHEADROCKHEAD…!マジかよ…。
ほらやっちゃえよ!やんねぇよ。
やれよ!
(住吉)どうするよ?英介。
やるか!やっちゃいますか!はぁ…。
よし!やるか!パチパチパチ…ほらお前もだよ。
・走る走るスピードあげてここは自由と言う名の町・愛かどうかは分からないけど・確かに見える今だけを信じて・廻れ廻れ時空を超えて
(平塚)・ここは自由という名の町・愛かどうかが問題じゃなく・今見る全てそれがきっと答えさううっ…。
あっ拓さん。
すいません。
今度は何か花粉がひどくて。
もう無理すんなよ。
無理しないで本音言ってみ。
何も考えないで。
何か…。
疲れちゃった。
もう片思い…。
疲れちゃった。
俺が守ってやるよ。
これからは俺が千絵ちゃん守る。
・「ROCKMEBABY」珍しいな君から連絡をくれるなんて。
あぁ…昨日は勝手にシェフ借りて悪かった。
あぁこれ。
少ないかもしれねぇけど昨日の料理の費用だ。
気を使うことないのに。
いや一応けじめは付けねぇとな。
やはり君は経営者には向いていないな。
余計なお世話だ。
じゃあな。
僕のところに来ないか?はぁ?僕は君に僕と一緒に働いてほしいんだよ。
これはプロポーズだよ。
山手英介君。
フランスで修業?我が麻生コーポレーションの社員として正式採用したい。
(亜矢子)このお店すぐに閉めてもらえます?いわゆる味音痴ってやつだ。
(平塚)千絵ちゃんとつきあうことにしたから。
(住吉)フランスで頑張るならさ俺らも日本で頑張るよ。
結婚…しようか。
2015/02/05(木) 15:53〜16:47
関西テレビ1
ハングリー! #09[再][字]

「まさか!結婚式で料理対決だ!」
向井理 瀧本美織 国仲涼子 塚本高史
三浦翔平 川畑要 石黒英雄 佐藤勝利
橋本じゅん 鈴木砂羽 片桐はいり
大杉漣 稲垣吾郎ほか

詳細情報
番組内容
英介(向井理)は、賢太(塚本高史)から、『ハラペコキッチン』でレストランウェディングをやりたいと相談される。もともとロマンチックな挙式にこだわっていた賢太だが、子供ができたことで、身内だけの気負わないパーティーにしたいと考えたのだ。それを聞いて俄然やる気を見せる英介。ほかのメンバーも、賢太の晴れの日を祝おうと、司会、神父、音響効果と、当日の役割分担を決めていく。

一方、千絵(瀧本美織)は、大楠農園
番組内容2
に麻生(稲垣吾郎)がやって来たと知り、父・義明(橋本じゅん)が麻生に野菜を売ってしまうのではないかと心配していた。そこへ、最近店に来ない千絵の様子を見に、拓(三浦翔平)がやって来る。拓はいつものように千絵をからかい、その勢いで「好きになっちゃった」と思わず告白してしまい慌てる。

その頃、『ハラペコキッチン』には、『ガステレア』の看板シェフ・柏木(石黒英雄)が、英介に勝負を申し込みに来ていた。勝負に
番組内容3
指定された日がウェディングパーティー当日で、料理の材料はすべて柏木が用意するという条件を聞き、英介は勝負を受けることに。迎えた当日、用意された舞台がウェディングパーティーだと気付いた柏木は憤慨。騙したのかと英介に詰め寄るが、そこへ麻生がやって来て、2人に正々堂々と勝負をするよう要求。会場に集まった招待客に両者の料理を審査してもらう形で、レストランウェディングが一転、英介と柏木の料理対決の舞台に!!
出演者
向井理 
瀧本美織 
国仲涼子 
塚本高史 
三浦翔平 
川畑要(CHEMISTRY) 
 / 
鈴木砂羽 
片桐はいり 
片平なぎさ 
大杉漣 
 ・ 
稲垣吾郎 
ほか
原作・脚本
【脚本】
大森美香
監督・演出
【プロデュース】
河西秀幸(関西テレビ) 
平部隆明
【演出】
本橋圭太 
白木啓一郎(関西テレビ) 
木内健人
音楽
大橋トリオ
【主題歌】
THE BAWDIES 「ROCK ME BABY」

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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