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| 流れは一瞬に変わる。これが相場の怖さである。日本の株式市場は日柄調整が完了したのではないか。為替は1ドル=120円台に入ってきた。まあ、当然の動きだろう。アメリカはFRBがQE3を終了させ、6月16~17日のFOMCでは利上げ(ゼロ金利政策の解除)が確実な情勢となっている。 一方、ヨーロッパではECBがQEに踏み切る。2015年3月~2016年9月に、国債などのリスク資産を月間600億ユーロ、総額1.1兆ユーロ買う。ギリシャ問題に対応したとの見方ができる。 まさに、パニックは政策の母!ではないか。日本は日銀が異次元の金融緩和を断行している。マネタリーベースは2013年3月の135兆円が2013年末には193兆円、2014年末には275兆円に増加、2015年末は355兆円に激増する。これは円安要因である。 さらに、ドイツ、スイスなどではマイナス金利が常態化している。大口預金は手数料を取られる。これに対し、日本株の加重平均利回りは1.7%もある。従って、この局面は2011~2012年に筆者が唱えた『“川底の金貨”を拾おう!』キャンペーンと同様、預・貯金を引き出し、株式を買うところではないか。 |
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| 超低金利なのに、日本には620兆円もの資金が預・貯金にねむっている。おかしな話ではないか。みずほFG(8411)は2015年3月期に年7円配当を行う。200円以下を買えば配当利回りは3.5%超に回る。預・貯金よりも有利なのは明白だろう。 双日(2768)の2015年3月期の1株利益は26円と予想されている。1株純資産は400円ある。今期の配当は1円増の年5円とする。時価のPERは6.4倍、PBRは0.4倍、配当利回りは3.0%である。これまた、出遅れが著しい。いずれ見直されると思う。 中・長期的にはこんな出遅れ株をじっくり拾っておきたい。目先の値動きに一喜一憂することはない。早晩、株価の居どころを大きく訂正する場面があろう。まあ、急がば回れッ!である。これが結果的には大きな利を生むことになろう。 短期・順張りでは大和小田急建設(1834)、ウインテスト(6721)、DMP(3652)、アートスパーク(3663)、FVC(8462)などをはじめ、gumi(3903)、ファナック(6954)、ネクス(6634)などの値動きが抜群に良い。キャノン(7751)、コマツ(6301)、日立(6501)、トヨタ自動車(7203)など主力企業に好材料が相次いでいる。こちらも買える。 ハイレックスコーポレーション(7279)、日本プラスト(7291)はロングランに狙える。ともに、好業績である。さらに、テーマ性を内包している。ハイレックスコーポレーションは5,000~6,000円の高値が見込める。日本プラストは昨年12月12日の高値1,735円挑戦が期待できる。 一方、為替は1ドル=120円台に突入、日経平均株価は1万8,000円台を奪回してきた。昨年12月以来のもみ合いゾーン離脱である。いよいよ、金融危機前の高値(1万8,261円)クリア、一段高の展開となろう。 |
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| いよいよ、逆襲である。日本プラスト(7291)の業績はエアバッグ、樹脂部品を軸に計画通りに進捗している。2015年3月期の1株利益は137円を確保できる。さらに、バイオ絡みの画期的な材料(ポリウレタンの微生物処理技術)が出現してきた。世間で『目標848円』などと試算しているところがあるが、これは違うだろう。 株価は昨年12月12日の1,735円を高値に、今年2月3日には873円の安値まで売り込まれた。これは急騰の反動に加え、自己株(400万株強)の売り出しを嫌気したものだが、この資金調達は内外工場の生産能力の増強のため。決して悪い話ではない。マーケットでは業績悪化説も流れていた。それが今回の決算発表(2月10日)にポッと消えた。株価は戻りに転じる、判断する。 まあ、自己株の売り出し価格(888円)以下を勇気を奮って買った人達にとって、これは“お宝”となろう。大事にして欲しい。1ドル=119円台の円安も追い風となる。海外比率は66%と高い。主要ユーザーは日産自動車、ホンダである。ホンダは新車投入の遅れとタカタ騒動が影響、苦戦を強いられている。しかし、4月以降は反転、攻勢に向かう。 |
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| 不動産会社の人達は『この業界に“掘り出し”物は存在しない』という。株式市場では『割安株に買いなし』といわれている。本当にそうか。不動産はともかく、これは違うと思う。実際、証券会社の調査マン(レディ)はすべての銘柄をウォッチしているわけではない。彼らに無視されているネグレクト(証券会社の調査対象外)銘柄のなかに“玉”が隠れている。 2014年春~夏に、筆者は神戸物産(3038)、アオイ電子(6832)の2,000~2,500円がらみの水準の買いを強力に勧めた。神戸物産の2014年10月期の1株利益は370円、アオイ電子の2015年3月期の1株利益は380円予想だった。株価はPER的に出遅れている、との判断による。 その後、神戸物産は昨年12月25日に1万1,360円(今年1月末に1対2の株式分割を実施)の高値をつけ、アオイ電子は12月8日に6,330円の高値まで買われた。この2銘柄の買い推奨は大成功である。 次は?エヌアイデイ(3235)、ダイト(4577)、ハイレックスコーポレーション(7279)だろう。エヌアイデイ、ダイトは紹介済み。ハイレックスコーポレーションは自動車用コントロールケーブルの世界トップ企業である。兵庫県宝塚市に本社があり、海外12ヵ国に生産拠点を有する。 業績は好調である。2014年10月期に続き、2015年10月期も史上最高決算となろう。今期の配当は年50円とする。外国人が発行株式数の30.6%保有しているが、このたびGPIFの『積極アクティブ運用』に追加選定された3社のうちの2社のSchroders、大和住銀投資顧問のファンドに組み込まれている。 すなわち、シュローダー日本株ファンドには投資比率3.25%で組み入れ3位、大和住銀日本小型株ファンドでは同2.9%で第8位となっている。これはプロのファンドマネージャーが注目していることを意味する。面白い展開になるのではないか。 |
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| 日本プラスト(7291)は樹脂部品とエアバッグを手掛けている。独立系の自動車部品メーカーである。主要納入先は日産自動車、ホンダとなっている。海外売り上げ比率は66%に達する。このため、円安メリットは大きい。タイ、メキシコなどに工場を有する。内外の工場はフル操業中という。 しかし、株価は大幅に下げている。昨年12月12日には1,735円の高値がある。それが2月3日には873円の安値まで売り込まれた。下落率は49.7%となる。なぜ、こんなに下げたのか。タカタのエアバッグ不祥事の影響に加え、402万5,000株の自己(金庫)株の売り出し(価格888円)が嫌気されている。 2015年3月期の10~12月期決算(第3・四半期)は2月10日の午後3時に発表予定である。マーケットの反応は『株価の動きを見る限り、この数字が悪いのではないか』と。しかし、仮に、そうだとすると、取締役会は業績悪化?を知りながら自己株を売り出したことになる。そんなことが許されるのだろうか。 |
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| NYダウ、日経平均株価ともに、乱高下を繰り返している。この背景には積極的な買い手(ロング・オンリー)が少ないことがあろう。確かに、アメリカでは2~5月に税金還付(約30兆円)があり、日本市場には日銀(ETF買い),GPIFという強力な買い手が存在する。 しかし、税金還付がミューチュアルファンドなどを通じ、マーケットに流入してくるにはタイムラグがある。日銀、GPIFは上値を追いかけない。安いところを買う。一方、活発に動き回っているのは超目先筋、短期・順張りの“急ぎ働き”ばかり。このため、値動きは荒っぽいものになる。 ファンドクリエーショングループ(3266)は1月23日に550円の高値があったが、2月5日には277円の安値をつけた。サイジニア(6031)は1月13日の高値1万6,330円が2月5日には瞬間、6,470円の安値まで売り込まれた。メチャクチャである。動きが止まると、すぐに投げる。しかし、これが相場、あれも相場!驚いてはいられない。逆に、ここは絶好の突っ込み買いのチャンスと考えるべきだろう。 FFRI(3692)は2月6日に4,220円の安値まで売り込まれた。1月5日には6,990円の高値がある。チャート的には下値支持線に突っかけており、ほぼ下値に到達したと判断できる。エヌアイデイ(2349)は戻りに転じる気配をみせている。 一方、強い銘柄は引き続いてアクロディア(3823)、BEENOS(3328)、アエリア(3758)など。この銘柄に介入している人たちは『ノリノリ』である。もとより、株式投資は順張りが基本であり、強い銘柄を徹底して攻めるのがセオリーだろう。ただし、これには常に、素っ高値をつかむリスクがある。 逆張りと順張りの境に位置しているのがネクス(6634)、宮入バブル(6495)だろう。株価は底打ち、反騰態勢に入りつつある。順張りが可能な状況になってきた。押し目買いのメドは1,050円がらみの水準に設定できる。もちろん、時価も買える。 |
| 2015.02.05 お知らせ―船橋、和歌山、広島の講演会― |
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| 先週は月曜日の三本松(香川県)を皮切りに、東京、徳山(山口県)、広島、桑名(三重県)、大垣(岐阜県)の6都市を訪れました。ちょっと、“強行軍”でした。やはり、疲れますね。歳なのでしょうか。 しかし、講演会は地元の人達との接触を通し、いろいろと勉強になります。徳山はご存知のように、石油コンビナートの街であり、フグの発祥の地です。もちろん、フグを食べました。ところが、飲み屋街は閑散としていました。地元の人は『いや~、トクヤマが悪いし、出光はさえない』と。地元の人は良く知っています。 さて、2月7日(土)は三木証券主催の船橋グランドホテル(午後1時30分~)での講演会です。11日(水)は内藤証券和歌山支店の講演会(和歌山市勤労総合センター文化ホール)に行きます。誰でも参加できます。時間は午後2時~3時30分です。 14日は広島です。八幡証券主催の講演会です。時間は午後1時15分~、会場は広島国際会議場です。演題(3会場共通)は『2015年相場を展望する!ここでの注目セクター&活躍株を探る!』です。ぜひ、ご参加を。 |
| 2015.02.05 日立買い、ソニー売りのロング&ショート戦略は裏目に? |
