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黒の星眷使い ~世界最強の星眷使いの弟子~ 作者:左リュウ

第四章 五大陸魔法学園交流戦 後編

第五十七話 プロローグ

 王都レーネシアは、おそらく今現在で世界でもっとも注目されている街だろう。
 何しろ今年の『五大陸魔法学園交流戦』の開催地であり、将来的には歴史の一ページに刻まれるであろう同盟の儀が行われた場所でもある。そして、今年の『交流戦』はあの魔族からも参戦してくるとあって注目度はぶっちぎりだ。
 新聞でも交流戦の話題でもちきりで、そしてそれは新聞だけではなく人々の話題の中心も今年の『交流戦』に向けられていた。交流戦前日となった今となっては王都には様々な種族が溢れかえっているし、その中には魔族の姿もチラホラと見える。どこの宿も貸切状態で人がいっぱいだ。

「本当に、すごい盛り上がりよねぇ」

 朝の食堂で、そんなことを言いながらもきゅもきゅと朝食を食べているのはクラリッサである。彼女はソウジから借り受けた新聞にデカデカと取り上げられている『交流戦』の記事に目を通していた。

「さっきチェルシーとチラッと外の様子を確認したけど本当に朝から人の数が凄いのなんのって感じよ」

 クラリッサの言葉に無言でチェルシーが頷く。クラリッサをはじめとした『イヌネコ団』が囲っているそのテーブルには一人足りない。その空席がクラリッサの目についたのか、はぁと彼女はため息をついた。

「それにしても、もう当日よ? レイドはどこに行ったのかしら」
「さぁ……いちおう、探してはいるんですけど……」

 現在は夏休みに突入しているので授業はないので教室でレイドと顔を合わせることはまずない。だが彼が今日までギルドに顔を出していないという事実が、クラリッサたちを不安にさせていた。

「レイドにもいろいろあるんだろ。当日には間に合うと思うし」
「ってソウジ、どうしてそんなことが分かるのよ」
「んー。男の子の勘ってやつかな?」
「ということらしいけど、オーガスト?」
「知らん。僕にそんな勘などない。………………まったく、心配させる奴だ……帰ってきたらただじゃおかないからな……」
「……仕方がない。オーガストはヒロインだから」
「誰がヒロインだ! 僕は男だ!」

 顔を真っ赤にして否定するオーガストと、しれっとした顔のままのチェルシー。当のチェルシー本人はというと、クラリッサと同じ朝食をもきゅもきゅと食べていた。どうやら何を言っても無駄と分かったらしいオーガストはがくっと脱力している。

(とはいっても……)

 オーガストが心配する気持ちも分かる。ソウジとしてもレイドのことは心配だ。レイドがレイドなりに頑張ろうとしているのは分かっているものの、姿を見せていないというのは気になる。
 しかし、ソウジはレイドが交流戦当日には必ずやってくるということは信じているし、それをオーガストも信じているからこそ、「帰ってきたら」という言葉が出てきたのだろう。

「いないといえば、ルナもいないわね」
「ルナさんなら、さきほどエマさんとサポートスタッフの打ち合わせに行きましたよ」

 交流戦において実際に試合に関わるのは選手だけだが、その選手を支える者達も存在する。それがサポートスタッフであり、サポートスタッフはエマのような回復系の魔法を得意とする者達で集められている。だがルナのような料理や人の身の回りの世話が出来る人間はそれ以上に貴重だ。
 そういった生徒は少ない。魔法が使えてもルナのような事務関係も料理もこなせる人材はほんの僅かしかおらず、ルナは今日まで割といろんな部署から重宝されてきた。

「うーん。でもちょっとルナに負担かけ過ぎよね。ちょっと生徒会か風紀委員会の方に抗議しようかしら」

 と、言いつつクラリッサは羊皮紙を眺めている。どうやらルナがどういったところでどれだけ働いているかをきっちりとメモにとっていたらしい。そのメモを見て険しい顔をしている。

「ルナさんは『お役にたててうれしいです』とは言っていましたけど……でも、確かに働き過ぎな気もしますね」

 予選の時もルナはみんなのために料理やドリンクの準備などサポート面ではかなり助けられた。そこから更に続けてのこの働きっぷりだ。ちょっと心配にもなる。
 そのことでオーガストは何かに気が付いたようにポツリと、

「もしこのままルナが倒れでもしたら、ブリジットさんが黙っていないだろうな」

 ブリジットとの付き合いは短期間ではあるが、彼女がルナを大切にしていることは分かる。過保護な面もあるものの、溺愛というほどのものでもない。きっちりと大切にしている。だからこそ、もしルナの身に何かあったらどう転ぶか想像もつかない。
 これはソウジたちが知らないことだが、学園襲撃の際に『巫女』関連にルナに害が及ぶと判断したブリジットはその場にいた『再誕リヴァース』のメンバーを壊滅させている。
 その件のブリジットが、

「――――へぇ。よくわかってるね。オーガストくん」
「ひぃっ!?」

 突如としてオーガストの背後から現れた。
 気配も音もなくいきなり現れたものだから、その場にいた五人がびくっ! と肩を震わせる。
 そして今日のブリジットはどこかおかしい。いつもニコニコ笑顔で今日も顔は笑顔だったのだが、その笑顔がどこか冷たいというか固まっているというか。

