偽造の警察階級章をネット販売 全国初の摘発

2015年2月13日6時0分  スポーツ報知

 神奈川県警は12日、警察官の階級章に県警の個人識別章を取り付け販売したとして、公記号偽造などの疑いで相模原市南区の会社員・齊藤剛太容疑者(38)を逮捕した。県警によると、偽造階級章を販売した同容疑での摘発は全国初という。齊藤容疑者は「売ったのは間違いないが、偽造はしてない」などと偽造については容疑を否認している。

 逮捕容疑は、昨年1月から4月にかけて神奈川県警察本部の巡査部長の階級章など3点を偽造してインターネットのオークションに出品し、千葉市の男性に2万1000円で販売した疑い。

 県警によると、齊藤容疑者宅から偽物の警察官の制服や各地の警察本部の手帳、雨がっぱなど91点が押収された。インターネットの履歴などから2011年2月から昨年6月までの間に約300点、約230万円分を販売していたとみられている。

 齊藤容疑者は「子供のころからあこがれだった警察官になった気分になれた。新しい警察グッズを買うための金が欲しかった」などと話しているという。

 県警は、齊藤容疑者がインターネットで購入した部品を組み立てて偽造していたとみて、部品の入手経路などを慎重に調べていく。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
報知ブログ(最新更新分)一覧へ