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| 投資家サイドに立ってみると、極めて難しい相場である。一筋縄ではいかない。今日は日立ショックか。省電舎(1711)も売られている。業績悪にマーケットの対応は厳しい。メチャクチャに売り込む。反面、ソニー(6758)は商いを伴って大幅高である。日立買い、ソニー売りのロング&ショート戦略は裏目が出た?やはり、ここはファンダメンタルズを重視し、強い銘柄にマトを絞る作戦が有効だろう。 一方、アクロディア(3823)、BEENOS(3328)は抜群に強い。普通の投資家はついていけないが、騰勢は衰えを知らず!といった状況である。アエリア(3758)、山王(3441)、北川精機(6327)は連騰、テクノマセマティカル(3787)は連日の活況場面となっている。 インバウンド関連のラオックス(8202)、AGcap(6993)には引き続いて注目できる。FFRI(3692)、日本プラスト(7291)、アイロムHD(2372)は目先底打ち、反発の兆し。サイジニア(6031)、エヌアイデイ(2349)、ファンドクリエーショングループ(3266)は乱高下を演じている。確かに、値動きは荒っぽいが、安いところを狙う突っ込み買い戦術は効果あり、と判断する。 ファンドクリエーショングループは1円配当を行っている。三井住友建設(1821)、明星電気(6709)、日本抵抗器(6977)などと同様、“1円玉”の仲間である。もうあとがない。そう、崩しようがない。逆に考えると、今後は増配が期待できるということか。 なお、全般相場については目先はともかく、中・長期的にはまったく心配していない。すなわち、円安・株高の長期トレンドは不変である。当局(政府、日銀)は資産インフレを狙っている。この“流れ”を見逃してはいけない。そう、続く流れに逆らうな、ついて行くのが儲けの道!である。 |
| 2015.02.04 名証上場銘柄&昇格組を狙う! |
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| ちょっと古い話だが、2014年の全市場ベースの上昇率ランキングを見ると、東証1部銘柄が13、東証2部銘柄が10、JQ銘柄が13、東証マザーズ銘柄が11、名証上場銘柄が2、REITが1となっている。東証1部銘柄が多いようにみえるがほとんどが昇格(指定替え)組である。 主軸株に近いのはTASAKI(7968)、三菱化工機(6331)、ジャパンマテリアル(6055)、大和小田急建設(1834)ぐらいのもの。基本的に7位の神戸物産(3038)、9位のディップ(2379)、14位の一正蒲鉾(2904)、18位のゲンキー(2772)、19位の山一電機(6941)、20位の北越工業(6364)など小物が中心である。まあ、当たり前のことだが…。 名証上場銘柄は日本商業開発(3252)、中広(2139)である。日本商業開発は15位、中広は42位にランクされている。実は、名証1部地元株指数は2014年に16.9%、名証2部地元株指数は20.1%上昇している。 ちなみに、2014年の上昇率は日経平均株価が7.1%、TOPIXが8.1%だった。いま、名証が熱い!ガイアックス(3775)は名証セントレックスに上場している。LINE関連である。インバウンド関連の側面を持っている。株価は動兆しきりである。 一方、昇格組を狙うという視点ではミクシィ(2121)、ワイヤレスゲート(9419)、三谷産業(8285)、日本BS放送(9414)、フィックスターズ(3687)、アルビス(7475)、丸和運輸機関(9090)、シーティーエス(4345)などの東証1部指定替えが有力という。 動きを追う小物狙いでは引き続いてサイジニア(6031)、IIJ(3774)、UNITED(2497)、エヌアイデイ(2439)などに注目できる。新しい銘柄ではファンドクリエーショングループ(3266)に妙味あり、と判断する。 |
| 2015.02.04 原油ダブル・ブルのETNが快調だぞッ! |
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| 1月22日付の当コラムが買い推奨した『NEXT NOTES 日経・TOCOM』(2038)が順調に上値を追っている。2月4日には4,950円の高値があった。これは原油ダブル・ブルのETNである。原油価格の値動きの2倍のボラティリティ(価格変動率)がある。 原油価格(WTI)が1バレル=107ドルだった昨年6月23日には1万4,460円(売買は1口単位)の高値をつけている。それが1月15日には3,565円の安値まで売り込まれた。ダブル・ブルであり、原油価格が半値になると、このETNは4分の1になる。 原油価格は完全に底入れしたとはいえないが、目先は反発のタイミングだろう。なにしろ、2008年7月の高値(147ドル)比だと、3分の1以下(半値8掛け2割引き)の水準になった。売られすぎゾーンに突入している。ただ、投機筋の買いポジションが大量に残っており、投げ⇒一段安(2番底形成)があろう。 しかし、そこはダブル・ブルのETNを断固買う局面と判断する。いや~、この商品は3,700~3,800円がらみの水準を買えたのだが、一気に4割近い上昇である。当コラムは株式だけじゃないぞ!自慢するわけだはないが…。いや、自慢している。 |
| 2015.02.03 富山のダイトって、どんな会社? |
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| 上場来高値銘柄は基本的に好業績、好需給である。そして、時流に合ったテーマ性を内包している。最近のケースで江崎グリコ(2206)、ALSOK(2331)、アイカ工業(4206)、コーセー(4922)、小林製薬(4967)、セオコー(8279)などが好例だろう。 ダイト(4577)の株価は上場来高値圏にある。ダイトって何?と聞かれるが、れっきとした東証1部上場企業である。旧社名は大東貿易、それがダイトになった。古くは富山の薬売りの元締め大東亜薬品交易統制会社と称した。戦前の話である。 現在はジェネリック医薬品メーカー向けに原剤(中間体)を供給しているほか、OTC医薬品と呼ばれる市販薬を手掛けている。ジェネリック医薬品は国策(普及促進)の追い風を受け、医薬品全体の51%を占めるなど、順調に伸びている。要するに、同社は国策に沿う。 足元の業績は好調である。2015年5月期の1株利益は198円、2016年5月期は210円と予想されている。配当は年30円を継続している。時価のPERは12~13倍と出遅れが著しい。短期的には根固めが必要だが、中・長期的には一段高が期待できる。 一方、主軸株についてはセイコーエプソン(6724)、みずほFG(8411)、日立(6501)、マツダ(7261)、三井不動産(8801)などが目先の売られ過ぎゾーン(ボリンジャーバンドのマイナスⅡシグマ水準)に突入している。ここは突っ込み買いのチャンスと判断する。 |
| 2015.01.30 NYダウを上回ってきた日経平均株価! |
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| 基本的に高値もち合いの相場展開だが、『意外に強い』との印象を与えているのは確かであろう。やはり、日銀のETF買い、GPIFのバスケット買いが効いている。日経平均株価はいつの間にか、NYダウの水準を上回っている。まあ、あくまでも単純比較だが…。 振り返ると、金融危機(サブプライムローン・ショック、リーマン・ショック、ユーロ不安)前までは日経平均株価がNYダウを大きく上回っていた。ちなみに、金融危機前の高値は日経平均株価が1万8,261円(2007年7月9日)、NYダウは1万4,164ドル(2007年10月9日)である。 実に、日経平均株価はNYダウを28.9%上回っていた。しかし、その後の動きはまったく違う。NYダウは金融危機前の高値を27.3%上回っている(直近高値ベース)が、日経平均株価は金融危機前の高値に届いていない。要するに、出遅れている。 もちろん、出遅れるには出遅れるなりの理由があった。民主党政権時代の迷走、前任の白川日銀総裁の存在(円高、デフレの容認)、結果としての超円高、東日本大震災、中国での反日暴動などが影響したと思う。 一方、NYダウが堅調だったのはFRBのQE1~QE3断行の効果だろう。FRBは総資産を8,000億ドル⇒4.5兆ドルに膨張させた。この間、日銀(白川総裁)は何をしたか。何もしなかった。超円高は完全に日銀の政策ミスである。 しかし、黒田日銀総裁は違う。異次元の金融緩和を断行している。マネタリーベースは2013年3月の135兆円が2013年末には193兆円に増え、2014年末には275兆円になった。2015年末には355兆円とする。 これはトレンド的に円安・株高、そして資産インフレにつながる。いよいよ、氷が溶け始めた。日本再生である。日経平均株価がNYダウを上回ってきたのは当然ではないか。 BEENOS(3328)が猛反発である。この親会社はサイバーエージェント(4751)、こちらの株価は売られすぎゾーンに位置している。アクロディア(3823)が抜群に強い。ここまでくると、怖くて手が出せないが…。逆に考えると、『だから急騰するのだ』となろう。 コロプラ(3668)、ミクシィ(2121)、gumi(3903)、エイチーム(3662)はじっくり狙える。UNITED(2497)も面白い。当面の物色の柱は内需関連だろう。その点、ゲームセクターは外部環境に影響を受けにくいだけに、手掛けやすい。gumiは公募価格(3,300円)挑戦が期待できる。 |
| 2015.01.29 外部環境を考察する! |
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| 外部環境の考察を。結論を先にいえば、いずれもショック安を引き起こすような事態にはならない。マーケットでは相変わらず、原油価格の下落(逆オイル・ショック)波乱含みのNY市場、ギリシャ問題(ユーロ不安の再燃)、投資資金がリスク回避の動き(円高圧力)、スイス・フラン騒動(1ユーロ=1.2スイス・フランの介入目標の上限を撤廃)、テロの恐怖(イスラム国の台頭)などを嫌気している。だが、これらの外部要因に振り回されるのはいかがなものか。 原油価格の下落については逆に、78%の国・地域(GDPベース)がメリットを受ける。特に、資源小国の日本(鉱物性燃料の年間輸入額は28兆円)には大きな恩恵があろう。年間、6兆円の負担減との試算もある。 この結果、電力料金の値下げ、円安効果もあって、2015年度の企業業績は上ブレが確実な情勢となっている。恐らく、20~25%増益を確保できるだろう。成長率も上方修正されると考えている。 ギリシャ問題については『またか』といった感覚である。それに、この数年の間に、ESM(欧州安定メカニズム)、OMT(問題国の国債購入)など、セーフティ・ネットが構築されている。もちろん、ECBはあらゆる策を準備している。1月22日にはQE(2015年3月~2016年9月に月間600億ユーロ、総額1.1兆ユーロのリスク資産を購入)に踏み切った。ギリシャ問題が他の南欧諸国に波及するリスクは乏しいと思う。 スイス・フラン騒動については説明を要するが、これは波乱の始まりではない。むしろ、収束を意味する出来事である。2010年10月にさかのぼるが、スイスの金融当局はクレディ・スイス、UBSの2行に対し、通常の2倍の19%の自己資本比率の確保を求めた。リーマン・ショックのあとのこと。恐らく、スイスのGDPを上回る総資産を持つこの2行が経営危機に陥った場合、スイスは救えないし、万一のケースではスイスが破たんする、と判断したのだろう。 この判断は正しい。ただ、スイス・フラン・キャリートレードの猛烈な巻き戻しが起こった。国内300行に対するバーゼルⅢの適用もあった。資金の国内回帰⇒スイス・フランの急騰である。このため、スイスの金融当局は徹底した為替介入(ユーロ買い、スイス・フラン売り)を行った。今回の措置はそれが終わったことを意味する。 |
| 2015.01.29 強い銘柄にマトを絞る!これがセオリー |
