ＪＲ西日本などは１２日、人気映画「ハリー・ポッター」の世界をデザインしたラッピング列車を山陽・九州新幹線で運行すると発表した。１４日から来年１月まで、新大阪−鹿児島中央間を走る予定。

　ラッピングは新幹線の車両「Ｎ７００系」の２編成（８両ずつ）に施し、主に土曜日の「さくら」や「ひかり」として運行する。テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」（ＵＳＪ、大阪市此花区）で昨年７月、ハリー・ポッターの世界を表現した新エリアがオープンしたことにちなんで、列車の側面に新エリアのシンボル「ホグワーツ城」などをあしらった。

　ＪＲ西は、在来線の新大阪−ユニバーサルシティ間でもハリー・ポッターのラッピング列車を運行している。新幹線と在来線のラッピング列車が新大阪で連絡するダイヤを組み、ラッピング列車を乗り継いでＵＳＪ観光をすることもできるという。【木村健二】