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ごきげんよう。
※謎の前置きがありますが飛ばしてくれていいです。ハピネスチャージプリキュアも終わり、新たなプリキュア『Go!プリンセスプリキュア』が始まりました。
毎年この季節はこれまでのプリキュアが終わる物寂しさと、新しいプリキュアが始まる大きな期待とちょっぴりの不安で胸が膨らみますね。
プリキュアも今年で11年目。十周年という節目を越えても沢山の小さなから大きなおともだちに愛され続けるプリキュアはまだまだ爆進します
とかなんとか言っている私も、プリキュアをなんだかんだ追いかけてても未だ飽きることはないどころかどんどんと愛は深まるばかりでブレーキが効きません。もうね、脳細胞がトップギアのアクセル全開です
正確な情報だったり、紹介だったりは公式サイトやWikipedia、そして他の私よりもマジメで真剣なブログ等を書いている人に任せます。
私は、タイトルにあるとおり『Go!プリンセスプリキュア』をベタ褒めしていこうと思います。
というか感情の迸るままに感想を書いたらそうなります。
実はこの『Go!プリンセスプリキュア』(以下姫プリと省略)は自分の中で期待値が高いシリーズです。
その高さたるや期待値だけで言えば歴代でも一番。本題のストーリーがどうなったかなんてものは終わってからでないと言えませんが、期待値という一点だけで見れば間違いなく十年以上続いたプリキュアの中で一番といっても過言ではありません。
勿論、理由はあります。
第一に心をつかまれたのは学園の生徒たちの挨拶である
「ごきげんよう」
これです。これに心をグッとつかまれました。
個人的な事情ではありますが見た目や性格にキャラの好き嫌いの傾向がいまいち現れない私の数少ない好きだと声を大にして言えるポイント……それは言葉の綺麗さ、なのです。
言葉を綺麗に使ったり、敬語を使っているという点が正にドンピシャリ。
更に、この「ごきげんよう」という挨拶。
最近アニメに嵌った!という方々には少し馴染みがないかもしれませんが『マリア様がみてる』を彷彿とさせる挨拶でそこでもう私の心は堕ちました。ずぶずぶと。
『マリア様がみてる』は未だに手放せない聖典で、他の本を全て捨て去ってもこれだけは絶対に残しておきたい作品。
閑話休題
と、もうこの時点で期待値はエベレスト並みの高さに到達したのですがまだあります。
キャラデザインや衣装のデザイン。これも姫プリに高い関心を寄せる理由になった大きなファクターです。
スカートは長いほうが好みで、露出は少ないほうが大好きで、服装は上品のほうが目の保養になる。ふわっふわっひらっひらっしてればしてるほど心も小躍りします。
そんな人間でありますので、これまたドンピシャリ。脳に雷が落ちたかと思うほどのショックでした。
キャラの見た目や性格なんて話は後々、山ほどすることになると思うのでここでは割愛。
なんて理由があり姫プリの期待値は放送前からトップギアだったわけです。
全国Go!プリンセスプリキュアを楽しみにしていたランキングがあったとするならば一位も十二分に狙える位置にいたと胸を張っていえるでしょう。
ともかくそれからも色んな事前情報を手に入れ、その都度胸を膨らませていました。
~ここまで前置き~
前置きが長くなりましたが、ざっくばらんに纏めて言えば「姫プリをとても楽しみにしていた」というだけです。
ここからは本編を見た感想なり、感じたことなりを一通りの流れの中、ぶつけていきたいと思います。
OPとEDは別記事にて。
「ネタバレ注意です」
ちょっとダイジェストっぽくもあります
OPが始まる前の導入として、今回の主人公である春野はるかちゃん(とても可愛い)の幼少期……物語の切欠、若しくは始まりに値する部分。
プリンセスになりたいという夢を持つはるかちゃんに、かなたという少年が
「夢を忘れないで」
という言葉と共に謎のアクセサリのようなもの(変身アイテム)を渡して消え、はるかちゃんはその言葉に元気を受けてOPが始まります。
このカナタという少年が、一体全体どういった立位置の人物になるかは判らないけれども、少なくとも重要人物であることは疑いようもないはず。そうじゃなければ変身アイテムなんて持っていないハズ。
とりあえずこのカナタくんがはるかちゃんを振り回した挙句に傷つけるなんて暴挙をしないことをただ祈るばかり。あ、神様の事は言ってないです。
遂に始まる『Go!プリンセスプリキュア』
はるかちゃんが車に乗って、今年のプリキュアの舞台となる学校『ノーブル学園』へと向かいます。あと、ここS☆Sを意識してるんじゃないかな?なんて思ったり
そのノーブル学園というのが寮制で親元を離れるわけで、その時点でこれまでのシリーズとは違ったアプローチです。
もう寮っていうのがたまらない……寮といい、学校の見た目という辺りは少女革命ウテナっぽさを感じる。
あとはるかちゃんのお母さんが眼鏡美人で、一部の界隈では人気が出そうだと思いました。まる。
そして寮に到着して、キラキラしながらこれから過ごす自室に到着。
姿見に向かって、お姫さまっぽいポーズをとったりなんかしちゃってこれまた可愛い。お嬢様っぽさが出てるゾ!