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| 強い銘柄にマトを絞る!これは株式投資の基本である。筆者は『動き始めた汽車(動兆初期の波をつかむ)に一人飛び乗った~』が最強の投資戦術と主張している。そのためには売買代金ランキング、上場来高値銘柄、ストップ高銘柄などのチェックが欠かせない。そう、この世界は努力する人が報われる。そして、辛抱する木に金(カネ)が成る。 インバウンド関連のラオックス(8202)、アジアグロースキャピタル(6993)、思惑妙味の浜井産業(6131)は動兆しきりである。下値で買った人は売りたくなる場面だが、ここからは短期・順張りが可能となろう。アクロディア(3823)、エヌアイデイ(2349)の値動きは一変してきた。アクセルマーク(3624)は抜群に強い。やはり、追撃買い銘柄だろう。 原弘産(8894)が異様な動きをみせている。ファンダメンタルズ的には買えないが、大株主に旧Mファンドの関係者に近い企業が登場、何やらキナ臭い動きとなっている。まじめな銘柄ではFFRI(3692)、アエリア(3758)、ビーロット(3452)などが狙い目と判断する。 |
| 2015.01.28 当面は森を見ず、木を見よ!の投資戦術を |
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| 基本的に、個別物色の展開だろう。日経平均株価などインデックスは相変わらず、外部環境、外国人の動向、先物に振り回されている。したがって、当面は森を見ず、木を見よ!の投資姿勢が求められる。すなわち、総論を語らず、銘柄(各論)勝負の戦術である。 しかし、大きな下ブレは考えにくい。急落日には日銀のETF買いが入る。GPIFはTOPIXベースのPER15倍水準をメドに急落の翌日に買う。この結果、下値は限定される。ヘッジファンドなどの投機筋は売り込みにくくなっている。 物色面ではやはり、小物にマトを絞っておくべきだろう。日本プラスト(7291)が急出直りの動きとなっている。昨年12月12日には1,735円の高値がある。その後、1月26日には882円の安値まで売り込まれた。何と、下落率は49.2%となる。まあ、目先筋が投げまくった結果だろう。 BEENOS(3328)、ソディック(6143)、浜井産業(6131)の値動きが一変、上値慕いの商状となっている。ここは追撃買いだろう。浜井産業は昨年9月29日に297円の高値をつけている。チャート的にはそこからの下降トレンドラインを上抜けてきた。短期的な上値のメドは250~260円となる。 トレックスセミコンダクター(6616)、エヌアイデイ(2349)、アクロディア(3823)が抜群に強い。好材料が山積みしている。前述2社はウェアラブル端末、燃料電池車関連などのテーマ性を有している。大きく水準を訂正することになろう。 主軸株(メジャー系)では好業績、かつ好需給、チャート妙味の東鉄工業(1835)、日本ハム(2282)、ALSOK(2331)、三越伊勢丹HD(3099)、ブリヂストン(5108)、ナブテスコ(6268)、ハマイ(6497)などに注目できる。 |
| 2015.01.27 やがて、プラットホームに発車のベルが鳴り響く! |
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| 全般相場は踊り場にある。このような高値もみ合いをテクニカル的にはプラットホームという。そう、いずれ発車のベルが鳴る。投資家たるもの、常にその時に備えておかなければならない。そうしないと、数ヵ月に一度の列車に乗り遅れる。 ただ、目先(1週間程度)は大丈夫だろう。すぐに、列車は発車しそうにない。そのタイミングは2月3日の節分前後だろう。やはり、ギリシャ問題が尾を引いている。ギリシャ政府の新しい財政計画の提出期限は2月28日である。急進左派連合を中心とする新政権は財政再建に反対している。このままではEFSF(欧州金融安定化基金)の支援は中止となろう。 ギリシャの政府資金は3月20日ごろに枯渇するといわれている。6~7月には国債の大量償還がある。いずれにせよ、全般相場はギリシャに振り回される。もちろん、セーフティ・ネットは張られている。すでに、ポルトガル、アイスランドの金融支援は終了している。 したがって、ギリシャ問題が現状では株式市場にショック安を引き起こすような事態は考えにくい。これは原油価格の下落も同じこと。日本の株式市場には急落時、日銀のETF買い、GPIFの買いが入る。とはいえ、目先は上値を追うのは難しい。だから、ここはセオリー通り、強い銘柄を個別に攻める戦術が有効だろう。 具体的には高値波乱だが、ソディック(6143)、アクロディア(3823)、FFRI(3692)、ネクス(6634)、エヌアイデイ(2349)、アートスパーク(3663)、オンコセラピー・サイエンス(4564)などが狙い目となる。このほか、クラウドワークス(3900)、ニッポン高度紙(3891)、日本プラスト(7291)が出直りの動き。 日本プラストは自己株式の売り出し価格が888円だった。これ以下は買ってみたいと思う。相場的にはこじれているが、企業業績などファンダメンタルズは良好なはず?まさか、悪材料を隠している?売り出しをやって、そんなことはないだろう。 |
| 2015.01.23 アメリカとEU、日本の金融政策の違いは鮮明! |
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| アメリカ、EU、日本の金融政策の違いは鮮明である。FRBは昨年12月に、QE3(リスク資産の買い取り)を終了させた。6月16~17日のFOMCでは、ほぼ間違いなくゼロ金利政策を解除するだろう。これは7年ぶりのこと。これはアメリカ経済の復調、金融の安定を意味する。 ECBは1月22日、QEに踏み切った。2015年3月~2016年9月に、国債などを月間600億ユーロ(8.1兆円)購入するという。総額は1.1兆ユーロ(約154兆円)に達する。EUはデフレが深刻化している。アメリカはトンネルを脱出、ECはいままさに、トンネルに入った状況である。 日本はどうか。2013年4月4日以来、異次元の金融緩和を断行している。マネタリーベースは2013年3月の135兆円が2013年末には193兆円、2014年末には275兆円(2014年10月30日にオクトーバー・サプライズと形容された追加の金融緩和を断行)と劇的に増えた。さらに、2015年末には355兆円になる。 これはトレンド的にユーロ、円安、ドル高要因になろう。原油価格が底入れした場合、アメリカの強さはシェール革命を受け、一段と弾みがつくだろう。2015~2016年には確実にそうなる。ドル高・株高である。日本は円安・株高だろう。これが長期的な“流れ”である。このトレンドを見逃してはならないと思う。 一方、物色面では1月23日はほぼ全面高となっており、新規に手掛けるのは難しい環境である。強いのはIIJ(3774)だろう。材料が豊富にある。ネクス(6634)はストップ(300円)高の1,346円まであった。大成功である。テクノプロHD(6028)はジリジリと水準を切り上げている。2015年6月期の配当は93.1円とする。 |
| 2015.01.22 お知らせ―『CDマガジン1月号』好評発売中!― |
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| 杉村富生の『CDマガジン1月号』は現在、好評発売中です。今月号のタイトルは『2015年相場の展望&注目セクター・活躍株を探る!』です。“アベクロ”バブル相場はいよいよ佳境に入っています。このチャンスを逃してはいけません。 確かに、足元の相場は波乱含みです。しかし、円安・株高の長期トレンドは変わっていません。ただ、2月初めまでは下値模索の展開が続くでしょう。従って、短期的な投資戦術の基本感は上昇局面⇒弱気、下降局面⇒強気です。 お値段は税込み7,560円、別途送料が500円かかります。また、割安価格とお得なレター情報(月2回発行)の特典が付いた『定期購読コース』もあります。申し込み、問い合わせはラジオNIKKEIネットショップ『さうんろーど』、または電話(03-3595-4730)にてどうぞ。 |
| 2015.01.22 原油ダブル・ブル&ラオックス、BEENOS? |
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| 全般相場は相変わらず、もたついている。しかし、これはやむを得ない。外部環境が不透明だし、1月22日にはECB理事会、25日にはギリシャ総選挙が控えている。これの結果待ち、といったところか。 ただ、ギリシャ問題についてはセーフティ・ネット(安全網)が張られている。この問題が他の南欧諸国のソブリン・リスクに波及する可能性は低い。それに、万一の場合はECBが動くだろう。 ちなみに、ドラギ総裁はECBの総資産を『2012年末の水準まで戻す』と語っている。1兆ユーロ(140兆円)の増加である。これにはQE(国債購入)分(68兆円)が含まれていると思う。 原油は極めて政治的な商品である。このため、価格の予測が難しいが、現状が『売られすぎゾーン』なのは確かだろう。そう、ここからの下値は知れている。NEXT NOTES 日経・TOCOM(2038)は原油ダブル・ブルのETNである。 昨年6月23日には1万4,460円(売買は1口単位)の高値がある。直近安値は1月15日の3,565円となっている。仮に、1,000口を投資していたとすると、資金は1,446万円が356万円に減少している。ひどい話だが、これがダブル・ブルの怖さだろう。しかし、原油価格が底入れ⇒反発に転じたら…。 一方、株式ではファナック(6954)、日本電産(6594)、OLC(4661)、JR東海(9022)などが強い。実需の買いが執ように入っている。テーマ的にはインバウンド(外国人観光客)関連が面白い。このセクターでは引き続いてラオックス(8202)、AGcap(6993)に注目できる。 思惑銘柄ではサイバーエージェントが筆頭株主のBEENOS(3328)に妙味があろう。株価は乱高下を繰り返している。心臓の弱い人にはお勧めできない。旧社名はネットプライスドットコムだが、経営者は入れ替わった。現在の業態は投資会社である。 |
| 2015.01.21 外部環境について、過度の悲観は無用! |
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| 年初以来の株式市場は原油価格の下落(逆オイル・ショックの危機)、ギリシャ問題の再燃、リスク回避の動き⇒円高圧力、スイス・フラン騒動(1ユーロ=1.2スイス・フランの介入目標の上限を撤廃)、テロの恐怖などを嫌気し、波乱含み(大荒れ)の展開となっている。しかし、外部環境については過度の悲観は禁物だろう。 ヘッジファンド(総資産255兆円)の暗躍もある。しかし、昨今のヘッジファンドは大曲がりじゃないか。リーマン・ショック時にはショート(売り)を連発、150億ドル(約1兆8,000億円)を稼いだ、といわれるポールソンファンドの旗艦ファンド『アドバンテージ・プラス』の2014年のパフォーマンスはマイナス36%だった。どうすればこんなに損を計上できるのか。原油の買い下がり戦術がダメージを大きくした模様である。 彼らは日本株を執ように売っている。しかし、日本には日銀(ETF買い)、GPIFという強力な買い手が存在する。新しい買い手の登場である。これまでと同じ感覚で安心して売っていると、ひどい目にあうのではないか。 昨年12月に東証1部に直接上場、まったくIPO人気に乗れないでいたgumi(3903)、テクノプロ(6028)が動兆しきりである。上場後1ヵ月を経て、TOPIX採用、調査機関のレポート作成、大手証券の営業活動解禁などが期待できる。 ちなみに、公募価格はgumiが3,300円、テクノプロが1,950円だった。gumiは公募価格を大きく割り込んでいる。もっとも、公募価格が『高すぎた』(市場関係者)との声もある。とはいえ、IPOをもらったと考えれば600円近く安く買える。 |
