NHK高校講座 社会と情報「情報システムの発展」 2015.02.05


こんにちは池澤です。
今日のテーマは情報システムです。
どうも麒麟です。
池澤さん情報システムっていうね勉強はいいんですけども本番中だというのに机の下何者かがうろうろしてますよ。
(田村)明らかに音鳴ってますよ。
そうですね。
これはですね自動的にお掃除してくれるロボットロボット掃除機です。
(田村)ロボット掃除機?この中にはですねコンピュータが組み込まれていて人が掃除をする代わりに自動的に賢く部屋を掃除してくれるロボットですね。
(田村川島)へえ〜。
まあでもロボットが掃除するって我々子供の頃やったら夢のような話ですけどね。
本当楽な時代になりましたよ。
まあこの掃除ロボットのように…そこで今日のキリンワードは…。
「あれもこれも情報システムのおかげ!」。
便利になった私たちの生活。
実はさまざまな種類の情報システムに支えられているんです。
今日は情報システムについて学んでいきましょう。
今回はですねロボットを通して情報システムについて学んでいきます。
お二人はロボットというとどういうイメージをお持ちですか?かっちょいい。
やっぱりねこうガシャンガシャンガシャンガシャンみたいな。
ほんま漫画とかアニメとかに出てくるようなのからちっちゃい頃のおもちゃとかやったら手こんな感じのやつとかも。
ああブリキっぽいやつな。
そうですよね。
そういうイメージですよね。
でも例えば身近な電化製品の場合…最近するね。
ほんまやね〜。
あれもですね実はかっちょいいロボットの仲間なんですよ。
なるほどね。
ああ〜そうか。
そしたらもう僕たちの周りには結構ロボットがあふれてるって事ですか?そうですね。
田村の奥さんもロボットっぽい顔してるもんね。
どこがやねん。
なるほど〜。
そういう所にも進出してんですね。
誰の嫁がアンドロイドやねん。
まあお二人が考えてる以上にいろいろな場所でロボットは活躍してるんですね。
ほう。
という訳で私が先生と一緒にロボットについて学んできました。
どうぞ!という訳で先生国際ロボット展にやって参りました。
はい。
世界中のさまざまなロボットが集まっています。
ところで先生はロボットがお好きと伺いましたが本当ですか?はい。
子供の頃から大好きです。
あっそうなんですか?すごい。
楽しみです。
早速入ってみましょう。
はい。
行ってきま〜す。
あ〜行った。
心が折れないですね。
国際ロボット展は2年に1度世界各地からロボットが集まる展覧会。
今回はおよそ330の企業や研究機関が参加しました。
うわ〜すごい!どこもかしこも人そしてロボットでいっぱいですね。
人人。
ロボットロボット人人人人。
おっここにも1体の…。
はいこちらご覧下さい。
このロボットはヒューマノイドロボットといいます。
すごいな!ヒューマノイドロボットとは人間の形をしたロボットの事です。
こんにちは。
自己紹介。
このロボットは19の国の言葉で会話ができます。
(英語で)英語。
いや〜本当にすごいですね。
でもこのロボットは…一体どうやって…。
こういったロボットは要求された事をまず聞き取らなきゃいけないですよね。
そこでちゃんとマイクロフォン耳に付いた…それに対して…そうなんだ。
はい。
なので今度は…行ってみましょう。
これはモーターで動く…左右に2つある触覚センサ。
物にぶつかるとぶつかったという情報が入ってきます。
情報を処理するのはここに入っている…コンピュータはこのようなプログラムに従って働きます。
命令や判断などのブロックをつないで車を動かすプログラムを組んでいきます。
このプログラムによってモーターの動きを制御する事ができます。
こちら。
…を組んでみましょう。
はい分かりました。
早速やってみます。
はい。
池澤さんまずは前進して触覚が物にぶつかると右に曲がるというプログラムを組みました。
プログラムをロボットカーのコンピュータに転送して早速テスト。
「ぶつかったら右へ曲がる」だけでは駄目でした。
後進を追加して再びチャレンジ。
壁にぶつかると後進。
あ〜や〜。
このようにテストと改良を繰り返します。
完成しました。
早速コースで走らせてみたいと思います。
これで…レッツゴー!発進。
(川島)出た!
(田村)伝説の池澤号。
お〜ぶつかるんじゃないか?