「実はねぇ、ルナちゃんついさっき倒れちゃったの」
『えっ!?』

 やはり連日の無理がたたっていたらしい。ただでさえルナは体が弱いのだ。負担を強いすぎたのだ。

「まあ、傍にいたエマちゃんが迅速に魔法を上手く使って回復させてくれたんだけどさぁ。やっぱ無理させすぎだよねぇ。ホント、何やってるんだろうね生徒会と風紀委員会は」
「……あー、えと、ご、ごめんなさい……」
「クラリッサちゃんたちが謝る必要はないんだよ? ただねぇ、今から他の部署の奴らとは『おはなし』をしにいくからさぁ。みんなにはルナちゃんのお見舞いに行ってあげてほしいんだよね」
「そ、それはもちろん……そうします」
「お願いねぇ。それじゃあわたし、これから各部署のアホ共をぶっ殺……げふんげふん。各部署のゴミ共に『おはなし』をしに行ってくるから。うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ…………」

 そのままブリジットは「うふふふふふふふ」と怖い笑みを浮かべたままどこかへと行ってしまった。きっと今から『おはなし』をしに行くのだろう。とりあえずソウジたちはさっさと朝食を片づけてルナのお見舞いに向かった。

 ルナは食堂の裏口から少し離れた小屋でブリジットと共に暮らしているらしい。その小屋に向かってみると、ソウジは懐かしい気持ちになった。その小屋はどことなく、ソウジとソフィアが暮らしていた小屋にそっくりだったからだ。

「ルナー、お見舞いに来たわ。入るわよー」

 クラリッサがノックをして小屋に入る。中は割と整っていて、特にキッチン周りは清潔に保たれていた。小屋の中にあった扉に『ルナちゃんのおへや』と書かれた木のプレートがあって、小屋に入ってきた時と同じようにクラリッサがまたノックをして入る。
 中に入ると、ベッドの中でパジャマ姿のルナが眠っていた。

「あ……みなさん……」

 ルナは顔を赤くして額には冷たいタオルをのせていた。熱が出ているのか汗が流れていて、とても辛そうにしていた。

「えと……ごめんなさい……あの、わたしっ……」
「なんで謝ってるんだよ。ていうか、ゆっくり寝てろって」

 起き上がろうとしたルナを、ソウジがゆっくりと優しくベッドに寝かせる。もともと働き者だったのにここ最近のルナは更に働いていたのだから今ぐらいはちゃんと休んでほしい。

「あう……」
「そうよ、ルナは普段でさえ働き者さんなんだから、こういうときぐらいちゃーんと休みなさい」
「……ルナのこと、しんぱい。今は寝てよ?」

 クラリッサとチェルシーに窘められてルナはようやく、しぶしぶといった様子でベッドに沈み込んだ。

「ごめんなさいです……ちょっと熱が出てしまっただけなんですけど……交流戦は明日なのに」
「気にしないでください。それにルナは十分、頑張ってるじゃないですか。普段からわたしたちはいつも助けられてますよ?」
「第一、そんなことになるまでなぜ何も言わなかった。まったく、ルナといいレイドといい、どうして何も言わないんだ……」

 ブツブツとまたレイドのことを思い出したのか愚痴りモードに入ったオーガストを窘めつつ、ソウジはあらためてルナを見る。彼女はこんな小さな体で普段からあれだけ働いてくれているのだ。そして今回は、倒れてしまうまで……。気付いてやれなかった自分に腹が立つ。
 そしてそれはクラリッサも思っているのか、彼女は申し訳なさそうに落ち込んでいた。

「うう……ごめんね、ルナ。わたし、もっとはやく気づいてやるべきだったわ……ちゃんと仕事量はチェックしてたのに……」
「気にしないでください、クラリッサさん。それにわたしが勝手に引き受けたお仕事もあるので……たぶん、クラリッサさんがチェックしきれなかった分もあるんですから」
「……勝手に引き受けた?」
「はい。『ついでにこれも』とよく言われるので」
「…………ブリジットさんじゃないけど、わたしも他の部署の奴らをぶっ飛ばしてこようかしら」
「……気持ちは分かるから落ち着いて、クラリッサ」
「これが落ちついてられるかってーのよ!」

 ギャーギャーと騒ぐクラリッサとそれを窘めるチェルシー。見慣れた光景だが、今回ばかりはクラリッサが騒ぐ気持ちも分かる。確かにルナはかなり貴重な人材であることは確かだが、おそらく一年生しかいないギルドということでなめられている部分もあるのだろう。
 だがここでギャーギャー騒いでも仕方がないと思ったのかクラリッサはため息をついた。

「とりあえず、ルナを着替えさせましょうか。もう汗びっしょりだし」
「……からだ、ふきふきしてあげるね」
「ふぇっ? あ、あのあの、そこまでしていただかなくても……」
「だめですよ。こういうのはちゃんとやっておかないと」
「そういうわけだから、とりあえず男共は向こうに行ってなさい」

