沖縄・辺野古、サンゴ礁が損傷 防衛局が海中にブロック海底のサンゴ礁を損傷するコンクリート製ブロック=7日、沖縄県名護市辺野古沿岸部の大浦湾(ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボー提供) 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり、海底ボーリング調査の再開に向けた準備として、沖縄防衛局が海中に投入したコンクリート製ブロックで海底のサンゴ礁が損傷していることが11日、市民グループの潜水調査で分かった。県も事態を問題視し、検証に乗り出した。 防衛局が沖縄県に提出した文書などによると、ブロックは重量10~45トン。米軍や工事関係以外の船舶航行を禁止する臨時制限区域を示す浮具(フロート)などを固定するため、数十カ所で投下。 市民グループは「ヘリ基地反対協議会」のメンバーで、2月上旬に潜水し、少なくとも5カ所で損傷を確認した。 【共同通信】
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