さっきから可愛い可愛いばっかり言ってて自分の語彙力のなさが悔しい。感情をそのまま文章にまとめてくれるソフト下さい。
そこで突然の来訪者、編んだ髪と眼鏡が似合うその少女は『七瀬ゆい』と言って、はるかちゃんのルームメイトということらしい。
このゆいちゃんも、変身こそしないもののメインキャラでストーリーにだったり何かしらにそこそこ絡んでくるはず。
曰く「きっとはるかの声録音して、一人部屋で聴いてタマリマセンワー!って言いながら悶え転がるタイプ」なんて意見もあったり。それが自然に想像できちゃうのがまた……
なにはともあれ、はるかちゃんを暖かく迎えてくれるルームメイトポジションになってくれると信じている。
そんでもって、寮の中をゆいちゃんに案内してもらうのですが……まぁ、広いこと広いこと。学食やバレールーム、果てはパーティホールまで……ノーブル学園、たいした奴だ。
途中で他の生徒とすれ違うわけですがここで来ました
「ごきげんよう」
その語感といい響きといい堪りませんわ。
はるかちゃんも興奮してテンションがMAXに!私も興奮してテンションがMAXに!
ホールでついゆいちゃんの手をとって踊ってしまって、周りの女生徒から「かわいい」なんて言われて恥ずかしがる場面がとても微笑ましい。純情で恥ずかしがったりもする主人公、好きです。
そんなこんなではるかちゃんとゆいちゃんが学園の練り歩いていると、とある人物と遭遇する。
その人物というのが、勉強スポーツバレエもknpkの上ノーブル学園の生徒会長で、大企業のご令嬢……果ては学園のプリンセスなんて呼ばれる正真正銘のお嬢様『海藤みなみ』その人。
みなみ様に「ごきげんよう」と挨拶をされ、はるかちゃんも思わずその綺麗さと上品さに見惚れる。その気持ち、とてもわかります。
思わずお姉さま、と呼びたくなる出で立ち。
みなみ様が天ノ川きららちゃんとすれ違ってます。はるかちゃんと絡むのは先なのだが一話からちゃっかりと登場します。
綺麗な芝生の上に寝転がるはるかちゃん。想像以上のノーブル学園にご満悦のご様子。
そんなはるかちゃんに、ノーブル学園は自分の夢を叶える場所だと言い、自分の夢を語るゆいちゃん。お話を作るのが好きだから将来は絵本作家になりたいのだという。
はるかちゃんは一体どんな夢を持ってこの学園に来たのかと聞かれて戸惑う。
夢はプリンセスになること。でも、そんな子供っぽい夢を口に出すのは恥ずかしいし、からかわれるかもしれない。そんな心情からか思わず解りやすい嘘をついてその場から逃げるように近くの林に逃げ込む。
流石に狸は出ないと思うよ、はるかちゃん。
小さい頃にワルガキどもにからかわれた記憶が多少なりとも関わっているはず。ワルガキどもは後でお説教な。
一人になったはるかちゃんはその場でしゃがみこんで一人落ちこむ。
「やっぱ恥ずかしくて言えないよ!夢は御伽噺のプリンセスになりたいだなんて!」
としゃがみこむ。
ため息をついていると草むらから今回の妖精枠である『パフ』が登場。思わずキャッチするとパフがはるかちゃんに話しかけてきて、その驚きからものすごい表情をする。この表情の変わる瞬間は不意打ちというかなんというか。
はるかちゃんがパニックになっているとそこにもう一匹の妖精『アロマ』が登場して更にわちゃわちゃして大パニック。
そこで敵らしき人物のカットが入ってCM。
明けのバンクがまた麗しいのですよこれがまた。百聞は一見にしかずということで
あら^~いいですわゾ^~
もうそんな声が漏れてしまうほどに麗しい。
このバンクだけで白ご飯がモリモリ進むほどの出来でほっこり。
と、言うわけで妖精曰く、ロイヤルフェアリーだとか世界が絶望に染まるだとかいうプリキュアらしいピンチを語るアロマ。
そこで現れたのが如何にも悪役!!なビジュアルをしたクローズが登場。
一目見ただけでこれ以上のない悪役感、売れないデスメタルバンドのボーカルのようなその見た目。一番最初にお目にかかる悪役としてはこれ以上ないほどまでに適任のThe・悪役。
伝説のプリンセスプリキュアを復活させたいパフ達と、それを止めようとするクローズ。そして何故だかそこに居合わせてしまったはるかちゃんという構図。
はるかちゃんを探して、ゆいちゃんが登場。
いいターゲットを見つけたとばかりにクローズがゆいちゃんに目をつける。