| 2015.01.20 AGcap、ラオックスが上放れてきたぞッ! |
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| 大黒屋を運営するAGcap(6993)が大商いを演じている。5月19日の出来高は562万株だった。株価は21円高の175円と急伸、ただならぬ動き。20日の出来高は前場段階で748万株、株価は194円まで買われた。昨年2月12日には362円の高値があり、4月9日に239円、7月2日に233円の上ヒゲの戻り高値がある。今回の反騰局面ではこれらのフシ目を払って、高値挑戦の展開となろう。 日本プラスト(7291)の自己株式(52万5,000株)の売り出し価格が888円に決まった。1月19日の終値(935円)に対し、5%のディスカウント水準である。値決めまでに、かなり、意図的に売りたたいたと思われる。今後、売り出しを購入する向きがヘッジ売りをかけてくるだろうが、基本的に押し目買い方針を貫きたい。昨年12月12日には1,735円の高値がある。 エアバッグ事業を手掛けている。タカタ騒動を受け、この部門は絶好調である。内外の生産設備の増強計画を進めている。東洋経済新報社の四季報によると、連結1株利益は2015年3月期が137円、2016年3月期が202円予想となっている。これが事実なら時価の900円がらみの水準はいかにも安い。とりあえず、4ケタ奪回が目標となる。 ネクス(6634)が快調である。一時は『崩れた?』と見せて、一気に切り返す値動きはさすがというか、かなりの相場巧者が介入しているのだろう。上値のメドはテクニカル的には1,400円がらみの水準になる。まあ、突っ込み買い作戦は大成功じゃないか。 インバウンド関連ではラオックス(8202)が商いを伴って上昇、面白い展開になってきた。個別銘柄ではOakキャピタル(3113)、ファーマフーズ(2929)、エヌアイディ(2349)、宮入バルブ(6495)、IIJ(3774)などが強い。エヌアイディ、IIJは狙える。 |
| 2015.01.16 売買代金ランキングをチェックすると… |
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| 出来高(売買代金)は株価に先行する!これが基本である。このため、筆者は市場別の売買代金ランキングを毎日チェックしている。東証1部の売買代金ランキング上位銘柄をみると、常連組は別にして三井住友建設(1821)、KDDI(9433)、JR東海(9022)が健闘している。さらに、村田製作所(6981)、日本電産(6594)、エーザイ(4523)、ゼブン&IHD(3382)が上位にランクされている。 エーザイは昨年12月8日に、大和証券が投資判断を最下位の『5』(売り)とし、目標株価を『3,500円』に設定している。しかし、株価は逆に、12月16日の4,370.5円を安値にジリ高を演じ、1月15日には5,087円の高値まで買われた。新値追いである。これはどうしたことか。 まあ、例外と思いたいが、レーティングのいい加減さ(失礼!)が理解できるではないか。東証2部では明星電気(6709)の商いが膨らんでいる。IHI系の航空・宇宙関連企業である。国策に沿う。本社は群馬県伊勢崎市にある。1円配当を行っている。三井住友建設(1円復配方針)、日本コンベア(6375)、日本抵抗器(6977)など1円配当の銘柄はなぜか、仕手化する。 東証マザーズではSHIFT(3697)、UNITED(2497)、オプティム(3694)、アクロディア(3823)、アスカネット(2438)などが売買代金ランキングの上位にいる。FFRI(3692)は目先筋の売りが一巡したと思う。 ジャスダックではガーラ(4777)が大商いである。メチャクチャ強い。売買代金はSHIFTとともに、東証1部の売買代金ランキングの20位以内に入る。日本一ソフトウェア(3851)は売買代金の増加ぶりが注目材料だが、社名が面白い。日本通信(9424)は出直りの動き。出来高は先高を示唆している。 ネクス(6634)は急落している。1月15日はストップ(150円)安の818円だった。14日には1,188円の高値がある。いや~、よく下げる。出来高がすごい。13~15日の3日間で561万株の商いをこなした。ちなみに、発行株式数は1,163万株、浮動株比率は7.8%に過ぎない。16日には801円の安値があった。売られ過ぎである。 しかし、こんなところは突っ込み買いのチャンスだろう。株価の乱高下はイナゴ軍団のなせる技だが、今回の株価急騰のきっかけになったZMP(自動運転分野の第1人者)、ヴィストン(介護ロボット開発の有力企業)、サイバーダイン(7779)との提携効果はこれからである。これで終わり!では悲しすぎる。 |
| 2015.01.15 短期的な視点と長期的な視点を分けて考えよ! |
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| 古来、材料はあとから貨物列車に乗ってやってくる!という。なぜか、株価が下がると、悪材料が続出する。まあ、株価はこの悪材料を知っていた、ということだろう。これが株価の先見性である。ただし、最近は『円安トレンドは終えんした』と言い出す連中もいる。そう、弱気筋がにわかに元気になる。 しかし、中・長期的には違う。円安・株高の流れは生きている。もちろん、短期的には1ドル=120円前後が“正念場”(昨年12月8日の121円86銭が目先のピーク)である。この水準は購買力平価とのカイリ率がプラス20%ゾーンだし、30兆円もの円売りポジションが積み上がっている。ここを突破するにはアメリカの利上げ、ないしは日銀の追加の金融緩和が不可欠だろう。 筆者は夏~秋にかけて、どちらかが達成され年末には1ドル=130円がらみの水準がある、と考えている。アベノミクス、異次元の金融緩和は継続される。したがって、日経平均株価が金融危機前の高値(2007年7月9日の1万8,261円)を奪回し、2万円大台に挑戦する基本シナリオは不変である。 それに、日経平均株価は昨年12月8日に1万8,030円(ザラバベース)の戻り高値をつけたが、この時点の東証1部の時価総額は500兆円強だった。これは日本のGDP比100%超となる。 これまた、経験則的に“正念場”である。ちなみに、1990年のバブル崩壊以降、この数値は50~80%の水準でもみ合っていた。このゾーンを上放れたのはまさに、アベノミクス、異次元の金融緩和の効果だろう。しかし、この水準を維持し、かつ株価が一段高に進むにはGDPの膨らみが必要でなないか。 もちろん、これは短期的な視点である。長期的な視点では様相が異なる。株価と為替に大きな影響を与えるマネタリーベースは、2013年3月の135兆円が2014年末には275兆円に増え、2015年末には355兆円と激増する。 時価総額については、1989年末のピーク(600兆円)比8掛けの水準にとどまっている。ちなみに、NY市場の時価総額はこの25年間に6.6倍になり、直近では2,850兆円(24.3兆ドル強)になっている。かつて、東京市場の時価総額はNY市場のそれを上回っていたのに。 まあ、悲しい話である。これが失われた20年の結果だろう。しかし、安倍政権は日銀と連携、日本再生⇒失われた20年の克服に動き始めた。短期的にはともかく、長期的には何ら不安はない。ここはストップ安のネクス(6634)、大きく売り込まれているアイサンテクノロジー(4667)、アイロムHD(2372)の突っ込み買いはどうか。 背中がゾクゾクし、ギョッとするような局面を買える人、リスクを取る勇気を持つ人こそが相場巧者だと、筆者は思っている。オーソドックスな銘柄では双日(2768)、みずほFG(8411)、パイオニア(6773)、JVCケンウッド(6632)が絶好の押し目を形成している。 |
| 2015.01.14 多少の円高に脅える必要はない!トレンドは円安! |
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| 原油価格の先行きについてはOPECの姿勢(減産できるか、否か)に加え、先進国がロシア制裁をどうするか、ロシアがウクライナ問題の着地をいかに図るか、これが焦点になろう。もっとも、現状では制裁解除は難しいが…。 しかし、このままでは最強と言われた『プーチン帝国』が崩壊する可能性を完全に否定できない。すなわち、1991年のソビエト連邦解体(そのきっかけは1979年のアフガニスタン侵攻、これを受けてのソビエト連邦包囲網の構築⇒1986年の原油価格の急落)、1998年のルーブル危機(やはり、原油価格の下落が引き金に)の再来である。 再三指摘しているように、原油価格の急落⇒ソビエト連邦、ロシア危機のあとには1986年に平成バブル、1998年にITバブルがスタートしている。そう、原油価格の急落は日本の株式市場にとって、悪い話ではない。今回のバブルは筆者が唱えるアベクロバブル相場だろう。 それに、原油価格の急落は省資源国家の日本に多大のメリットを与える。実際、2015年度の日本企業の増益率は20~25%と、アメリカ企業の3%、欧米企業の9%、アジア企業の11%を大幅に上回る見通しである。 もちろん、円安効果もある。トレンドは円安である。ちなみに、主力輸出企業の2014年度の想定為替レートはもっと円高水準に設定されている。多少の円高を気にすることはない。なお、NTN(6472)、リコー(7752)、テルモ(4543)、富士フィルムHD(4901)、日本電産(6594)の想定為替レートは1ドル=100円という。 |
| 2015.01.14 有効なのはシープドックスタイル!ひたすら動きを追う戦術! |
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| 現在の相場環境では“待ち伏せ”戦術は疲れるばかりである。あまりくどくどと考えない方が良い。有効なのは鋭角的な行動ができるシープドック(牧羊犬)スタイルだろう。すなわち、動き始めた汽車に飛び乗る!これがセオリー(もちろん、急騰後の初押しを狙うのも可)と判断する。 具体的には2手、3手遅れているが、日本サード(2488)、SHIFT(3697)、アイサンテクノロジー(4667)、サンキャピタル(2134)、ネクス(6634)など。実際、押し目はすかさず買われる。新しいところではフィスコ(3807)に注目できる。 2015年には自動車の自動運転、2足歩行ロボットのZMP、iPS細胞のヘリウスの上場が予定されている。アイサンテクノロジー、ネクスはZMP関連である。ヘリウス関連ではアイロムHD(2372)が本命だろう。 |
| 2015.01.13 ZMP関連銘柄を個別に攻める戦術が有効! |
