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米国務副長官 日韓の歩み寄り求める
2月9日 20時37分

アメリカのブリンケン国務副長官は、冷え込んだ状態が続いている日韓関係について、関係改善に向かうようアメリカとして両国に歩み寄りを求めていく考えを示しました。

韓国を訪問しているアメリカ国務省のブリンケン副長官は9日、韓国のチョ・テヨン(趙太庸)第1次官と会談を行いました。
会談のあとブリンケン副長官は記者団の質問に答え、冷え込んだ状態が続いている日韓関係について「両国関係はアメリカにとっても問題だ」と述べて、日韓の関係悪化がアメリカの外交にも障害となっているという認識を示しました。
そのうえで「当面、両国が直面する難しい問題を乗り越えられるよう働きかけていく」と述べて、関係改善に向けて、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題などで日韓両政府に対して歩み寄りを求めていく考えを示しました。
また、アメリカ軍が韓国内への配備を検討しているミサイル防衛システムに対して、中国側が中国軍の監視にも利用されるとして反対する立場を示している問題について、「まだ決定も本格的な議論も行われていない」としながらも、「北朝鮮の脅威だけを対象にした防衛目的のシステムだ」と述べて中国側の主張に反論しました。
さらに、北朝鮮の核問題については「北朝鮮が真剣さを見せるまでは国際社会が結束して圧力をかけていくことが重要だ」と述べて、非核化に向けた具体的な措置を行うまでは厳しい姿勢で臨んでいく考えを示しました。

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