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ウクライナ停戦合意 EUで対応協議2月13日 4時17分
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ウクライナやロシアなど4か国による首脳会談の結果、ウクライナ政府と親ロシア派が停戦に合意したことを受けて、EU=ヨーロッパ連合は12日首脳会議を開き、仲介役を務めたドイツのメルケル首相らの報告を受けたうえで、合意を確実に実行させるための対応などについて協議を進めています。
EUの首脳会議は、ベラルーシで行われた4か国による首脳会談で仲介役を務めたドイツのメルケル首相やフランスのオランド大統領の到着を待って、当初の予定よりおよそ3時間遅れてベルギーで始まりました。
会議では、メルケル首相とオランド大統領が、ウクライナ政府と親ロシア派が合意した停戦の内容などについて各国首脳に報告したうえで、合意を確実に実行させるための対応などについて協議を進めています。
また、会議にはウクライナのポロシェンコ大統領も招かれていて、親ロシア派との協議の内容やウクライナ東部での戦闘の状況などを説明することになっています。
ただ、ウクライナ情勢を巡っては、去年9月にも双方がいったん停戦で合意したものの、戦闘が続いたことから、EU各国の首脳の間では今回の合意で直ちに和平は実現しないとの見方が支配的です。
会議を前に、オランド大統領は「合意には達したが、われわれは慎重でなければならず、圧力をかけ続ける必要がある」と述べて、ロシアに対する制裁を続けたうえで、停戦に向けてロシアの今後の行動を見極めるべきだと強調しました。