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| 当面、株式市場は下値模索の展開が続くだろう。1月25日(ギリシャの総選挙)までは積極的に動きようがない。リスク回避の円高も見られる。ともあれ、2015年の新春相場は大荒れのスタートである。まあ、1月相場は例年そうだが…。悪材料はギリシャと原油価格である。WIT(原油先物)が1バレル=47~48ドルまで下落、逆オイル・ショックの危機がささやかれている。 この水準ではサウジアラビアを含め、すべての産油国が財政均衡ラインを割り込んでいると思う。当然、財政危機に陥るだろう。場合によってはSWF(ソブリン・ウェルス・ファンド⇒国家資産管理基金)を取り崩すケースがあろう。 特に、財政均衡ラインが162ドルといわれるベネズエラはもはや、どうにもならない。イラン、ロシアも厳しい。このため、追い詰められたベネズエラのマドゥロ大統領はバイデン副大統領と接触、アメリカとの関係正常化を図りつつある。 シェールガス・オイルの開発プロジェクトは中止を余儀なくされる案件が出ている。シェール関連の『WBHエナジー』は破たん、生産コストは60~70ドルといわれるだけに、この動きはもっと加速、拡大するだろう。 原油価格を急落させ、核開発を進めているイランの資金源を断ち、シリアを支援しているロシアを牽制し、『イスラム国』を追いつめ、併せてシェールガス・オイルの台頭を抑制する…このサウジアラビアの戦略はほぼ達成された(詰めの段階)のではないか。 いずれにせよ、原油価格はほぼ下値のメドに到達している。あとはOPECが減産に踏み切れるか、否かにかかっている。ここではアイサンテクノロジー(4667)、ネクス(6634)、日本電計(7908)、アートスパークHD(3663)などZMPと密接な関係を有する銘柄を個別に攻める戦術が有効と判断する。 |
| 2015.01.13 ギリシャ問題は“年中行事”なのに、なぜ振り回されるのか? |
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| もちろん、原油価格の下落は日本経済、日本の株式市場に大きなメリットを与える。企業収益は上放れ修正となろう。それに、1986年の平成バブル、1998年のITバブルのスタートにみられるように、マーケットには原油価格の下落⇒ソビエト・ロシア危機⇒株価バブルという経験則がある。 一方、“年中行事”とはいえ、ギリシャについては事態は深刻である。終息には時間を要するだろう。1月25日の総選挙ではユーロ離脱を主張、財政再建に反対の急進左派連合(SYRIZA)が躍進、政権奪取の可能性が濃厚となっている。なにしろ、国民は痛みを嫌う。どこの国だって、そうじゃないか。 SYRIZAはトロイカ(EU、ECB、IMF)が課している政府資産の売却、最低賃金・年金・税制改革などの緊縮財政、各種改革を元に戻すように主張、公的債務の大半を免除(放棄)せよ、と求めている。直近では国民の反発に配慮し、『ユーロに残る』と主張しているが…。まったく都合の良い話である。 ギリシャの債務残高は3,170億ユーロ(このうち、公的債務は1,950億ユーロ)に達している。これを免除するなどというのは絶対にないだろう。新政権発足(再選挙の公算もある)後、トロイカとの交渉になるが、これは難航が予想される。仮に、ギリシャの主張を認めた場合、ほかの南欧諸国の反ユーロ勢力が伸長、ソブリン・リスクのドミノ倒しにつながる恐れがある。このため、安易な妥協はない。トロイカはその『最悪シナリオ』を避けたいと考えている。 日本プラスト(7291)は急騰の反動に加え、自己株の売り出し(52万5,000株)が嫌気され大きく売り込まれている。しかし、ファンダメンタルズが変化したわけではない。むしろ、逆である。タカタ・ショックを受け、各工場が増産体制に入っている。自己株の売り出しはその資金調達のため。これは好材料ではないか。 ネクステージ(3186)、サンキャピタル(2134)、スマートブック(2330)、フェートレック(2468)が商いを伴って、急騰している。完全に仕手化、ないしはマネーゲーム?か。実は、13日には原油ETFがストップ高になった。この動きには注目である。 |
| 2015.01.09 個人投資家の“主戦場”はやはり、新興市場! |
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| NY市場は絶好調である。猛烈な切り返しをみせている。8日のNYダウは323ドル高の1万7,907ドルだった。しかし、東京市場の動きはいまひとつさえない。特に、主軸株は落葉しぐれならぬ、“高値しぐれ”の状況に陥っている。先駆した新興市場の銘柄も売り物に押されている。 これでは利食うのは難しい。機関投資家は『ここの戻りはとりあえず、売るのが正解ではないか』と。国際投資資金はアメリカ(国債、株式)に向かっている。やはり、個人投資家の“主戦場”は東証2部、東証マザーズ、ジャスダックの小物になろう。 さて、別掲は2014年の値上がり率ランキング50傑(2013年12月30日の株価~2014年3月30日の終値)である。市場別にみると、東証1部が13社、東証2部が10社、東証マザーズが11社、ジャスダックが13社、その他が3社となっている。 東証1部が13社と多いが、ほとんどが“昇格”(指定替え)組である。人気を集めた旧来の1部銘柄は三菱工機、TASAKIぐらいのものではないか。やはり、資産倍増、3倍増を狙うには小物を狙うしかない。急騰中のネクス(6634)、株式売り出しが嫌気され大幅安の日本プラスト(7291)には夢がある。 |
| 2015.01.09 2014年の値上がり率ランキング50傑! |
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| ①アドテックプラズマテクノロジー(6668)マザーズ ②アクセルマーク(3624) マザーズ ③日本通信(9424) JQ ④朝日ラバー(5162) JQ ⑤ラオックス(8202) 東2 ⑥アサカ理研(5724) JQ ⑦神戸物産(3038) 東1 ⑧アオイ電子(6832) 東2 ⑨ディップ(2379) 東1 ⑩アルデプロ(8925) 東2 ⑪イデアインターナショナル(3140) JQ ⑫日本ギア(6356) 東2 ⑬高橋カーテンウォール(1994) JQ ⑭一正蒲鉾(2904) 東1 ⑮日本商業開発(3252) 名1 ⑯菊池製作所(3444) JQ ⑰DMP(3652) マザーズ ⑱ゲンキー(2772) 東1 ⑲山一電機(6941) 東1 ⑳北越工業(6364) 東1 ㉑SDエンターテイメント(4650) JQ ㉒OCHIHD(3166) 東1 ㉓ガーラ(4777) JQ ㉔フィンテック(8789) マザーズ ㉕大泉製作所(6618) マザーズ ㉖エルミック(4770) 東2 ㉗ペッパーフードサービス(3053) マザーズ ㉘大和小田急建設(1834) 東1 ㉙デジタルデザイン(4764) JQ ㉚ディアライフ(3245) マザーズ ㉛UBIC(2158) マザーズ ㉜ミクシィ(2121) マザーズ ㉝トレジャー・ファクトリー(3093) 東1 ㉞ファインデックス(3649) 東1 ㉟東洋合成(4970) JQ ㊱TASAKI(7968) 東1 ㊲サマンサジャパン(7829) マザーズ ㊳キャリアリンク(6070) 東2 ㊴テックファーム(3625) JQ ㊵本多通信工業(6826) 東2 ㊶ケーエフシー(3420) 東2 ㊷中広(2139) 名2 ㊸三菱化工機(6331) 東1 ㊹シュッピン(3179) マザーズ ㊺トリケミカル(4369) JQ ㊻技研製作所(6289) 東2 ㊼Oakキャピタル(3113) 東2 ㊽インヴィンシブル投資法人(8963) REIT ㊾ジャパンマテリアル(6055) 東1 ㊿新報国製鉄(5542) JQ |
| 2015.01.08 エヌアイディは2015年の出世株に! |
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| フォーカスシステムズ(4662)が順調な戻りをみせている。もともと、出遅れが著しい銘柄だった。情報セキュリティ(特に、三菱電機と組む暗号化技術はトップ級)の第1人者である。UBIC(2158)が大株主にいる。チャート的には節目を払ってきており、一段高となろう。 エヌアイディ(2349)は2015年相場での躍進が期待できる。テーマ的には自動車の自動運転・燃料電池車(エンジンコントロールユニット)、認知症機能検査システム(DT-Navi)、人工知能(ベンチャー企業に出資)など切り口が多彩である。 一方、業績は好調に推移している。2015年3月期、2016年3月期ともに史上最高決算となろう。1株利益は今期が250円、来期が260~270円と予想されている。配当は年45円を行っている。今期は大幅増配の可能性がある。需給面では良質の“当たり屋”が介入している。 東証1部直接上場(昨年12月15日)のテクノプロ・HD(6028)は来週には上場後1ヵ月が経過する。いよいよ動き出しそうな気配である。幹事証券の“営業努力”に加え、TOPIX採用になる。さらに、機関投資家が関心を示しているという。 |
| 2015.01.08 ZMP関連銘柄がフィーバー! |
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| ZMP(2足歩行ロボット、自動車の自動運転のトップ企業⇒年内に東証マザーズに上場予定)関連銘柄がフィーバーを演じている。主軸は自動車テレマティクス分野でZMPと提携しているネクス(6634)だろう。ネクスは介護ロボットのヴィストンとも提携している。さらに、MtoMの本命との声がある。 自動運転(ZMPが中心となって、名古屋大学と共同プロジェクトを推進中)では、これに参加しているアイサンテクノロジー(4667)、パイオニア(6773)、日本電計(9908)、ZMPの株主としてはアートスパーク(3663)、JVCケンウッド(6632)などをピックアップできる。 |
| 2015.01.07 こんな局面は投資家の力量が問われる! |
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| 原油価格はほぼ下値に届いたと考えている。ただ、1月25日(ギリシャの総選挙⇒急進左派連合が躍進)までは下値模索の展開が続くだろう。しかし、再三指摘しているように、大崩れは考えにくい。ギリシャの混乱は“年中行事”である。それに、例年1月はいつもそう。外国人は“売り”(利食い)を優先する。しかし、筆者が注目しているネクス(6634)、ニッポン高度紙(3891)、フォーカスシステムズ(4662)などは堅調である。 さて、筆者には反面教師にしている相場のヘタな人(投資家)、相場巧者だが、とてもついていけない人(うますぎる?)など多くの友人がいる。実に、面白い。参考になる。相場のヘタな人は大発会以降、真っ青になって、『暴落だ、暴落だッ~』と騒いでいる。早晩、追証発生⇒投げを余儀なくされるだろう。 しかし、相場巧者は違う。Aさんは2014年に2億~3億円の売買益を稼いだと思う。昨年末は『利益圧縮のために、損出しをしたいのだが、売るべきやられ株券がない。困った、困った』と嘆いていた。1月6日に、日経平均株価が525円安と急落した局面では『よ~し、絶好の買い場到来』と。この感覚の差は大きい。これがリスク・マネジメントの効果である。 Bさんは2014年夏~秋に、スペイン国債を買っていた。これは理解できる。いまはフランス国債らしい。『ECBは必ず、QEに踏み切る。その場合、買い物を集めるのは高格付けのドイツ国債だろうが、金利が低すぎる。その点、フランス国債の利回りは高い』と。 もっとも、昨年12月に、デフォルト必至といわれていたベネズエラ国債(2年物)の利回りが70%を超えたとき、これを買いに行ったのには驚いた。確かに、ハイ・リスクはハイ・リターンといえるのだが…。 Cさんは現在、鉱研工業(6297)、大豊建設(1822)を買っている。両社はトンネルつながりである。大豊建設は筆者も注目している。トンネル関連プロジェクトは三陸沿岸復興道路、外郭環状道路、リニア中央新幹線など総額10兆円に達する。 ネクスはZMPとの提携のニュースに反応、ストップ高である。UBIC(2158)、フォーカスシステムズ、FFRI(3692)は情報セキュリティの本命的な存在であり、これは国策に沿う。2015年相場では大きく水準を切り上げることになろう。 |
