(cache) ワイツゼッカー元独大統領が死去 統一後初代、戦争責任直視訴え  - 47NEWS(よんななニュース)
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  • ワイツゼッカー元独大統領が死去 統一後初代、戦争責任直視訴え 


     2014年7月20日、ベルリンでヒトラー暗殺未遂70年の記念式典に出席したドイツのワイツゼッカー元大統領(AP=共同)

     【ベルリン共同】ドイツのメディアによると、ユダヤ人虐殺などドイツの「過去」への沈黙を鋭く批判する演説で戦後ドイツの良心を呼び起こしたリヒャルト・フォン・ワイツゼッカー元ドイツ大統領が31日、死去した。94歳。

     第2次世界大戦終了40周年の1985年5月、「荒野の40年」と題した議会演説で「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と訴え、ナチス・ドイツによる犯罪を「ドイツ人全員が負う責任」だと強調。歴史を直視するよう国民に促した言葉は、90年の東西ドイツ統一後もドイツの戦争責任を語る際の規範となった。84―94年に統一後のドイツ初代大統領に就任した。

      【共同通信】