台北=鵜飼啓
2015年2月13日07時07分
ともに駅舎が100年余りの歴史を持つJR東京駅と台湾北西部の新竹駅(新竹市)が12日、姉妹駅として提携した。新竹駅前の広場で行われた式典では記念の交通ICカードの販売に長い列ができ、用意した500枚を完売した。
台湾鉄路管理局(台鉄)の新竹駅は1893年に開業。台湾で最も古い現在の駅舎は、日本が植民地として統治していた1913年、ドイツで建築を学んだ日本人建築家、松ケ崎万長(つむなが)の設計で建てられた。一方、東京駅は1914年12月20日に開業した。
式典に出席した東京駅の江藤尚志駅長は「両駅舎は当時の日本を代表する建築家が建てたもの。100年後に手を結べたことはすばらしい」と語った。
台鉄は新竹駅で記念入場券2700セットを販売するほか、同駅や台北、高雄駅などで日本人観光客に記念ICカード1千枚を無料配布する。入手にはパスポートの提示が必要。(台北=鵜飼啓)
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