近作の敵であるゼツボーグは、人の夢を覗いて夢に鍵をかけることによって生まれるモンスター。この夢に鍵をかける演出も中々に絶望感があってよろしい。
ただ捕まえるだけでなく、夢に鍵をかけるっていうのが近作のミソ。
そうして現れる絵本を模したゼツボーグ。勿論、中学一年生になろうかというはるかちゃんに戦闘能力なんてないわけです。生身でゼツボーグに勝てる訳が無いのです。
あ、ゆりさんは座っていてください。
逃げ惑うはるかちゃん達。すぐに追いつかれてしまう。
なんでゆいちゃんがこんな理不尽な目に遭うのかと、怖がりながらも理不尽を恨む。
それをクローズは夢なんて持っているからだ、絵本作家になりたいなんて馬鹿馬鹿しいと一笑に付す。
クローズの言いようにはるかちゃんはそりゃもう怒らないわけがない。友達のために怒れるという主人公の資質は今年も無事引き継がれたようです。
とは言っても中身は中学一年生。怖くて仕方がない。けれども友達の夢を馬鹿にされるのが許せない。その恐怖と友情の入り混じった感情が何よりも人間らしく、少女らしい。
ここがはるかちゃんの良さ。正義感は勿論あるけど、人並み。友達を大事に思うお人よし。でも怖いと思ってしまう人間味。そしてちょっぴりの勇気。
クローズはそれを見てはるかにも夢があるのだろうと察し、それを馬鹿にしようとする。
どこまでも小悪党が似合うヤツ。
「私は、プリンセスになりたいの!」
開き直り半分、勇気半分で自分の夢を思いっきり叫ぶと、それに反応してアクセサリが大変身!
変身アイテムのロックシーd……ドレスアップキーへと変貌を遂げる。
これとパフュームを組み合わせれば伝説の戦士になれるのだけど、目の前にはドでかい化け物が居るわけで変身したら勿論戦わなければいけない。
ただの中学生が化け物と戦うことに恐怖を覚えないわけがない。
ここでしっかりと恐怖を覚えて怯えているあたりが、人間味を感じさせてGood!
後ずさろうとする足を止めて、ゆいちゃんの夢を守るために恐怖を勇気でなんとか押し退けて戦う決心をするはるかちゃん。
恐れと勇気がせめぎあい、ギリギリ、少しだけ勇気が上回る。そういう主人公が大好き、ほんとはるかちゃんみたいなタイプの主人公は私には堪らん!歴代主人公の中で一番好きになりそうかもしれない……まだ一話なので決めるのは早計だけど、それだけのポテンシャルを秘めてる!
そしてドレスアップキーを持ち、決心を決めたはるかちゃんがね、とてもかっこよい。
まだ未熟。それでも決めた勇気は偉大。成長率は無限大。
来ました、来てしまいました変身バンク。
もう言うことはありません。と、言うよりも私の語彙力でそのすばらしさを十全にお伝えするのはムリなので単純に気に入ったところをべた褒めします。
クルクル回りながらカメラが引くところなんて、BGMとの盛り上がりも相まって脳から快感物質がドバドバ出るほどに好き。
そして変身時のBGM、初見でBGMを余り気にすることはないのだけれど、それでも気を引かれるほどにキラキラと輝いて上品なメロディーにおのずと意識は向いてしまう。
ティアラをのせて、髪にラインが入るところなんてのもエレガント。
そしてなによりもそのカメラが忙しなく動いて、その動きに目を奪われてるところで急にゆっくりになり花びらが舞い上がる。それと同時に鳥肌がぶわっと立つ。勿論BGMもそれにあわせて曲調が落ち着く。
花びらが開けたそこには御伽噺でみるようなホール。そしてそこの中心に立ち名乗りとポーズを決めるキュアフローラ。
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ここの素晴らしさはもう見てくださいとしか言いようがないのです。
そしてそしてここからの畳みかけがスゴイ。ここからの畳みかけがスゴいのです。
変身したフローラの周りには常に花びらが舞っていて、それが美しすぎる。
ゼツボーグの攻撃をとっさにジャンプで避けたときには恒例行事のアレ。
今年もノルマ達成です。
なんだかんだ動き方も掴んでビシッと口上をプリンセスらしく決めちゃうフローラ。
ここの口上の言葉遣いとかがまた私のツボにドンピシャリ、心を読まれたのではないだろうかと思うほどまでに私好みの口上だったのです。
「冷たい檻に閉ざされた夢、返していただきますわ。
お覚悟はよろしくて?」
ス・テ・キすぎるぅ~~~!
