新技術・新製品
三菱電機、3Dセンサー搭載端末による撮影で空間全体の立体モデル構築できる技術開発
三菱電機は12日、3次元センサーを搭載したタブレット端末を持ち歩きながら撮影するだけで、画面上に3次元モデルをリアルタイムで構築できる技術を開発したと発表した。数十メートル四方の広いエリアの空間全体を立体的に表示できる。設計図面がなくてもその場で簡易な図面が作れ、モノの計測や装置の搬入作業が効率化する。
作成した3次元モデルの例(三菱電提供)
開発したのは、撮影と同時に距離の計測を行う3次元センサーを搭載した、タブレット端末向けの高速計算処理ソフトウエア。1秒間に4フレームを処理できる。
今回は点データだけでなく、奥行き方向の情報から「面」のデータを自動で抽出する手法を開発。広いエリアを自由に撮影しているその場で、面データを次々に生成し、隣接する面データ同士を高速かつ正確に位置合わせする。
これにより、点データの処理に比べて計算量を大幅に削減しつつ、高精度で広域の3次元モデルが作れるようになった。数十センチメートル程度の物体を見分けられる精度を持つ。3次元モデル上で、距離の計測や、モノを運び込んだ時に接触するかどうかの検知が可能。例えば、正確な図面のない古い建物の改装工事や設備更新時などに活用できる。
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