(川島)行け池澤号。
バックして…。
障害物にぶつかってもそれを避けて走る事ができるプログラムに仕上がったようです。
すごいね〜。
すごい展示会やね。
面白そうやね。
面白かったです。
ロボット動かすためにはあんなにいろんな細かいプログラムを入れなあかんねんね。
だから池澤さんみたいに最初ね間違ったプログラムするとロボットが間違えた動きしかしないから。
そうですね。
(川島)結構苦悩してたね。
そうですね。
これが実物なんですけれども。
(田村)先ほどの。
(川島)池澤号や。
ちょっとせっかくの池澤号ここで走らしてみましょうよ。
はい是非是非。
実演?はい。
おらっ。
(田村)これ無理やろ。
(田村)ああ〜。
(川島)この隙間無理か。
(田村)あ〜賢い。
(川島)行けへんっていう事でこっち戻ってきた。
来た来た!すごいすごい。
ちゃんとね障害物があったらUターンしたりでよけてましたけど。
これだけでも結構苦悩してたんやからあんなヒューマノイドみたいなさちょっと踊ってたやん。
あんなんもう何年とかの話でしょ?う〜ん。
まあ田村さん含めた私たち人間っていうのはすごいですよ。
(田村)だからぎりぎり入ったみたいな。
俺ぎりぎり感出すのやめてくれへん?心が広いよね本当。
いやいや…。
でも私たちは人間社会の中でロボットたくさん使ってますよね。
それにはちょっとした理由があるんですよ。
それはロボット展示会をもうちょっと見てみましょう。
私たちの社会を支えているさまざまなロボット。
そんなロボットの役割を考えてみましょう。
何や?登ってんの。
これは私です。
こちらは製品を仕分けるロボットです。
3種類の製品がランダムに流れてきます。
それを…するとコンピュータが即座に製品の形置かれている位置と向きを認識して正確につかんでそろえて並べていきます。
え〜うわ〜!速い!産業用ロボットは人のように飽きたり疲れたりする事なく同じような作業を繰り返し続ける事ができるんですよ。
こんな感じですよね。
そうですね。
本当に大変そうですね。
私だったら一瞬で飽きちゃいそうだなあ。
ロボットってすごいですね。
こちらは…人間では行くのが困難な深海に潜り自力で海底の調査をする事ができます。
カニ〜。
前面に付いたレーザーとカメラを使って障害物を検知しながら動き深海に住む生物の調査や鉱物資源の探索を行っているんです。
池澤さん。
はい。
こちらを見て下さい。
お〜!こちらは福祉用のロボットスーツです。
スーツなんですか?すごい。
足の不自由な方に取り付けてその人の意思に従ってその足の動きをサポートする。
そういう仕組みになってます。
体験してみたい。
ちょっと体験してみましょう。
お〜やった!まず電極を今回は足の代わりに腕に貼ります。
池澤さんが腕を曲げるとロボットスーツもそれに反応して足を曲げる動作をします。
更に腕を押さえて動かないようにしても…
(川島)とんでもねえ。
人が足を動かそうとすると脳から出た弱い電気信号が神経を通って筋肉へ伝達されます。
その電気信号を皮膚に付けた電極を介してセンサーが検出しモーターを動かして適切なアシストをするのです。
足が弱って歩行が難しい人などがロボットスーツをつける事で動きがアシストされ運動や訓練を行いやすくなったそうですよ。
どうですか?皆さん。
時代は前へ前へと進んでるんです。
(田村川島)うん!ほんますごいね。
すばらしい!あれはすばらしいね。
びっくりした。
こうやって動かすんやったらまだしも脳波を読み取って動いちゃうっていうのがこれは未来の話や思ってました。
未来やねほんま。
脳波というよりも…足まで流れてくる。
そんな冷静に分析しないで下さい。
ここからはほかの情報システムを見ていきましょう。
はい。
情報システムとはロボットで見たように…情報システム?僕らが使ってるもの何があるんですか?そうですね。
インターネットショッピングや車の道案内をしてくれるカーナビゲーションシステム。
これらも情報システムなんですよ。
最近はスマホで使える地図アプリも人気です。
確かに我々はね普通にナビは毎日のように使ってますよ。
マネージャーが現場来ないから全部自分で調べて行くもんね。
お〜。
そんなナビゲーションシステムを使い慣れている田村さん。
じゃあ実際に使ってみましょう。
いいよ。
こちらがナビゲーションの画面。
今回は徒歩を選択してみます。
やはり最近大阪に帰っていないので大阪に帰りたいです。
徒歩で。
徒歩で!?現在地と目的地の大阪府を入力して検索スタート。
何分かかるでしょうか。
(田村)検索読み込み中。
時間かかるでしょうねよく考えたら。
(川島)あ〜何やラインが出てきました。
あっという間にルートと所要時間が出てきました。
(川島)101時間!
