日本市場で苦戦するサムスン・・・中国市場では巻き返しの兆しも=韓国メディア
韓国メディアのソウル経済は9日、サムスン電子が日本国内でのシェア獲得に向けて、同社のスマートフォンである「GALAXY Note Edge(ギャラクシーノートエッジ)」を14年11月に世界に先駆けて日本で先行発売したものの、日本では業績不振が続いていることを伝えた。
記事では、サムスン電子はギャラクシーノートエッジを通して、「日本国内でのシェア拡大を狙って大勝負に打って出た」と紹介。同スマートフォンの最初の発売国を日本にして挑んだものの、「思うような結果は得られず、自社製品のシェアを伸ばすことができなかった」と報じた。
記事は、サムスン電子の日本国内での業績や市場の動向について言及。日本でのサムスン電子の業績について、「14年12月には、スマートフォン市場でのシェアは4%台となり日本国内でシェア6位という結果だった」と紹介。この業績について、「2年ぶりに5位圏内から落ちるとともに、約17%あった市場シェアも4%にまで急下降した状況」だと指摘した。
これの状況に対し、サムスン電子の関係者は、「経営陣からは、日本のスマートフォン事業で業績不振が続いており、先行きが今後も不透明であるならば、思い切って日本から撤退し、他国への投資拡大をすることも効率的ではないかという意見もある」と伝えたほか、「日本のスマートフォン事業を継続することは、“得よりも損”が多い」といった声もあがっており、日本市場からの撤退も視野にあることを紹介した。
日本では業績不振にあえいでいるサムスン電子だが、現在は日本よりも中国でのスマートフォン事業に比重をおいていると紹介。サムスン電子は中国市場においてのスマートフォン市場のシェアでは1位を逃したものの、これとは別に、中国北京市に新社屋の建設プロジェクトを進めているなど、中国市場では日本市場とは違い、巻き返しの兆しが見えているようだと伝えた。(編集担当:李樹香)(イメージ写真提供:(C) Kanokpol Prasankhamphaibun /123RF.COM)
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