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【芸能・社会】

安藤サクラ 天然満開 第57回ブルーリボン賞授賞式

2015年2月13日 紙面から

笑顔で受賞の喜びを語る主演女優賞の安藤サクラ=東京都千代田区のイイノホールで(稲岡悟撮影)

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 東京映画記者会(在京スポーツ紙7社の映画担当記者で構成)が主催する「第57回(2014年度)ブルーリボン賞」の授賞式が12日、東京・内幸町のイイノホールで開かれ、主演男優賞の浅野忠信(41)らが受賞の喜びを語った。司会は昨年の男女主演賞コンビ、高良健吾(27)と貫地谷しほり(29)が務め、式の終了後は作品賞に輝いた「超高速!参勤交代」が上映された。

 2年前にブルーリボン主演女優賞を受賞し、早くも再び同賞に輝いた安藤サクラ(28)。「『0.5ミリ』では津川雅彦さんら大先輩方と共演させていただき、その生きざまや呼吸の仕方を学んだ。『百円の恋』では人間という生物がどういうものか、ちょっとわかるくらい(自分の)肉体と向き合った。2つの映画から学んだことを大切にしたい」と喜びをかみしめた。

 主演賞受賞者は翌年の授賞式の司会を務めるのが慣例。前回は「滝川クリステルさんのように務めたい」と息巻いたが、「来年は滝川チェリーブロッサムでいこうかな。滝川チェリーブロッサムしたい!」と、意味不明な独特のコメントを吐いて笑わせた。会場では父親の奥田瑛二が、娘の晴れ姿を見守った。

◆主演男優賞 浅野忠信男泣き       

うれし泣きする主演男優賞受賞の浅野忠信

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 一方、映画「私の男」で、引き取った遠縁の少女と禁断の関係に陥る男という難役を演じて、主演男優賞を射止めた浅野は「こういう賞をもらえたのが、本当にうれしいです」と、珍しく声を詰まらせ、男泣きした。

 演じた役柄上、「愛とは何だと思いますか」と問われ、「そういうこと考えられてたら離婚してなかった」と即答して笑わせた。来年の司会については「今は頭がいっぱいで…」としながらも、「せめてミカンの袋でもかぶって出てくるかな」と、安藤とフルーツつながりのコメントで会場を沸かせていた。

◆新人賞 小芝風花「緊張して話すこと忘れちゃった」

 映画初出演&初主演の「魔女の宅急便」で新人賞に輝いた小芝風花(17)は、オレンジ色の鮮やかな衣装で登壇。

 「緊張して話すこと忘れちゃった」とおちゃめな笑顔を見せ、「受賞の知らせはすぐ母に報告して、『宝くじに当たったみたいだね』と2人で喜んだ」と振り返った。

 ヒロインの修業中の魔女キキを演じた同作については、「芸能界に入って1年ほどだったから、すごい緊張したけど、今では楽しかったこと、みんなで笑ってるところしか思い出せない」とコメント。

 もし現実に、自分で魔法が使えたら? との質問には「食べることが大好きなんだけど、太りやすい体質。つい食べものの誘惑に負けてしまうので、どれだけ食べても太らない体になりたい」と、若々しく、ういういしい育ち盛りの回答で客席を楽しませた。

◆司会者 高良&貫地谷 ぎこちなさに笑い

 高良と貫地谷は、ヘンな間があいてしまうような、ぎこちない司会ぶりで、会場を笑いの渦に巻き込んだ。高良は呉美保監督のスピーチの際も、両手でおなかの大きいポーズを示し「これなんですよね」。式の終わりに貫地谷が「こんな一生に一度の機会で、かんでしまったな」と振り返ると、高良は「僕もカミカミです」。続けて「無事に−」と思わず自分の感想で締めくくろうとして、気づいて言い直すなど、最後まで見事に盛り上げていた。

◆監督賞 呉美保監督「できちゃった婚」

 監督賞を獲得した呉美保(お・みぽ)監督(37)はこの日、おなかが大きくなった姿を披露し、「できちゃった婚しました」と、めでたいニュースを発表した。呉監督によると、お相手は広告代理店勤務のコピーライター(39)で、昨年12月に婚姻届を提出。5月末に出産予定という。

 

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