(田村)うわ〜遠っ!でも田村さんが迷わないようにナビはこのように469もの指示を出して大阪まで案内してくれるんですよ。
めっちゃ歩かなあかんやん。
大変。
でもこんな簡単に調べれんのやもんな。
めっちゃ便利やわ。
ナビゲーションシステムを使って頂いたんですけどこのナビゲーションシステムではですねこのようにGPSなどの位置情報そして地図のデータベースを組み合わせて便利なサービスを展開してるんですね。
(川島)3つの衛星が田村狙ってるじゃないですか。
(田村)すげえなあ。
狙われてますね。
一瞬ですよね今。
これを短時間でやっちゃうという便利さ。
便利。
はい。
私たちの生活はこの情報システムの進化でますます便利になっていきますね。
さて情報システムですが信頼性はどのように守られているんでしょうか。
後藤先生に聞いてみましょう。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(川島)よろしくお願いします。
本当情報システムに我々っておんぶにだっこ状態ですけどこれがトラブル起こってになると大混乱になりますからね。
そうですね。
大変な事になります。
例えばかつてあった事なんですけども銀行が合併した時それぞれ使ってたATMのシステム現金を戻すやつ。
そちらの方のシステムを統合する時にやはりデータの移管がうまくいかなくてしばらく現金を下ろせなくなった事があったんです。
2002年3つの銀行を統合して一本化する際にシステムトラブルが起きました。
ATMだけでなく口座振替の遅れ更に二重引き落としまで発生。
損害額はおよそ18億円といわれました。
原因は技術的なプログラムのミスや統合までのスケジュールの遅れなどさまざま要素が絡み合って起こってしまいました。
いつトラブルが起こるか分からない情報システム。
どんなふうにトラブルの予防をしているんでしょうか。
そういったトラブルが起こっても長期的に安定してなんとかみんなが利用できるようなそういった仕組みが作られてます。
それをいわゆるバックアップっていう仕組み…。
(田村)聞きますね。
(川島)よう聞く。
本体が駄目になっても代わりのものをすぐに運用できるようなそういった仕組みがいわゆる多重化の仕組み。
要するに何度でもほかのものが代わりに運用できるように。
補欠がおるって事ですね。
そうですね。
代わりがいないっての考えたら恐ろしいよね。
交代できないっていう事やからね。
できなかったら恐ろしいもんね。
身近なところでもやはり自分が使ってるパソコンとかそこでもハードウェアのトラブルとか起こる可能性はありますね。
なので例えばハードディスクのバックアップこれもバックアップ。
そういったものをこまめに取るって事は非常に重要になってきます。
携帯の電話帳とかね。
あ〜でもこれ忘れがちなんですよ。
だからもう家帰ったらすぐバックアップしましょう今日。
今日やりましょうみんなで。
そうですね。
後藤先生ありがとうございました。
私もねこうやってね何か壁にぶつかった時はちょっと後ろに下がってちゃんと考えてこの壁を乗り越えていければいいなと思います。
人生論でした。
はい。
情報システムについて学んできましたけど皆さんどうでしたか?もうね俺たちみたいなやつはね自分の力だけで生きてると思ってたけどもこんなにもう情報システムにねおんぶだっこで依存してるとは思いませんでした。
ほんまもう生活の周りが情報システムだらけなんやね。
当たり前やもんねパッパッと調べるもんがね。
分からないなんてないから。
確かに。
何か騒がしいと思ったらまだ掃除して…。
偉いよ。
こうやってスタジオの掃除もしてくれるねんから。
田村より働いてます本当に。
よう働き者!また来週〜。
いやいけへん。
いけへんよ。
弱えな。
ナビゲーションシステムのような高度な情報システムとして利用されています。
私たちの社会生活に欠かせない情報システム。
2015/02/05(木) 14:00〜14:20
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 社会と情報「情報システムの発展」[字]

膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽の見抜きかた、自ら情報を作り出し発信する方法など、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。

詳細情報
番組内容
膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽をどのようにして見抜くか、どのようにして自ら情報を作り出して発信するかなど、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。今回の学習ポイントは、さまざまな情報システム、発展する情報システム、情報システムの信頼性。【出演】池澤あやか、麒麟
出演者
【講師】東京学芸大学附属国際中等教育学校教諭…後藤貴裕,【司会】麒麟,池澤あやか

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趣味/教育 – 中学生・高校生
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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