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強盗強姦罪などで元少年に懲役23年 さいたま地裁「執拗で悪質」

埼玉新聞 2月11日(水)13時6分配信

 上尾市周辺で5人の女子中高生に性的暴行を加えたとして、強姦(ごうかん)と強盗強姦などの罪に問われた、元少年(20)=犯行当時(19)=の裁判員裁判の判決公判が10日、さいたま地裁で開かれ、栗原正史裁判長は懲役23年(求刑・懲役25年)を言い渡した。

 栗原裁判長は、抵抗されないように若い女子中高生を狙っており、刃物を突き付ける犯行態様は「執拗(しつよう)で悪質」と指摘。犯行当時19歳だったことに関しては、未熟だったと認めながらも「本件犯行が許されないものであることは十分理解できたはず」とした。一方で、両親が被害者への賠償を行っている点や、元少年が性犯罪防止プログラムを受講していることを考慮した。

 判決によると、元少年は2013年11月から14年6月にかけて上尾、桶川市内で、当時14〜17歳の女子中高生5人に性的暴行を加えるなどした上、うち3人から現金計約4600円を奪った。

最終更新:2月11日(水)13時6分

埼玉新聞

 

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