| 2015.01.06 2015年相場は大暴れの幕開けだが… |
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| 年明け2015年の株式相場は世界的に波乱の展開となっている。大荒れである。1月5日のNYダウは331ドル安と急落した。これを受け、6日の東京市場は大幅安で始まった。日経平均株価は1万7,000円の大台を割り込み、マーケットには悲観ムードが漂っている。まあ、これは“裏”の局面ではいつものパターンである。 かねて、“裏”を見せ、“表”を見せて“舞う”モミジ!と主張してきたではないか。相場が“散る”わけではない。上昇トレンドは不変である。日経平均株価は年末にかけて、舞い上がるだろう。 もちろん、足元では逆オイル・ショック(原油価格の急落が産油国を直撃)、ギリシャ問題(1月25日に総選挙⇒ユーロ離脱、財政再建に異を唱える急進左派連合が政権奪取?)が影を落としている。このため、VIX指数の急上昇が示しているように、リスク回避の動きが鮮明となっている。 ただ、日本は原油安メリットを享受できる。それに、国策は円安・株高、そして資産インフレである。株価との連動性の高いマネタリーベースは2013年3月の135兆円(4月4日に異次元の金融緩和を断行)が2013年末には193兆円、2014年9月には246兆円(10月30日に追加の金融緩和を実施)、2014年末には275兆円と激増、2015年末には355兆円になる。 いずれにせよ、当面は気迷い感の強い商状が続くだろう。下値模索である。これはやむを得ない。しかしいずれ国策に沿った動き(“表”)に戻る。企業業績(2015年度の増益率)は日本が20~25%、アメリカが3%、ヨーロッパが9%、アジアが11%と、日本企業が突出している。早晩、これを評価する展開となろう。 一方、物色面では強い銘柄を攻めるのが基本である。鉱研工業(6297)は10兆円のトンネルプロジェクトの恩恵を受ける。ニッポン高度紙(3891)は底打ち、反騰態勢を固めつつある。IPO関連ではクラウドワークス(3900)、データセクション(3905)の相場がしっかり生きている。 |
| 2015.01.06 1円を笑うものは1円に泣く…? |
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| 誰だってコンビニ、スーパーなどにおいて、『1,001円です』といわれ、肝心な1円玉がなくて、『あ~あ』と嘆いた経験があるだろう。そう、1円を笑うものは1円になく…。ともあれ、1円は貴重である。 ちなみに、上場企業では『1円配当』を行っている企業が24社(予定を含む)ある。『うちは有配当企業です』と1円配当に胸を張り、自慢するところはないと思うが、基本的には恥ずかしい話ではないか。 もっとも、株価的には面白い企業が多い。三井住友建設(1821)は2015年3月期に1円復配を公約している。日本抵抗器(6977)、日本コンベア(6373)、明星電気(6709)は1円配当を継続している。最低限の配当を続けるのは偉い。普通は何とか、2円か3円配当にしようとするだろう。 いや~、余計な見栄を張らないところはすごい。相場では見栄は不要!といわれている。これは企業経営にもいえるのではないか。もちろん、これは筆者の皮肉なのだが…。せめて、2円配当をやってほしいと思う。 |
| 2014.12.29 エボラ出血熱関連株がフィーバー! |
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休み明け12月29日の株式市場は後場に入って、「エボラ出血熱感染の疑いがある日本人の患者が出た」との報道を受け、エボラ出血熱関連株がフィーバーとなった。しかし、全般相場は”高熱”に急速に買い気を失った。やはり、エボラ出血熱は怖い。まあ、旺盛な買い気は残っているが・・・。
アゼアス(3161)、エアーテック(6291)はストップ高となった。エボラ出血熱治療薬の富士フィルムHD(4901)、カイオム・バイオサイエンス(4583)もしっかり。ただ、ニュースに飛びつくのはいかがなものか。マーケットでは「”陽性”だったら人気は持続する。しかし、逆だったら・・・」と。すなわち、一過性に終わる。 |
| 2014.12.29 大納会に買い注文を入れる銘柄は? |
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株式市場は明るい年の瀬を迎えている。「2015年は人生最良の年だった」と嬉しそうに語る73歳のオジさん。もちろん、株式投資の話である。「年末年始はポルトガル」と、夫婦そろって大納会を待たずに旅立っていった。株式投資がうまくいくと、夫婦仲もよくなる?う~ん、それはいえる。
2015年の日経平均株価は12月8日の1万8030円(ザラバベース)が高値になっているが、これを上回っての”高値納会”は無理か。ちょっと、届きそうにない。しかし、強い相場なのは間違いない。この勢いは2015年も継続されるだろう。
さて、大納会に仕込み、2015年相場に備える銘柄は?テーマ的にはM to M(株式と機械の融合→考える工場)が面白いと思う。まだ、マーケットの認知度は低い。それだけ投資に魅力がある。 この関連では有力筋が介入しているネクス(6634)、多摩川HD(6838)をはじめ、安川情報システム(2354)、アルチザネットワークス(6778)、アプリックスHD(3727)、ユビキタス(3858)などをピックアップできる。 このほか、個別銘柄では引き続いてオンコセラピー・サイエンス(4561)が抜群に強い。情報セキュリティのフォーカスシステムズ(4662)は出直りの動き。暗号システム(技術)は日本のトップクラス。三菱電機(6503)と組み、この分野に注力している。
注:今年のホームページの更新はこれが最後です。1年間のご愛読に感謝申し上げます。投資家の皆様にとって、2015年が良い年になりますように。深謝合掌。 |
| 2014.12.26 gumiは底打ち、反騰態勢に! |
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gumi(3903)の出来高は上場初日の12月18日に700万株の大商いを演じたあと、19日には188万株、22日には139万株、24日には164万株と低迷していたが、25日は216万株と復調の動きをみせている。年末にかけては市場参加者が少ないこと、および投げる人はほぼ売ってしまったため、出来高はそんなに増えないと思う。 しかし、トレンド的には増勢傾向と判断できる。古来、出来高は株価に先行する!という。株価は公募価格(3300円)に対し、25日には2645円の安値まで売り込まれた。下落率は19.8%となる。これは売られすぎである。新春相場では切り返しが期待できるのではないか。 |
| 2014.12.26 売買代金が激増のオンコセラピー・サイエンス! |
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東証マザーズ上場のオンコセラピー・サイエンス(4564)の売買代金が激増している。12月26日は東証1部の出来高面での人気銘柄のトヨタ自動車(7203)、三井住友建設(1821)、みずほFG(8411)の売買代金を上回っている。この背景には強力な「イナゴ軍団」の介入がある。 このグループのリーダーはかなりの相場巧者ではないか。適当に押し目を入れ、過熱感が台頭しないように介入している。ちなみに、11月27日には736円の高値がある。とりあえず、この高値奪回が目標値となろう。 |
| 2014.12.26 円安・原油安メリットがメーンテーマ! |
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2015年相場では円安・原油安メリットが継続する。原油安に直撃され、ロシア、ベネズエラ、イランなど産油国は大変だが、日本はメリットをフルに享受できる。円安・原油安メリットは新春相場のメーンテーマだろう。 その代表は自動車業界である。燃料電池車の普及元年、自動車の自動運転(公道実験)は個別テーマになり得る。燃料電池車では岩谷産業(8088)、川崎重工業(7012)、三菱化工機(6331)、宇部興産(4208)、ニッポン高度紙(3891)などに注目できる。 自動車の自動運転では名古屋大学と組み、年明け早々に公道実験を行うアイサンテクノロジー(4667)が面白い。この公道実験にはJVCケンウッドが出資しているZMP(非上場)、パイオニア(6773)の子会社(インクリメントP)が参加する。 |
| 2014.12.25 2015年に活躍が期待できる中・低位株! |
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| 2015年に、年間を通して活躍が期待される中・低位株として、以下の5銘柄をピックアップしている。すなわち、アジアグロースキャピタル(6993)、双日(2768)、みずほFG(8411)、パイオニア(6773)、ラオックス(8202)である。安いところをじっくり拾っておきたいと思う。 アジアグロースキャピタルは大黒屋の親会社である。双日は出遅れが著しい。PBR0.4倍、PER6~7倍はかわいそう?じゃないか。みずほFGは配当利回りが3.5%もある。REITは利回りが急低下、過熱感が台頭している。ここはPEITよりもメガバンクの配当取りが有効と判断する。 パイオニアは経営改善策を断行している。筆頭株主だったシャープの持ち株(3,000万株)は9月11日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引き取った。その一部は海外ファンドに転売されている。これが思惑を呼ぶ場面もあろう。中国系のラオックスは外国人観光客(特に、倍増ベースの中国人)急増の本命的な企業である。株価は下げ止まり⇒反発に転じている。 |
| 2014.12.25 お知らせ―『あなたも株長者になれる39の秘訣!』好評発売中― |
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| 杉村富生の“株の教科書”『あなたも株長者になれる39の秘訣!』(ビジネス社)が、全国書店にて好評発売中です。価格は1,500円+税です。アマゾンの経済関連書籍部門の1位になったほか、大手書店の実売り率が8割を超えるなど、出足快調です。ぜひ、お求めを。株式分析の第1人者にして、市場と勝負する筆者が必勝の極意を初めて明かしています。 内容は序章=相場名人に学ぶ投資戦術、第1章=“杉村流”有望銘柄の探し方、第2章=“杉村流”売買タイミングのつかみ方、第3章=“杉村流”株長者になるための心構えと投資手法、第4章=“杉村流”お金になる情報の集め方と使い方、第5章=いまだから明かせる私の株式投資『成功&失敗』秘話、第6章=2015年は大相場のまだ3合目、第7章=2015年の物色テーマと注目銘柄、巻末資料=杉村富生の2015年大注目銘柄(厳選10銘柄を掲載)…です。 |
| 2014.12.25 新興市場は波乱含みの展開に! |
