【陸上】旭川東高・北口、やり投げ王国・フィンランド合宿派遣!
2015年2月13日6時0分 スポーツ報知
1月に2020年東京五輪に向けた日本陸連の強化指定選手「ダイヤモンドアスリート」に選出された女子やり投げの北口榛花(旭川東高2年)が、フィンランド合宿(3月5~11日)に派遣されることが12日、分かった。
初の海外遠征が決まった北口は「幸運な機会。技術、練習方法などすべて肌で学び、記録向上につなげたい」と目を輝かせた。「ダイヤモンドアスリート」は5年後の東京五輪で活躍が期待される19歳以下有望選手に英才強化を施すもので、11人を選出(女子3人)。北口は本道から唯一選ばれた。
「幸運な機会」 フィンランドは五輪で過去男子7個、女子1個の金メダルを獲得、“やり投げ王国”と呼ばれる。日本代表選手も多く合宿を行ってきた。北口も、現地ナショナルチーム施設で専門コーチ指導のもと技術、体力強化に励む。
競技歴は高校入学後からだが、中学までのバドミントンや競泳の経験で培われた運動能力と177センチ、78キロの恵まれた体格を生かし急成長。昨春に53メートル08の道高校新をマーク。高校総体、日本ユース選手権、国体の3冠を獲得し、国体では53メートル15で道高校記録を更新。この冬場は、日本高校記録(57メートル31)更新、世界ユース選手権(7月・コロンビア)代表を目指し助走練習や筋力トレに力を入れてきた。「フィンランド合宿で助走技術を高め、今年の目標達成、東京五輪へのステップにしたい」と力を込めた。(小林 聖孝)
◆北口 榛花(きたぐち・はるな)1998年3月16日、旭川市生まれ。16歳。3歳で水泳を始め、小学4年で始めたバドミントンでは、6年時に全国小学大会団体戦で優勝。高校1年でやり投げに転向し全道高校2連覇。高校2年で日本選手権に初出場し10位。177センチ、78キロ。家族は両親。