ここからの動きがもう半端ないわけですよ。普段は作画どうのこうのを言う面倒くさいオタクではないのですが余りのできに思わずスゴイって声が漏れちゃいます。
敵の遠距離攻撃を避けるところも華麗で花びらを纏ったキックを当て、一瞬の間の後に花びらがぶわっと画面全体に広がる演出がもうニクい!
ここからの敵の攻撃が四連続で来て色々な動きでスタイリッシュにかわいくよけるフローラ。
反撃に転じて上から重たい一撃をお見舞いする。なんていうやりとりを一瞬の内にやってのけるわけですよ。
細かいポイントとしては上から一撃を見舞ったとき、かなり視点がぶれてぼやけているのです。
その見えづらさから一転して、また綺麗な画面に戻る。魅せ方が綺麗過ぎる!
迫ってくるゼツボーグをなんとかしのいで、ぶん殴って弾き飛ばす!
ここで歯を食いしばっているのが凛々しくて、かっこよくて、美しい。
そして隙が出来たゼツボーグに浄化技をぶっぱなす!
浄化技を放つときはスカートがぶわっと増量され、モードエレガントと言うだけあって恐ろしいエレガントさに。
そして単独浄化技。
フローラルトルビヨンをぶっ放すわけです。花びらが相手を包み込み浄化するという主人公らしいシンプルな浄化技で、昇竜拳をセービングキャンセルするとつながりそうな見た目をしています。
ちなみに、トルビヨンは仏語で『渦巻き』なんて意味合いらしいです。そういわれてみればそのまんまだね。
渦巻く花びらに包まれたゼツボーグは幸せそうな声で浄化され消滅。
そこでフローラが「ごきげんよう」とキメ台詞。花びらが舞う中でのモードエレガントのドレスとごきげんようという上品なセリフ。とてつもなく美しい。
この浄化技の個人的お気に入りポイントは一度手を合わせるときになる「パンッ」というSEがお気に入りです。なんでそこなのかは自分でもわからないのですが何故か好きなのです。
次に「トルビヨン!」と声を張り上げるところのドスの利き方が大のお気に入りです。ホワイトのドスの入りまくった声を彷彿とさせるものを感じました。
一話でこれなのだから回数を重ねることによってもっともっと厳ついドスの利いたボイスになるのでは……?と密かに期待しています。
本当に花のプリンセスになっちゃった……と驚いているフローラがこれまたかわいいのかわいいの。
敵を倒してはい終り。ではなく、檻に閉ざされた夢を自らの手で開いて助けるっていうのが本当に良い。
ただ倒すだけではなく、閉ざされた夢の扉を再び開いてあげる行為までがプリキュアの使命なんだって伝わる。
ホープキングダムがなんとかと説明を受けるわけですが、そこで幼い頃に会ったカナタが会話の中で登場する。なんとその人物はホープキングダムの王子さまだという。プリンス・ホープ・グランド・カナタとかいう名前らしい、長い。
そんなことを知らないフローラは当然驚く。そのときの謎ポーズがかわいい。
と、ここまでが第一話。
期待していたものの数百倍は物凄いものを見せ付けられて頭の中では多分色んな快感物質が出てるに違いない。
一話として、導入としてはこれ以上ないくらいに良い出来。贔屓は入ってしまいますが、歴代一話の中で一番好きです。
全体を通してエフェクトの綺麗さや、キャラの魅せ方なんてものも良い。
そしてなによりも、緩急の使い方が上手すぎる。OP・EDも本編もバンクも優雅にするタイミングの緩め方や力強さや若さを演出する早め方。そう言ったものの緩急のつけ方が圧倒的でした。
期待に十二分に応えてくれた『Go!プリンセスプリキュア』からは今年1年、目を離せません。
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