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| 新興市場では日本通信(9424)、サイバーダイン(7779)、アイロムHD(2372)、FFRI(3692)、トレックス・セミコンダクター(6616)、ホロン(7748)など元気な銘柄が残っているものの、基本的には見送りムードである。 やはり、IPOの多さ(12月は28社)が嫌気されている。加えて、利益確定の売り、損失確定売りが広範囲の銘柄にみられる。 東証1部に上場した“期待の星”だったゲームソフトのgumi(3903)の不振もあろう。 gumiの急落を受け、同業のミクシィ(2121)、エイチーム(3662)、UNITED(2497)、ブロッコリー(2706)などが軒並み値を消した。12月25日には下げ渋っている。人気が移ろいやすいのは人の世の常だが、これはひどすぎる。 さて、gumiはどうなるか。来年1月末にはTOPIX組み入れとなる。それまで待つ必要があるのだろうか。25日には2,645円の安値があった。戻りは限定されるが、こんなところは突っ込み買いのチャンスではないか。 まあ、同列には論じられないが、サイジニア(6031)の値動きが少しは参考になろう。12月19日に瞬間、6,360円(公募価格2,560円)の高値を付けたあと、この日の終値は4,780円だった。そして、翌22日には4,135円の安値まで売り込まれた。目先筋(ネット・トレーダー)の介入が株価を乱高下させている。 なにしろ、IPOの初値買いは『寄り付き後、2分が勝負』という人達である。動きが止まると、すかさず売る。サイジニアの場合、12月24日はストップ(700円)高の4,900円、25日にはさらにストップ(700円)の5,600円と急騰した。アイロムHD、FFRIは大きく売り込まれたあと、切り返している。ともあれ、目先は正月休みを控えているだけに、総じて高値波乱の展開となろう。 |
| 2014.12.24 平成バブルと似たようなパターンを形成! |
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| クリスマスムード一色である。世間ではサンタさんがあちこちに登場、ジングルベルの音楽が流れている。いや、事務所近くの商店街には『謹賀新年』の提灯がぶら下がっている。松飾りもある。だんだんと季節の行事が速くなる。そんな日に筆者は男ばかりの飲み会を行う。2014年の反省会?である。 まあ、2014年相場は大納会(12月30日)に向けて“絶好調”となっているが…。筆者が年初に予想した年末の日経平均株価は1万7,920円だった。一時はどうなることかと思ったが、何かと面目は保たれたかな。この水準は昨年末の日経平均株価(1万6,291円)比10%上昇となる。 この意味するところは大きい。平成バブルではTOPIXが1年目(1986年)に49%、2年目(1987年)に10%、3年目(1988年)に37%上昇した。今回の“アベクロ”バブルでは日経平均株価が1年目(2013年)に51%上昇している。まさしく、似たようなパターンではないか。 |
| 2014.12.24 すっかり、忘れていたパイオニアだが… |
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| すっかり、忘れていた。パイオニア(6773)である。株価はこんなに安くなっていたのか。無配を続けている。かつては値がさ優良株だった。やはり、音響機器の低迷が業績にダメージを与えているのだろう。 しかし、経営資源を車載分野に集中、必死の経営改善を断行している。家庭用AV事業はオンキョー、DJ機器は米ファンドに売却した。名古屋大学、ZMPなどが推進している自動車の自動運転の公道実験に子会社のインクリメントPが参加している。さらに、医療・健康分野に本格参入する。 小物では、引き続いてアイロムHD(2372)、FFRI(3692)、第1希元素(4082)、ニッポン高度紙(3891)、トレックス・セミコンダクター(6616)のほか、エアバックの日本プラスト(7291)などに注目できる。 |
| 2014.12.24 大きなクリスマスプレゼント!NY市場は絶好調! |
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| いや~、すごい。NY市場は絶好調である。12月23日のNYダウは1万8,024ドルと、初めて1万8,000ドルの大台に乗せた。7~9月期のGDP成長率がプラス5.0%に上方修正されたことを好感している。原油(ガソリン)価格の下落を受け、個人消費が伸びている、という。 大きなクリスマスプレゼントである。このNYダウの水準は金融危機前の高値(2007年10月7日の1万4,164ドル)を27.2%上回るもの。しかし、日経平均株価はいまだに、金融危機前の高値(2007年7月9日の1万8,261円)に届いていない。これはどうしたことか。 やはり、3年間の旧民主党政権の迷走、前任の白川日銀総裁の存在(円高、デフレを容認)が大きかったと思う。もちろん、東日本大震災、超円高などがあった。だが、2012年末に安倍政権が誕生、アベノミクスを推進、日銀は黒田総裁の就任によって、異次元の金融緩和を断行、状況は180度ガラリと変わった。2015年はこれを評価する“アベクロ”バブル相場が佳境を迎えるだろう。 |
| 2014.12.22 2015年の円・ドル相場を展望する! |
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| 2015年の円・ドル相場はどうなるのだろうか。テクニカル的には金融危機前の1ドル=124円14銭(2007年6月)を抜き、次はチャート上のフシ目の135円04銭(2002年2月)を目指すだろう。 すなわち、引き続いてドル高、円安の流れ(トレンド)である。長期的には1998年8月の147円64銭を目指している。ただ、1998~1999年にはアジア通貨危機、ロシア・ルーブル危機が起こった。原油価格急落時である。これを受け、1999年11月には一転し、101円35銭の円高になった。ちなみに、原油価格急落時はルーブル危機が発生、その翌年は株高になる、との経験則がある。1998年はITバブル、1985~1986年は平成バブルのスタートだったじゃないか。 一方、ファンダメンタルズはどうか。アメリカ景気は好調である。ガソリン価格の下落は個人消費の追い風となろう。さらに、シェール革命によって、貿易赤字が縮小している。QE3は終了、現在は利上げのタイミングを計っている状況にある。 これに対し、日本は消費税率引き上げの後遺症を引きずっている。GDPは2期連続のマイナスになった。日銀は異次元の金融緩和を断行している。マネタリーベースは2013年3月の135兆円が2013年末には193兆円、2014年9月には246兆円と増え、日銀の計画では2015年末には355兆円になる。 これは強烈な円安要因である。さらに、円・ドルの需給をみると、ドル買いのエネルギーは相変わらず強い。日本の貿易赤字は常態化している。加えて、個人、機関投資家のドル買い需要は旺盛である。ここにGPIFの運用体制(基本ポートフォリオ)の見直し(外国株式のウエイトを12%に、外国債券を11%⇒15%に)による21兆円の外国証券(株式、債券)の買い余力がプラスされる。 円安は世界景気の回復とともに、外需関連セクターに大きなメリットを与える。特に、想定為替レートの現在の為替水準比が保守的な企業は、2015年3月期決算の大幅な上ブレが期待できる。 ちなみに、想定為替レートが1ドル=100円の企業にはNTN(6472)、リコー(7752)、テルモ(7732)、マツダ(7261)、トプコン(7732)、日本ガイシ(5333)、富士フィルム(4901)、日本電産(6594)などがある。 小物では、情報セキュリティのFFRI(3692)、UBIC(2158)、ips細胞のアイロムHD(2372)、ニッポン高度紙(3891)が抜群に強い。この勢いのままの新春相場での活躍が見込める。 |
| 2014.12.19 世界的に株高!辛抱する木に金が成る! |
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| 世界的に株高である。NYダウは421ドル高の1万7,778ドルと急伸、NASDAQ総合株価指数は104ポイント高の4,748ポイントだった。引き続き、12月17日のFOMCでの利上げのタイミングについて、『忍耐強く対応する』との姿勢を好感している。もっとも、高いところは機敏な対応(利食優先)を。 イエレンFRB議長の『原油価格の下落はプラス』とのコメントもあった。フランス、イギリス、ドイツ、スイス、トルコ、イタリアなどの株式市場も大幅高である。ロシアは乱高下となっている。やはり、ロシアの株式市場が落ち着くにはルーブルの下げ止まりが不可欠だろう。 VIX指数は急低下を示している。アメリカとキューバの国交回復交渉は地政学上のリスク回避という意味において、プラスと思う。さて、同じ反米、社会主義国家のベネズエラはどうするのだろうか。キューバは原油をベネズエラから無償供与を受けている。ベネズエラとアメリカの関係が改善されると、双日(2768)が浮上する。 gumi(3961)は期待(前人気の高さ)に反し、ずっこけて始まったが、このまま終わるとは思えない。公募価格(3,300円)割れの水準は『レア物のIPOをもらった』との感覚で買っておいたらどうか。 スマートブック(2330)、FFRI(3692)、石塚硝子(5204)、U-NEXT(9418)が急動兆を示している。FFRIはマイクロソフトと提携、これは大きな材料である。ロングランに注目できる。 足元は東証1部の主軸株が集中的に物色されているが、基本的に外国人はクリスマス休暇中(外国人トレーダーは帰国し、主力部隊は中立ポジションに)である。年内は個人好みの小物がそれなりに活躍するだろう。日本プラスト(7291)、アイサンテクノロジー(4667)、オプティム(3694)、エスクローAJ(6093)、トレックスセミコンダクター(6616)は狙える。 |
| 2014.12.18 お知らせ―『あなたも株長者になれる39の秘訣!』― |
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| 杉村富生の“株の教科書”『あなたも株長者になれる39の秘訣!』がビジネス社より出版され、全国書店にて好評発売中です。価格は1,500円+税です。ぜひ、お求めを。株式分析の第1人者にして、市場と勝負する筆者が必勝の極意を初めて明かしています。 内容は序章=相場名人に学ぶ投資戦術、第1章=“杉村流”有望銘柄の探し方、第2章=“杉村流”売買タイミングのつかみ方、第3章=“杉村流”株長者になるための心構えと投資手法、第4章=“杉村流”お金になる情報の集め方と使い方、第5章=いまだから明かせる私の株式投資『成功&失敗』秘話、第6章=2015年は大相場のまだ3合目、第7章=2015年の物色テーマと注目銘柄、巻末資料=杉村富生の2015年大注目銘柄(厳選10)…です。 |
| 2014.12.18 お知らせ―『杉村富生CDマガジン』12月号好評発売中!― |
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| 『杉村富生CDマガジン12月号』が好評発売中です。今月号のタイトルは『株を枘に越年を!ここで狙うのはこの銘柄だッ!』となっています。2015年相場を大胆に展望するとともに、新春相場での活躍株(厳選8銘柄)をズバリ予想しています。そう、年末年始相場を乗り切るための賢い知恵と投資法が満載です。 価格は税込み7,560円、送料500円です。割安価格とお得なレター情報(月2回発行)がついた『定期購読コース』もあります。お申し込み、お問い合わせはラジオNIKKEIネットショップ『さうんろーど』(電話03-3595-4730)まで。お早めにどうぞ。 |
