ニュース詳細
東レ 2億円着服で社員を懲戒解雇2月13日 13時36分
K10054318311_1502131409_1502131415.mp4
大手繊維化学メーカーの「東レ」は、医療機器の販売促進業務を担当していた本社の元社員がおよそ2億円を着服したとして、懲戒解雇したことを明らかにしました。
「東レ」の発表によりますと、懲戒解雇されたのは、本社で医療機器のパンフレットの製作など販売促進の業務を担当していた50歳の男性の元社員です。
元社員は、業務を委託した外部の業者に支払われた代金の一部を着服するという不正を10年以上にわたって繰り返して、合わせておよそ2億円を着服していたということです。
「東レ」は、取り引きに不審な点があったことから、去年10月から社内調査を進めた結果、不正が分かったということで、この元社員を今月12日付けで懲戒解雇しました。
会社側によりますと、元社員は社内調査に対して不正を認めたうえで、「生活費や遊興費に使った」と話しているということです。
「東レ」は今後、元社員を刑事告訴するとともに、上司などの関係者も厳正に処分するとしていて、「不正行為があったことを厳粛に受け止め、再発防止に向けて全力で取り組んでまいります」とコメントしています。