ニュース詳細
JR東京駅と台湾の駅が姉妹提携結ぶ2月12日 19時03分
K10054087911_1502121941_1502121948.mp4
開業から100年がたったJR東京駅と、台湾でほぼ同じ時期に建設された鉄道の駅が姉妹提携を結び、12日、台湾で記念の式典が開かれました。
姉妹提携を結んだのは、去年、開業100年を迎えたばかりのJR東京駅と、台湾の新竹駅です。
台湾の北西部のターミナル駅となっている新竹駅の駅舎は、日本統治時代の1913年に建設された優雅なバロック風の建物が特徴です。
12日、新竹駅前の広場で、日本と台湾の関係者が出席して記念の式典が開かれ、双方の駅長が姉妹提携を結ぶ文書に署名し、制服の帽子を交換しました。
出席したJR東日本の深澤祐二副社長は「姉妹提携をきっかけに、人々の交流が拡大することを願っています」とあいさつしました。
ほぼ同じ時期に完成した2つの駅舎は、日本と台湾で鉄道の歴史的建造物として親しまれているほか、それぞれ当時の日本の建築界を代表する日本人建築家によって設計されたという共通点があります。
2つの駅は、今後、イベントなどを通じて交流を深めていく計画で、このうち新竹駅では、台北駅など2つの駅と合わせて1000枚の記念のICカード乗車券を日本人旅行者に無料で配布することにしていて、台湾観光のPRに役立てたいとしています。