木暮太一の「経済の仕組み」

「文章力は、伝達力の基本」
【第19回】感情を誤解されないメールの書き方

2015年02月13日(金) 木暮 太一
upperline
〔PHOTO〕Thinkstock

【第18回】はこちらをご覧ください。

伝達内容を誤解されることも問題ですが、感情を誤解されることもビジネスでは避けたいものです。「やる気がない!」と誤解されたり、「怒っているの??」と思われてしまったり---。たとえ内容が正しく伝わったとしても、こちらの姿勢や感情を誤解されてしまうと、その後の関係がギクシャクすることもあります。

今回はそれを避けるためのポイントを説明していきます。

書かれた文章は、話し言葉よりも感情が低く出る

まず理解していただきたいは、同じ日本語でも、会話より「書かれた文章」の方が「テンションが低く」「冷たく」感じるということです。

何気なく、普段の会話と同じ日本語で文書やメールを書くと、「やる気がないの?」「なんか怒ってる?」と思われてしまうのです。

1)社内で会った時に口頭で

「あ、○○さん。この前のプロジェクトの件、了解しました。ご指示通りやっておけばいいんですよね~!」

2)メールで

======
○○さん
先日のプロジェクトの件、了解しました。
ご指示通りやっておけばいいんですよね。
木暮
======

いかがでしょうか? 随分と印象が変わりますね。文章にすると、表情や言葉の抑揚が伝わらず、感情が表現できないので、「テンションが低く」「冷たく」感じるのです。場合によっては「仕方なくやっている」というように勘違いされてしまいます。

1
nextpage



underline
アクセスランキング
昨日のランキング
直近1時間のランキング
編集部お薦め記事
最新記事