阿部サダヲがラブコメディーで「マルモ」以来4年ぶりドラマ主演
俳優の阿部サダヲ(44)が、4月からのフジテレビ系水曜10時ドラマ「心がポキッとね」に主演することが分かった。都内のアンティーク家具店を舞台に水原希子(24)、藤木直人(42)、山口智子(50)の「病んでるオトナ」と“四角関係”を演じるラブコメディー。阿部は11年の「マルモのおきて」(フジ系)以来4年ぶり2度目の連ドラ主演となる。
阿部が演じるのは、心を病んで会社も家庭も失い、ひょんな事からアンティーク家具店で働くことになった家具再生職人。そんなひっそりとした世界に飛び込んできたのが、家具店オーナー(藤木)にほれ込んでやってきたストーカー気質の水原演じる女性。しかしオーナーには心の彼女(山口)がいて、しかも彼女は職人(阿部)の元妻で―。奇想天外に絡み合う人間関係の中、それぞれが自分の居場所を見つけていく様子をブラックユーモアを交えながら明るく描く、オリジナルストーリーだ。
「マルモ―」での明るいキャラクターとは反対の、ナイーブで屈折した役に挑戦する阿部は「心を閉ざすのは得意です。閉ざした方が楽な時ってあるよね」と問題は無い様子。水原とは初共演となるが「とてもオープンな方の印象があるので共演が楽しみ」。藤木、山口とも「がっつりお芝居で絡んだことはないので、思いっきりやらせていただきそうで楽しみ」と意気込んでいる。
一方、水原は「ストーカー気質や怒りっぽい役は、自分にはあまり無い部分なので単純に楽しみ。阿部さんが演じる不安定なキャラクターとどう合わさって、そこからそういう形の愛が芽生えていくかすごく楽しみ」と話している。
完璧のイメージの藤木が天然さに悩む大人を、サバサバした印象の山口が、こじれた人生に悩む女性を演じるなど、どの配役も明るいイメージとは違う難しい役に挑戦。4人の軽妙な掛け合いから人生の優しさ、生きる楽しさを描いてゆく。阿部は「世代ごとに共感できて、笑えるドラマになったらいいなぁと思います!」と抱負を語った。