ニュース詳細
米国務省 ミサイル発射受け北朝鮮に自制求める2月9日 7時33分
K10053150811_1502091111_1502091114.mp4
北朝鮮が8日、短距離ミサイル5発を日本海に向けて発射したことを受けて、アメリカ国務省は、直ちにあらゆる威嚇行為をやめ自制するよう求めました。
韓国軍によりますと北朝鮮は8日午後、東海岸のウォンサン(元山)の付近から短距離ミサイル5発を発射し、およそ200キロ先の日本海に着弾したと推定されています。
これについてアメリカ国務省の報道官は8日、NHKの取材に対し、「事実なら、北朝鮮に対し直ちにあらゆる威嚇行為をやめ、緊張を緩和するとともに交渉を再開するために必要な非核化に向けた措置を取るよう求める」としています。
そのうえで北朝鮮が来月、アメリカと韓国が行う予定の合同軍事演習の中止を求めていることを念頭に、「演習は防衛のためのもので、およそ40年間にわたって定期的に実施されている」として中止する考えはないことを強調しました。
今回の合同軍事演習に向けて、北朝鮮は軍事的な挑発を活発化させる可能性もあるとみられ、アメリカのブリンケン国務副長官が9日から韓国、中国、日本の3か国を訪問し、北朝鮮の核とミサイルの問題などについて協議する予定です。