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itouitou  - ,  10:00 PM

私がキャリアチェンジから学んだ、2つの意外な教訓

私がキャリアチェンジから学んだ、2つの意外な教訓

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Inc.:4年前、私はキャリアを大きく転換しました。心理療法士の仕事を辞め、ベンチャー・キャピタルに就職、スタートアップの世界に足を踏み入れたのです。それまでの困難から開放された一方、別の困難を抱えることになりました。心理療法士時代、それぞれの患者に毎週50分かけて対応するのも大変なことでした。しかし、自分の会社を成功させようとやっきになっている何百もの人に囲まれて、クレイジーなスタートアップ業界で立ちまわるのは、完全に別種の体験でした。

それは、人生の中で最もワイルドで、めちゃくちゃな4年間でした。怒鳴り合いや、難しい話し合い、愛とウィットとエゴのバトル、そしてたくさんの笑顔。こうした体験を通して、私は自分自身について本当にたくさんのことを学びました。中でも最も大きな学びとなったのは以下の2つでした。


1. 仕事は人生の目的ではない

私はいままで、心理療法士、教師、メンター、投資家、起業家をしてきました。私たちはつい、この仕事が、あの仕事が、自分の人生の目的なのだと言いたくなります。カウンセラーが、教師が、CEOが自分の「天職」なのだと。

しかし、私は役割が人生の目的を表すラベルだとは思いません。そうではなく、役割とは、現在、自分がどんな人間であるかの反映だと考えています。今この時この瞬間に、人びとと共に働き、人生を分かち合っている自分を写す鏡のようなものだと。そして、おそらくさらに重要なことは、こうした仕事が、なるべき自分になるのを助けてくれることです。

人生の目的とは、今の自分を鍵にして、これからの自分という扉を開けていくことです。すなわち天職とは、あなたを成長させる活動のことです。そして、そうした活動から学んでいくことこそが人生の目的なのです。

人生の目的は、たった1つの職務(それが長いキャリアだとしても)で満たすには大きすぎます。とはいえ、賢く選べば、仕事は人生の目的を指し示してくれるものです。

個人的な成長(より賢く、より優しく、より好奇心旺盛で、より自分自身になること)が、あなたの人間としての経験の目的なのです。

仕事は、うまくすれば、あなたが成長するきっかけとなってくれます。一方、仕事が心の拘束具となり、柔軟性を失い、頑なになっていく人もいます。いずれにせよ、仕事はあなたの現在の状態の反映であり、目的そのものではありません


2. 自分がどういう人間になりたくないのかを知るのは、価値がある

作家のアン・ラモットは言っています。「失敗しなければ、どういう人間になりたくないのか、知ることはできない。まず行動をしてみれば、知恵や理解は後からついてくる。考えても考えても、自分自身を理解することなんてできないのだから」

ラモットの指示に従って、私は週に一度、もはや同意できくなっていることを1つずつ書き出してみました。その多くは子供時代に教えられたルールで、女であること、良き母であること、成功した人間になることに関するものでした。

そして、私はそうしたルールを破っていきました。何か違うことをするよう努力しました。そんなルールなど最初からなかったかのように振る舞いました。そうするうちに、自分は本当はどういう人間であるのか、また、もはやどういう人間にはなりたくないのかがわかってきました。

例えば、私は人に共感しやすいタイプですが、感情的な自己犠牲はもうしないと決めました。誰かのニーズが、私自身のニーズより重要なんてことはありません。野望を抱きながら、人に優しくすることは可能です。私は人の感情がよくわかりますが、もう十分だと思ったり、深入りし過ぎたと感じたときは、自分を引き戻します。

幼少の頃から抱えてきた、もはや役に立たない「〜しなければならない」というルールを捨てたことで、新しいルールをつくる心の余裕が生まれました。

これは、ジョーゼフ・キャンベルの「私たちは計画した人生を手放さねばならない。私たちを待っている人生を受け入れるために」という言葉にも通じるものです。新しく、そして、おそらくはもっと大きな道に足を踏み入れるには、もはや役に立たなくなったものを手放す勇気が必要なのです。

キャリアチェンジをしなくても、こうした学びは得られたとは思います。でも、未知の不安をくぐり抜けることで、より感覚を研ぎ澄ますことができたのでしょう。たとえ痛みがあろうとも、目を開いて深みに飛び込めば、物事の美しさを垣間見ることができます。


2 Unexpected Lessons I've Learned Since Changing Careers|Inc.

Shelley Prevost(訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

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