 クラリッサの言葉にソウジは肩をすくめ、ルナの方を見る。

「というギルマスからのご命令だからとりあえずお粥でも作るけど、食材借りても大丈夫かな?」
「は、はい。ありがとうございます」

 そのままソウジとオーガストは部屋から撤退し、ルナに食べさせるためのお粥を作るためにキッチンへとむかった。

 ☆

 王都で開催される交流戦は商人たちにとっては商売のチャンスだ。各大陸から多くの人々がやってくるので、各大陸にコネクションを作ることを多くの商人が目標にしている。そして商品が必要となれば当然その材料となる物が必要となる。そのため、材料を載せた多くの荷馬車が王都に向けて動き出していた。
 だがそれだけ多くの荷馬車が王都へと向かうという事は、それを狙う盗賊や魔物も多く出没するという事だ。そして商人としては、商品を護る為の武力として冒険者を雇うことになる。
 その商人も冒険者を雇っていた。雇っていた、というよりも途中から同行した旅仲間、といった方が正しいか。盗賊に襲われていたところをその冒険者に助けてもらったのだ。

「いやぁ、悪いなぁ。飯を奢ってもらっただけじゃなくて王都まで運んでくれるなんて」

 旅仲間、兼、冒険者であるその少年がその商人に向かって言う。

「いやいやそれはこちらのセリフだよ。危ないところを助けてもらったんだ。それぐらいはお安い御用さ。むしろ、報酬を支払えなくて申し訳ない」

 その商人はまだ若く、成功を夢見て今回の王都で行われる交流戦に賭けていた。だがまだ商売を始めたばかりで今回の王都で出すための商品を最低限そろえるのが精いっぱいで冒険者を雇う余裕が無かった。だから盗賊に襲われた瞬間に現れたこの少年の登場はその若い商人にとっては救世主といえた。

「いいってことよ! にしてもお兄さん、どれもこれも良いモン積んでるねぇ」

 若い商人は照れくさそうに笑った。荷台には王都で売り出そうと頑張って作った自分の魔道具がたくさん積んであり、それを褒めてもらえたことが嬉しかった。
 ちなみにその冒険者はまだ子供で、確か歳は十五と名乗っており、妹は一つ下らしかった。兄の方は年季の入った白いコートを纏っており、腰には剣が収まっていた。妹はフードのついたローブを纏っており、フードですっぽりと顔を隠している。

「ありがとう。それ、王都で売り出していく僕の商品なんだ」
「へぇ。じゃあ、お兄さんもこれから王都で頑張ろうってわけか」
「うん。まあ、成功するか分からないけど……ちなみに君たちは王都で何を?」

 何気なく聞くと、うーんとその少年は唸り、

「なんだろなぁ。強いて言えば……先輩探し? それか、生活費を稼ぎにとか……まあ、命令とも言えるな。うん」
「なんだい、それ」

 クスクス笑う若い商人。その冒険者の一つ下の妹はため息をついている。

「もう、お兄ちゃんったら。恥ずかしいから黙ってて」
「そ、そんなこというなよ、ユキぃ……」

 若い商人からするとそのやり取りも微笑ましい。

「ところでお二人さん、王都まではどうやって行こうとしてたんだ? 僕が襲われているところにたまたま出くわしたみたいだったけど」
「まあ、歩きかなぁ。あとはてきとーにのせてくれる馬車をヒッチハイクしようとしてた」
「歩きって……そりゃまた随分な無茶をするねぇ」
「そうなんです。お兄ちゃん、いつも無茶ばっかりして」

 呆れたように言う妹に、どうやら兄は頭が上がらないらしい。だがその兄が妹の事をとても大切に思っているという事は短い付き合いでも分かった。

「おっ、見えてきたよ。あれが王都だ」

 商人が言うと、兄妹は王都へと視線を向けた。

「すっげぇ! でっかいなぁ!」
「……ほんとだ……おおきいっ」
「あはは。僕もまだ王都に来たのは二回目だけど、大きいよねぇ」

 何しろこの大陸最大最強の国の中心部なのだ。多くの若者たちがこの街で成功することを夢見ている。その街の巨大さは、集まった人々の夢を大きく膨らませたかのような姿だった。

「そんじゃあ、ここでいいよ」
「え、いいのかい?」
「うん。いつまでも乗っているのは悪いしね、ここからは歩くことにするよ。外の景色も楽しみたいし」

 そしてその兄妹は馬車を下りると、その若い商人にお礼を言った。

「ありがとうございましたっ!」
「ありがとうございました」
「いやいや。お礼を言いたいのはこっちだよ。ホント、君達がいなかったらどうなってたことか……僕はしばらく王都で頑張るつもりだから、よかったらまた会いに来てよ。サービスするよ」
「おうっ! 俺らも王都にはしばらくいるつもりだから、またどこかで会うかもな!」
「ちょっ、お兄ちゃん。失礼だよっ。そんな言い方」

 ニカッと笑ったその少年は、そのまま元気に手を振って商人を見送った。妹はそんな兄と反対に礼儀正しく頭を下げた。そして少年の手には、銀色のブレスレットが力強い輝きを放っていた。


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