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      移設先見渡す浜辺で抗議集会

      移設先見渡す浜辺で抗議集会

      アメリカ軍普天間基地の移設先とされている名護市辺野古沿岸部で、海底のボーリング調査の再開に向けた作業が進む中、14日、地元の住民でつくる団体などが、現地の海を見渡す浜辺で、作業の中止を求める抗議集会を開きました。
      抗議集会は、埋め立てが計画されている名護市辺野古の北側、大浦湾に面した地区の住民団体が開いたもので、現地の海を見渡す浜辺には主催者の発表でおよそ350人が集まりました。
      はじめに住民団体の代表を務める松田藤子さんが、「目の前に広がる自然豊かな海は日を追うごとに破壊されています。政府は沖縄の民意を無視して作業を強行していますが、地元の反対の声を全国に届けましょう」と呼びかけました。
      そして、全員で、移設に向けた作業が進む海上に向かって、「移設断念までがんばろう」と抗議の声をあげました。
      子ども2人を連れて参加した名護市の30代の女性は、「私もこのきれいな海を眺めながら育ったので、できることなら、子どもたちにも豊かな海を残してあげたい」と話していました。
      沖縄防衛局は、来週にもボーリング調査のための足場を搬入し、その後、準備が整い次第、調査を再開する方針ですが、現地では今月22日にも大規模な抗議集会が予定され、調査の再開に反対する声が高まっています。

      02月14日 19時05分