広島県 熊野町 筆まつり(筆祭り)の歴史
筆まつり(筆祭り)の歴史

これまでの筆まつり(筆祭り)の歴史
今年(2010年)第76回を数える筆まつりには、さまざまな歴史があります。
各催しの歴史や、携わってきた方々のこれまでの歴史を紹介いたします。

指導要領の改訂があり、昭和40年より小学校3年生から毛筆書写が正課になり、空前の書道ブームで熊野町の筆産業も活況を呈してきました。
昭和50年3月、熊野筆が国の伝統工芸品の指定を受ける慶事もあって、商工会青年部長の山本一英氏の発案で、筆まつりを盛大にやる機運が起こりました。
昭和50年(1975年)
この年の第41回筆まつりでは、商工会青年部内に実行委員会が組織され、これまでの催しの他に、以下の催事が行われました。
・大書
・筆踊り(婦人会)
・筆供養
・筆作り実演(初代赤翼洞水氏による)
・文化財展示会(筆組合青年部による)
・筆展示即売会(筆組合青年部による)
・彼岸船(町の東西から二そうの彼岸船が子供達によって引かれ、練り歩く)

大書の模様(貝原司研氏による)
昭和52年(1979年) 第43回筆まつり

彼岸船が練り歩く様子

筆まつり会場(榊山神社)で行われた相撲大会の様子
昭和53年(1978年) この年の第44回筆まつりでは、「一万本の筆通り」と「競書大会」が加わり筆まつりも盛大になり、町内のみならず、安芸地方から多数の観光客が来訪されました。

筆塚前の祭典の様子

現在の一万本の筆通り
昭和54年(1979年) 第45回筆まつり

彼岸船の様子

筆の市の様子

筆まつりのど自慢大会の様子
昭和58年(1983年) 第46回筆まつり


筆供養の様子

鯉の品評会の様子
昭和59年(1984年) この頃資金面での青年部員による町内500店にも上る商工会員を対象とした寄付集めや、肥大化した催事への人員配置の問題などにより、商工会青年部自体が疲弊してきたため、この年(昭和59年)より町内各団体から実行委員を出す実行委員会が主管となって運営することとなりました。
第47回筆まつり

大作席書の様子(森井一幸氏による)

筆まつり歌謡ステージの様子

筆踊りの様子

長さ5メートルの筆みこしの様子
昭和60年 第48回筆まつり

筆供養の様子

大作席書の様子(才津原白刃氏による