山口裕起
2015年2月12日20時18分
■キャンプの素顔
気温20度。12日の沖縄は天候に恵まれた絶好のキャンプ日和だった。ところが、ヤクルトが練習する浦添市民球場の観客席は閑散としていた。訪れた客は1117人。那覇市の繁華街から車で約15分の好立地なのに、客足が伸びない。
「今年はスター選手があんまりいないからかね。困ったね」。球場近くの軽食店「レストハウス」で働く知名知美さん(42)は嘆く。一昨年に宮本が引退し、昨季で岩村が退団。選手は若手中心に切り替わり、人気者のバレンティンはけがで離脱している。この店では、沖縄そばなどの定番メニューに加え、期間限定で麺に青汁を練り込ませた「ヤクルトラーメン」を売り出すなど工夫を凝らすが、効果はいま一つのようだ。
地元自治体にとっても、キャンプは街の活性化につながる絶好の機会。浦添市は今年からキャンプ期間の土、日、祝日に球場近くに「おもてなしステージ」を設け、若手芸人のトークショーや地元高校生の太鼓演奏などを披露している。周辺には、陸上競技場や体育館、土俵などが密集し、スポーツ好きの市民が集まりやすい環境だ。
13日には、球団マスコットの「つば九郎」がキャンプインする予定。1月末に年俸9千円で契約更改した「チーム一の人気者」だ。集客の救世主になれるか。(山口裕起)
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