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【サッカー】

手倉森督監、ライバル他国の007大歓迎 U-22日本代表、シンガポール遠征へ

2015年2月12日 紙面から

シンガポール遠征に向けて宿舎入りしたU−22代表の手倉森監督=羽田空港で

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 2016年リオデジャネイロ五輪出場を目指すサッカーのU−22(22歳以下)日本代表が11日、シンガポール遠征(12〜15日)に向けて東京都内のホテルに集合した。五輪予選を兼ねるU−23(23歳以下)アジア選手権予選(3月27〜31日・マレーシア)に向けた強化を行う。

 チームを率いる手倉森誠監督(47)がマレーシアの『007』を歓迎した。予選で同組となるマレーシアはシンガポールと隣国。14日のU−23シンガポール代表との親善試合には、偵察部隊が来ることが濃厚だが、指揮官は「われわれは柔軟性と割り切りを掲げているチームでもある。見られることを怖がらず、違うこと(戦術)にも取り組むこともある」と不敵に笑った。

 発言の裏には現状に対する強い危機感がある。リオ世代のアジア大会をはじめ、昨年はユースの各カテゴリー代表がアジアで8強止まり。アジア・カップではA代表も準々決勝で敗退した。各代表に共通する高い技術とパスワークを軸とした戦術が、アジアでの結果につながらないという実情がある。

 指揮官は「日本サッカーの危機、そういう状況となっているのが現実。だが、危機感を持って活動できるのはチャンス。日本の良さと、何が何でも勝ちにこだわるという部分をかみ合わせたい」と強化方針を語った。アジアのリオ五輪出場は3枠。狭き門を突破するために今遠征で心も体もタフになる。(松落大樹)

 

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