2015年2月13日11時49分
西川公也農林水産相が代表の「自民党栃木県第2選挙区支部」が2012年9月、国の補助金交付がその4カ月前に決まった同県鹿沼市の木材加工会社から、300万円の寄付を受けていたことがわかった。政治資金規正法では、補助金の交付決定通知から1年間は寄付を禁じており、同法違反の疑いがある。
西川氏は13日午前の閣議後の記者会見で事実関係を認めたうえで、「(報道機関から)問い合わせを受けて(同社が)補助金を受けていることがわかった。違法性が考えられることもあり、返金した」と述べた。
西川氏の説明などによると、木材加工会社が受けた補助金は、農水省が所管し、林業振興などを目的とする「森林整備加速化・林業再生事業」。同社は民主党政権だった12年5月に国の補助金7億円の交付が決まり、通知を受けた。その後、実際に同年中、補助金が県を通じて2回にわたり交付された。同社は西川氏の選挙区内に本社がある。
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