相川2安打2打点!小林との正捕手争い、攻守に存在感

2015年2月13日6時0分  スポーツ報知
  • 2回1死一、二塁、ライバル小林(左)の前で左越え適時二塁打を放つ相川

    2回1死一、二塁、ライバル小林(左)の前で左越え適時二塁打を放つ相川

 ◆巨人1軍紅白戦 白組2―1紅組=特別ルール=(12日・サンマリン宮崎)

 巨人は12日、今季初の紅白戦(サンマリン宮崎)を行った。白組の「8番・捕手」で先発した相川亮二捕手(38)は2打数2安2打点だった。

 38歳とは思えない鋭いライナーが、左翼を襲った。相川の打球は、目測を誤った堂上の頭上を越えてフェンスまで転々。「あれはたまたまですよ」。名刺代わりの“移籍後初安打”を、表情を緩めることなく振り返った。

 白組の「8番・捕手」として、巨人での実戦デビューを果たした。第1打席。1点を追う2回1死一、二塁から、小山の初球の甘い真っすぐにバットをぶつけた。逆転の2点二塁打は、勝利打点のおまけつきだ。「しっかりプレーすることだけを考えていた。結果を求められているので結果を出していこうと思っているし、形に残るようにやりたい」。5回には新人・高木勇から中前打も放ち、2打数2安打。言葉通り、「10割」という最高の形を残した。

 守っても、ベテランの味わいを見せた。2番手・宮国がカーブの制球に苦しんでいると見るや、シュートを大胆に使って、2回完全の好投を演出した。「いい投球をするためのものを彼と追い求めていきたい。バッテリーを組まなくても、彼が活躍すれば(チームに)プラスになる」。低迷する右腕に、打ちにくいフォームなど、豊かな経験をもとにアドバイスを送る。首脳陣の期待通り、若手とのコミュニケーションは積極的だ。

 この日は、4回からマスクを実松に譲り、DHに。「思ったよりプレーできた。これを継続していきたい」。正捕手を巡る小林とのマッチレース。抜群のスタートを切った。(太田 倫)

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