Updated: Tokyo  2015/02/14 01:31  |  New York  2015/02/13 11:31  |  London  2015/02/13 16:31
 

運用成績トップの中国ヘッジファンド、不動産株投資を再開

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  (ブルームバーグ):運用成績トップの中国のヘッジファンドが不動産株の保有を再び増やしている。46%のリターンを記録した2014年7-12月(下期)の運用成績には不動産株への投資が貢献した。

マルコ・ポーロ・ピュア・アセット・マネジメントは上海証券取引所の不動産指数 が今年の高値から一時19%下落した後、保利房地産集団 や北京首都開発など不動産開発会社の株式を購入している。同様の取引が14年にマルコ・ポーロのリターンを押し上げた。同ファンドのアーロン・ボースキー最高経営責任者(CEO)が香港でのインタビューで明らかにした。昨年11月に中国が利下げに動いてから不動産指数は今年1月5日までに60%上昇した。

ボースキーCEOは、12年以来の利下げが金融緩和局面の始まりにすぎず、上海総合指数 は今年、約50%上昇すると予想する。金融緩和策が中国の経済成長を1990年以来の低い伸びから回復させるとの期待感から、不動産株がけん引する形で上海総合指数は昨年53%上昇した。

同CEOは「高値更新を見込んでいる」と説明。政府が「資本コストを押し下げ、景気を加速させる措置を推進し始めるだろう」と述べた。アジアヘッジ・インテリジェンスが調査する中国に特化したヘッジファンドでマルコ・ポーロの運用成績は昨年下期にトップだった。

原題:Top China Hedge Fund Says Best Equity Trade of 2014 Is Back On(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Kyoungwha Kim kkim19@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net Nikolaj Gammeltoft

更新日時: 2015/02/13 12:59 JST

 
 
 
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