“居反り”の宇良、木瀬部屋に入門「大きな相手に勝つことが醍醐味」

2015年2月12日21時48分  スポーツ報知
  • 写真撮影に応じる、宇良和輝(右)と木瀬親方

    写真撮影に応じる、宇良和輝(右)と木瀬親方

 昨年のアマチュア相撲・全国学生個人体重別選手権の無差別級3位で、大相撲の木瀬部屋に入門する宇良(うら)和輝(22)=関学大4年=が12日、兵庫・西宮市の同大学で会見した。

 関学大から初めて角界入りする宇良は、身長172センチ、体重107キロの小兵。相手の懐に潜り込んで後方に反って倒す「居反り」を繰り出す異色選手として注目され、以前にテレビ朝日系の「マツコ&有吉の怒り新党」でも取り上げられた。

 教育学部に在籍し、幼稚園と小学校の教員免許を取得見込みの宇良は「目標は2年で関取に昇進すること。1年目は1年で10キロ増量したい。大きな相手に勝つことが醍醐(だいご)味で、どこからでも攻めて行く万能力士になりたい」と抱負。春場所(3月8日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で初土俵を踏む予定だ。

 会見に同席した木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)は「(増量のために)毎日でも、いい肉を食べさせる。いつも以上に米を炊く」とバックアップを約束。「捨て身の技が多い居反りで、攻める居反りは見たことがない。『これ相撲なのか?』と思った。プロが嫌がる、アクロバチックな相撲を取る」と期待を寄せた。

 大阪・寝屋川市出身の宇良は4歳から相撲を始め、京都・鳥羽高を経て関学大に進学。2011年度の西日本学生個人体重別選手権と全国学生個人体重別選手権で優勝(ともに65キロ未満)、13年度の全国選抜大学・社会人対抗和歌山大会の無差別級と西日本学生選手権1部でともに準優勝、世界大会のワールド・コンバットゲームズ2013の85キロ未満で優勝した。

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