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2011年1月 1日 (土)

選手権1回戦【野洲×松商学園】

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

今やっと昨日の試合の録画を見終わりました。

 

やぁ~すごい試合でしたね。

試合の出来はおいておくとして、その展開にはハラハラしたりガックリきたり、ワクワクしたりと、大忙しでした。

 

私にとっては3回目のフクアリ。

でも、過去2回はゴール裏からの立ち応援だったので、メインスタンドで観戦するのは初めて。

相変わらずいいスタジアムです。

芝の状態も良く、しかもとっても見やすい(^^)。

千葉会場が市原臨海でなくなったのは嬉しいことです。

さて、昨日の試合について簡単に振り返ります。

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メンバーはこちら。

      19(円乗)  9(加藤)
    10(望月)      7(布施)
      16(高野)  8(松田)
14(武田) 5(竹内) 12(水野) 13(平山)
          1(松原)

交代:
後半7分 19(円乗)→11(村松)
後半28分 7(布施)→4(美濃部)

序盤はパスを細かくつないで相手陣内に攻め込む野洲と、しっかり守備の形を作ってパスカットから速攻につなげようとする松商学園という展開。

ポゼッションでは野洲が上回ってはいましたが、シュートまではなかなか持ち込めない野洲に対して、逆に松商学園の方がチャンスを作れている感じでした。

バイタルエリアにボールを持ち込んでからの崩し、守備の連係といった課題は、年末の刈谷フェスで見た時のまま残しているようでした。

試合の流れに話を戻すと…

前半28分に野洲にビッグチャンスあり。
でもそれを逃すと一転してピンチに。

後半29分に守備ラインのズレを突かれて失点(>_<)。
これで0-1。

先に書いた展開のまま試合は前半終盤へ。

前半34分には松田くんのパスを受けた平山くんが右サイド、ドリブルからシュート。
これが決まり1-1に。

この得点で「さぁ、試合はこれから」と思っていた矢先に野洲の左サイドをドリブルでえぐられて崩され失点。
同点弾からわずか2分後のことでした。
これで1-2。

このまま前半は1-2で折り返し。

そして、後半。
「さぁ、これから巻き返すぞ」と思った矢先にサイドから攻め込まれ、ドリブルからクロス。これをうまくゴール前で合わされて1-3。

選手交代以降、やや流れ的には野洲に傾いているかと思えた後半17分、カウンターを受けて失点。これで1-4。

負けているチームが前がかりになるのは仕方ないこととは言え、この失点で3点差に。

後半18分に望月くんのミドルシュートで2点差になっても、なかなか追いつくのは容易ではないように感じました。

この時には、後にすごいドラマが待っていることを知りませんでしたから。

後半32分、ゴール前で美濃部くんが3、4人をドリブルで抜いてシュート。
テレビではスピードのあるドリブルと言われていましたが、現地で見ているとゴールに突き進もうとする美濃部くんの気持ちで持っていったゴールに見えました。

これでスコアは3-4の1点差に。

 

でも試合は一転二転…

「このままの勢いで追い上げられるかも」と思った矢先に、松商学園にロングループシュートを決められ3-5。
再び2点差に。

普通ならこれがとどめの1点になるかと思ったんですけどね~。

選手たちはあきらめていませんでした。

 

終盤は攻め続ける野洲と何とかしのぎ続ける松商学園という図式に。

「でも残り時間がない」

スタンドで見ていても祈るような気持ちでした。

そして後半39分。
相手陣内で得たFK。蹴ったのは村松くん。
ゴール前にとんだ無回転のボールを相手GKが一旦は弾き、そのボールに加藤くんが詰めてゴール!

これで1点差。

そしてアディショナルタイムの終わりかけに村松くんのゴールで追いつきに成功。

 

会場は大盛り上がりでしたね。

バックスタンドの応援団とは比べ、わりと静かに観戦していたメインスタンドの観客も思わず拳を突き出す人、歓声を上げる人、手をたたく人でいっぱいに…会場中が一体となった瞬間でした。

 

試合は同点弾の後のワンプレーで終了のホイッスルが吹かれ、勝負はPK戦へ。

 

このPK戦では松原くんが大当たり。

(相手GKも大当たりだったけれど)

何とかPK戦を制して、2回戦進出を決めました。

 

***************************

まずは、このゲームを戦いぬいた野洲と松商学園の両チームに拍手を送りたいです。

面白い試合でした。

松商学園のしっかりした守備ブロック、奪ってからの速攻はすごく徹底されていて、見事にやりきられたと思います。

野洲も劣勢からよく気持ちを折れさせずに戦い抜いたと思います。

ただ、勝ち上がった野洲に関して言えば、次戦に向けて課題は山積みですけどね。

1試合でも多く戦うことがチームの、そして個々の選手にとっての糧になる大会。

大きく成長していって欲しいです。

 

野洲ファンとしては、次の試合を楽しみにしながら年を越させてもらいました。

本当にありがたいことです。

心から感謝したいです。

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コメント

野洲高、初戦突破うれしいです。でも、試合は完敗の展開でしたし、相手の効果的な得点でくじけそうになった中、気持ちが切れずに最後まで頑張った選手たち、とりわけ、スタメンでなく、後半途中から後輩に魂注入といわんばかりのプレーぶりで鼓舞し続けた3年の主将の美濃部、副将の村松の両選手・80分そして、PK戦でも大活躍、好セーブの松原選手に意地を見せてもらいました。両校とも、持ち味の出た、素晴らしいゲームでした。野洲高の2回戦の相手は、予想通り、インハイでベスト8の立正大湘南となりました。立正は、大阪とかの県外出身の選手も多く、上手さもあるチームで強敵ですね。確か、5月のTMでは、隙をつかれて敗れていますよね。いわば雪辱戦。今度の相手は受けて立っては、やられると思います。相手以上にアグレッシブにプレーするのがポイントになりそうな気がします。1回戦の反省点を修正し、終盤に見せてくれた気迫のこもった、速い攻めで野洲らしいサッカーをもう1度見せてほしいと思います。2回戦突破信じています。

投稿: うはうは | 2011年1月 1日 (土) 15時54分

>うはうはさま

本当に1回戦突破、嬉しかったです。
3年生の気持ちのこもったプレーはチームを引っ張ってましたね。
とても頼もしかったです。
美濃部くんや村松くんのゴールではジ~ンと目頭が熱くなりました。

試合の流れやゴールの美しさはずっと記憶にのこりそうです。


ただ、そういった感動とは別に課題も満載だった1回戦。

2回戦はさらに強い相手だと思います。
立正大淞南との練習試合のことは忘れていました。
自分のブログを読み返して「そうだったっけ」って感じです。

今年の立正大淞南はかなり充実しているので、1回戦と同じ試合の入り方をすれば大火事になることは必至。
どれだけ修正できるか…ですね。
(もう明日のことですが)

投稿: むぅ | 2011年1月 1日 (土) 17時45分

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