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ヨルダン軍 「イスラム国」空爆の成果を強調2月9日 4時13分
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イスラム過激派組織「イスラム国」の壊滅を目指し、アメリカ主導の有志連合が連日、空爆を行うなか、パイロットが殺害されたことへの報復として大規模な空爆に乗り出したヨルダン軍は8日、訓練場や武器庫などを破壊したと成果を強調しました。
ヨルダン空軍は8日記者会見を開き、「イスラム国」によってパイロットが殺害されたことへの報復措置として、シリアとイラクで行っている「イスラム国」に対する大規模な空爆について説明しました。
それによりますと、今月5日からの3日間の攻撃で「イスラム国」の訓練場や武器庫など56か所を破壊し、「大きな損害を与えた」としています。
また去年の夏以降、アメリカ主導で行われている有志連合の空爆の結果、「イスラム国」の戦闘員およそ7000人を殺害したということです。
ヨルダン空軍のジュブル司令官は「『イスラム国』の戦闘能力を弱めるだけでなく、組織を壊滅させるというこの戦いの目的を達成する決意だ」と述べて、アメリカ軍と協力して有志連合の中で中心的な役割を果たしていく姿勢を示しました。
これに関連しアメリカ国務省は8日、有志連合に参加する国々との調整役を担うアレン大統領特使がヨルダンを訪問してアブドラ国王と会談することを明らかにし、「イスラム国」の壊滅のため、ヨルダンなどとの結束をさらに強化したい考えを示しました。