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 経営破綻(はたん)したスカイマークは12日、2014年4~12月期の決算を発表した。売上高は前年同期比1・4%減の643億円、純損益は136億円の赤字だった。赤字幅は、57億円だった4~9月から急激に拡大した。15年3月期の見通しは公表しなかった。

 12月末時点の負債額は431億円で、3月末より90億円増えた。新型機エアバスA330の導入にお金がかかったほか、円安で航空機のリース料負担が増えたことも響いた。手元の現金は、3月末の70億円から7億円に急減していた。

 また1月の搭乗率は前年同月比2・8ポイント低い55・1%だった。1月としては8年ぶりの低水準。これまで70~90%台だった羽田と新千歳、神戸、福岡を結ぶ路線も60%台に落ちた。そのほかの路線も30~50%台にとどまった。