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情報機関元トップ 批判書き込みで実刑判決 韓国
2月9日 23時44分

3年前の韓国大統領選挙で、情報機関がインターネット上で野党の候補を批判する書き込みを大量に行っていたなどとして、当時のトップが公職選挙法違反などの罪に問われた控訴審で、ソウルの裁判所は、選挙に不当に介入したとして懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

韓国の情報機関、国家情報院のトップだったウォン・セフン(元世勲)被告は、パク・クネ(朴槿恵)大統領が大統領選挙で当選する2012年12月まで数か月にわたり、パク大統領の対立候補だった野党候補らをインターネット上で批判する書き込みをさせていたとして、公職選挙法違反などの罪に問われています。
9日の控訴審判決で、ソウル高等裁判所は、ウォン被告の指示の下、国家情報院のサイバー部門の職員らがツイッターのアカウントを700個余り使って大量の書き込みをしたなどと結論づけました。
そのうえで、ウォン被告に対して、「政治的な中立を守るべき公務員の義務を無視して国民の意思決定に介入したもので、民主主義を傷つけた」と厳しく批判し、執行猶予のついた1審判決を取り消して懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けて、最大野党の新政治民主連合は、当時のイ・ミョンバク大統領に謝罪を求めるとともに、「パク・クネ大統領も事件と関係ないではすまない」とする見解を示しました。

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