サンゴ損傷場所
県は11日までに、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けて沖縄防衛局が設置しているコンクリート製の「トンブロック」(10〜45トン)がサンゴなどを傷つけている問題で、作業の一時停止を指示する方向で調整に入った。移設予定地に面した大浦湾内でのブロック設置場所が、昨年8月に県が岩礁破砕許可を出した区域の外であることなどを問題視した。県は12日にも防衛局からトンブロックについての回答を受けて早急に対応を決めるが、岩礁破砕許可の取り消しも含めて検討している。
県首脳は11日、「対応は急がれる。指示や取り消しなど岩礁破砕を許可した際に付した条件について議論する」と述べ、許可に際して付した「条件に違反した場合は取り消すことがある」との条項に当たる可能性を示唆した。
県は昨年8月、防衛局が申請した172ヘクタールの埋め立て予定地に係る岩礁破砕を許可したが、防衛局は現在、沿岸から最大約2キロ離れた臨時制限区域に沿ってブロックを設置している。
これを県農林水産部は問題視し、県漁業調整規則に基づく岩礁破砕の再協議の必要性などを判断するため、防衛局側にブロックの仕様などを含めて2度にわたり質問をしている。
防衛局は取材に対し「ブロックを設置している場所に関して県は昨年、フロートを固定するアンカーの設置許可は不要と説明しており、あらためて協議する必要はない」と答えている。
これに対し県は「これほど大きなブロックを設置する作業について協議がないのは疑問だ」と話している。
防衛局は大浦湾で立ち入りを制限する臨時制限区域を海上で示す浮具(フロート)や浮標灯(ブイ)を固定するため、数百キロ〜数十トンのブロックを設置。計75の設置予定地のうち約20カ所で設置が完了、仮置きも含めて海中の約60カ所にブロックを沈めたとみられる。
ブロックの設置でサンゴを傷つけていることを受け、翁長雄志知事は10日、取材に対し「事実関係を確認して対応する」と述べた。
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