| 2014.12.18 肝要なのは、現状を正しく認識すること! |
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| 株式投資において肝要なのは、現状を正しく認識すること!トレンドを確認すること!リスク・マネジメントを徹底すること!マーケットの特性を理解すること!これにつきる。改めて述べるまでもない。アベノミクス、異次元の金融緩和は継続される。円安・株高⇒資産インフレの流れは不変である。 弱気になる必要はまったくない。ここは出遅れ、低位の双日(2768)、みずほFG(8411)をていねいに拾う作戦はどうか。双日はPBR0.4倍、PER6倍と割安、みずほFGは配当利回りが3.5%と魅力的である。双日はベネズエラとの関係の深さが嫌気されているが、財政危機を契機に、キューバ同様、アメリカとの関係修復に踏み出せば『災いが転じて福』となる。 共立メンテナンス(9616)はホテル事業が好調である。外国人観光客急増のメリットを受けている。日本駐車場開発(2353)は意外や意外、スキー場経営のトップ。これまた、外国人の来場者が3割増のペースという。 日本プラスト(7291)、ニッポン高度紙(3891)は売られすぎである。日本プラストはエアバックが好調、ニッポン高度紙は画期的な燃料電池車用の電解質膜の開発を進めている。2015年には大きく見直されるだろう。ここでの押し目は絶好の買い場となる。 |
| 2014.12.17 まさに、『逆オイル・ショック』の様相? |
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| いや~、ひどすぎる。まさに、『逆オイル・ショック』である。恐れていたことが進行している。ベネズエラの2年物国債利回りは何と、76.2%である。完全にデフォルトを織り込んでいる。ロシアの政策金利は17%となった。これまた、異常値である。ルーブル防衛のための利上げだろう。 ロシアは原油価格が下落すると、何かが起きる。ソビエト崩壊、ロシア財政危機が好例である。ロシアの原油価格の財政均衡ラインは1バレル=104ドルといわれている。なにしろ、輸出の7割が資源・エネルギーである。現在の原油価格では歳出をまかなえない。さらに、通貨安⇒インフレは国民生活を直撃する。 もちろん、先進国も無傷ではいられない。世界景気は失速の危機にさらされる。新興国の通貨は下落する。投資資金はリスク・オフの姿勢を強め、円が買われる。1997~1998年のアジア通貨危機、ルーブル危機の際は1ドル=147円⇒110円と急騰した。今回も円高である。 NYダウは12月16日が1万7,068ドルだった。12月5日の高値(1万7,958ドル)比の下落率は5.0%となる。一方、日経平均株価の下落率は6.6%である。これは通常の調整の範囲内だが、チャート的には“崩れ足”となっており、もう一段安があろう。 外国人はクリスマス休暇に入っている。動いているのはヘッジファンドの一部である。当然、売りを仕掛ける。しかし、2015年になると、GPIFの株式市場の本格運用(新たな買い余力12兆円)、外貨資産シフト(同21兆円)が始まる。日銀のETF買い(3兆円)が再開される。これが円高・株安を阻止するだろう。これは十分に期待できる。 もちろん、企業業績は好調である。各企業とも円安・原油安メリットを享受している。株主に対する姿勢も変わった。増配、自社株買い企業の急増がそれを証明している。株価形成の源泉となる投資価値は確実に向上している。 自動車用アルミダイカスト製品を作る助川電気工業(7711)の『アルミ鋳造用電磁ポンプ』について、ネット上では『ここがそんな製品を作れるはずがない』とか、『杉村氏が言っていることはデタラメだ』などとさんざん酷評されている。しかし、同社のホームページの動画配信を見てほしい。ここで紹介されているのはマツダ(7261)向けの製品だが、トヨタ自動車(7203)、ダイハツ(7262)、スズキ(7269)への納入も決まっている。 |
| 2014.12.16 すべて、モノ(社会)には裏と表がある! |
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| NY市場が高値波乱に陥っている。原油(WTI)価格の下落を嫌気している。原油安メリットはどこに行ってしまったのか。すべて、モノ(社会)には裏と表がある。そう、運と不運は紙一重。さらに、相場には陰陽がある。すなわち、裏を見せ、表を見せて“舞う“モミジ!という。 確かに、原油安は欧米など消費国にはメリットがある。しかし、産油国はたまらない。特に、財政均衡ラインの原油価格が1バレル=162ドルのベネズエラはデフォルトが秒読みとなっている。ロシアも苦しい。イラン、イラク、ナイジェリアの財政均衡ラインは100ドルを超えている。 産油国の財政危機が世界の金融マーケットにダメージを与える状況を逆オイル・ショックという。筆者はこれが顕在化するのは2015年央と見ていたが、スピードが速い。恐らく、SWF(国家資産管理ファンド)の取り崩しが始まっているのだろう。 為替は1ドル=117円台の円高である。株価は嫌気するだろう。しかし、多くの輸出関連企業の想定為替レートは100~105円である。日本企業の増益率は2014年度が10%強、2015年度が15%と予想されている。 さらに、現状の原油価格だと、2015年度の増益率は25%程度に増額の可能性がある。ちなみに、2015年度のEPS成長率はアメリカ企業が3%、ヨーロッパ企業が9%、アジア企業が11%となっている。日本企業の増益率が突出している。いずれ、日本株が集中人気となる?その可能性はあろう。 為替はトレンド的に円安である。日銀のマネタリーベースの増加ペースはFRB、ECBと比較すると、これまた、突出している。異次元の金融緩和に踏み切る前(2013年4月4日以前)のマネタリーベースは135兆円だった。それが2013年末には193兆円に増えた。今回(2014年10月30日)の追加金融緩和時は246兆円だったが、これを2015年末には355兆円とする。 すなわち、円安・株高の長期トレンドは不変である。モミジは裏を見せ、表を見せながら舞い上がっている。足元の調整(裏)に脅える必要はない。なにしろ、MMF、MRFの残高(待機資金)は14兆円もある。年明けとともに、日銀のETF買いが再開され、GPIFの株式、および外貨資産購入が活発化するだろう。 物色面はどうか。政府は水素社会の実現を目指している。この関連のニッポン高度紙(3891)、宇部興産(4208)、川崎重工業(7012)、岩谷産業(8088)などをじっくり仕込んでおきたいと思う。目先の値動きに一喜一憂することはない。燃料電池車(12月15日、トヨタ自動車がMIRAI⇒価格723万6,000円を発売)は2015年が普及元年となる。 |
| 2014.12.12 売られすぎ銘柄&元気な銘柄を攻める! |
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| テクニカル的に、売られすぎ銘柄は目先での戻りが期待できる。具体的には日本電計(9908)、トレックス・セミコンダクター(6616)、朝日ラバー(5162)、フォーカスシステム(4662)、オプティム(3694)、フィックスターズ(3687)、コロプラ(3668)、ハーモニック・ドライブ(6324)、ブロッコリー(2706)など。オプティムは格安スマホ(中国市場を開拓)関連である。 メジャー系の銘柄では三越伊勢丹HD(3099)、曙ブレーキ(7238)が売られすぎゾーンに突入している。曙ブレーキの場合、自動車業界の活況、円安という好環境にもかかわらず、2015年3月期の1株利益は4円の低収益である。これでは経営者の力量が問われて当然だろう。 個別銘柄ではニッポン高度紙(3891)の勢いが止まらない。日本通信(9424)は出直りの動きを鮮明にしている。格安スマホは2015年が本格普及元年となろう。ネクス(6634)は一服しているが、不安はない。さらに、LEDの研創(7939)、水素ステーションのサンオータス(7623)、太陽光発電のオービス(7827)などが急動兆を示している。 |
| 2014.12.11 ヒツジ辛抱の2015年相場の前哨戦? |
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| 古来、兜町的には辰巳天井、午尻下がり、未(ヒツジ)辛抱…という。2015年のヒツジ年相場は波乱の展開になるのだろうか。いや、すでに、株式市場は内外ともに、大荒れの商状となっている。それに、1ドル=117円台の円高である。 世界的にリスク回避の動きがみられる。ギリシャの政治混乱、中国の金融システム不安の再燃に加え、ベネズエラのデフォルトリスク、ロシアの財政危機(逆オイル・ショック)が伝えられている。なにしろ、ベネズエラの財政均衡ラインは原油価格が1バレル=162ドルである。現在の原油価格ではどうにもならないだろう。 国内的にはIPOの激増(12月は28社)、GDPショック(7~9月期のGDP成長率はマイナス1.9%に下方修正)、日本国債の格下げ(海外での資金調達にジャパンプレミアムの復活?)、自民党首脳の失言(女性を敵に回す?)、日銀のETF買い入れの年内分終了(原則的には2014年末の水準3.8兆円に達する)などの懸念材料がある。まあ、この段階での悪材料の多さはむしろ、歓迎すべきことだが…。 ともあれ、ここは個別銘柄での幕あい継ぎ戦術が有効だろう。注目銘柄はネクス(6634)、ニッポン高度紙(3891)、シーシーエス(6669)である。毎度、毎度、こればっかりで恐縮だが、それだけの魅力を秘めている。ネクスは介護ロボットの開発(ヴィストンと提携)、MtoMの本命、ニッポン高度紙には画期的な燃料電池向けの電解質膜の開発、シーシーエスはLEDの材料がある。アイロムHD(2372)は下げ止まったのではないか。 |
| 2014.12.10 強い銘柄を個別に攻める作戦が有効! |
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| 総選挙での楽勝ムードに加え、120円台の円安、日銀の追加の金融緩和&ETF買い、GPIFの運用体制(基本ポートフォリオ)の見直しなどを受け、株式市場には強気の声が満ちあふれている。日経平均株価は『一気に、2万円大台突破だ~』と叫ぶ人もいる。 しかし、超楽観は怖い。もちろん、トレンド(円安・株高の流れ)は不変である。ただ、リスク・マネージメントの基本は変化の予兆を見逃さないこと。既報のように、足元では5~6項目の気掛かり要因がある。 特に、ギリシャの政局不安、中国株の急落は軽視できない。『いや、日本市場は下がれば日銀がETFを買う』。しかし、日銀のETFの買いには限度がある。それに、総選挙が終わったあとも1日当たり370億~380億円ペースで買うのだろうか。 したがって、ここは元気な銘柄を個別に攻める作戦が有効だろう。具体的には綜合警備保障(2331)、神戸物産(3038)、やまびこ(6250)、ナブテスコ(6268)、ブリヂストン(5108)、小林製薬(4967)、栗田工業(6370)などに注目できる。 小物ではネクス(6634)、ニッポン高度紙(3891)が強い。ネクスには株価支援材料が相次いでいる。2銘柄とも玉を集めているフシがみられる。モルフォ(3653)、オプティム(3694)にはチャート妙味がある。目先は戻り歩調だろう。 |