成長企業に勤めるのも大変なんだな…と、楽天の社員を見て最近思う私。
こう言ってしまってはアレですが、楽天がまだ中堅企業だった頃は大学さえ卒業していれば問題なく採用してもらうことが出来ていたんですが、今や東大や京大、早慶上智といった有名大学を卒業していないと入社することが出来なくなっている状況なんです。
- 昔:元気でやる気がある人であれば中途採用して貰えていた*1
- 今:競争倍率も高く、優秀な人員が採用されている
加えて最近ではインドや中国といった海外からも優秀な社員を採用している状況…。これじゃさぞ、前々から働いていた方は、肩身の狭い思いをしているんじゃないかな?と思うわけです。
社内は英語が公用語:
実際に楽天で働いている知人から聞いた話では、昔からいる社員が社内規程のTOEICスコアをなかなか取れないなか、新卒社員は最初から規定オーバーの点数をとって入社してくる点も辛いのだとか。
- 昔からいる社員:なかなか規定のTOEICスコアを取れない
- 新卒社員:最初からそのTOEICスコアをとった上で入社。英語が話せる。
ご存知のように楽天は英語が公用語ですからね、話せないということへのプレッシャーとストレスはかなり大きいようです*2。
採用数も多い:
また、新卒採用数が年々増えている点も、前々からいる社員にとってはプレッシャーですよね。
優秀な社員が数人入ってくるだけならそれほど影響はありませんが、100人、1000人単位で優秀な新卒が入ってきたら、下からの突き上げがとんでもないことになりそう…。おちおち、上司ぶってる暇すらありません。
成長企業に勤めるのも大変:
成長がそれほど速くない企業であれば、採用レベルについても年々、変化していかないものなんですが、楽天やヤフー、ソフトバンクといった急成長企業では、そんな愚痴すら言ってられないと思います。
- 成長企業ではない:毎年の採用レベルにそれほど変化なし(つまり自分と同じレベルの新卒が入ってくる)。
- 成長企業である:採用レベルが毎年あがっていく。大学の偏差値が毎年あがっていくようなもの。
そのため、『成長力のある企業なら、将来安泰だから終身雇用も期待できる』なんて理由で成長企業を就職で選んでしまうと、入社後、振り落とされないようにするだけで大変なことになるかもしれませんね。出世欲などの野心がないのであれば、成長企業を選ばないほうが無難だとも言えそうです。
以上、成長企業に勤めるのも大変なんだな…と、楽天の社員をみて思った話でした。