1月は、夏のオーストラリアに滞在。おおむね、素晴らしい気候に恵まれて楽しい時間を過ごした。寒い日本に帰って、Jリーグもまだ開幕しないし、2月は家でまったりと過ごそうかと思っていたら、日本サッカー協会が日本代表のハビエル・アギーレ監督の解任(契約解除)を発表。にわかに、原稿の依頼やらテレビ出演が殺到(……というほどではないが)。最初の1週間は慌ただしい日々となってしまった。

なにしろ、原稿を書けば、必然的に協会批判とならざるをえないので、いろいろ気を使うので、かなり疲れるのである。

幸い、協会の手際はすこぶる良かった。アジアカップの結果を見て、八百長問題を口実に(?)監督を解任。同時に、任命責任などの議論はまったくせずに、従来通りの方針に沿って外国人監督に任せることが決まり、5人ほどの候補者リストが存在することまで発表して見せた。解任の発表から、5人のリストの存在が明らかになるまでわずかに3日間。

日本サッカー協会が、こんなに手際よく物事を進めたのを初めて見た!で、そのリストの中から、早いうちに新監督が見つかって、契約に漕ぎつければ、万々歳となるはずだった。新監督が決まれば、新監督の人となりだとか、「戦術」だとかの話で持ち切りとなり、アギーレ監督解任問題を巡っての協会批判も回避できる。そして、3月の親善試合は新監督人気で満員の盛況……となるはずだった。

だが、その後の報道を見ていると、新監督候補に断られたという情報が相次いで入ってきている。前イタリア代表監督のチェーザレ・プランデッリ、あるいは元イングランド代表監督のグレン・ホドルのもとに日本から代表監督就任の打診があり、この2人は断りを入れたのだそうだ。

もちろん、この報道が真実なのかどうかは分からない(まあ、アギーレ監督の八百長への関わりをはじめ、真実は分からないことが多過ぎるわけだが)。しかし、「日本から打診があった。そして、それを断った」という情報を流しても、プランデッリやホドルにとってとくに得があるわけではないし、メディアがそんな情報を捏造するほど日本代表監督問題に海外で関心が集まっているとも思えない。……とすれば、これらの情報は、かなり信憑性があるのではないか。

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