中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

日本ハム・大谷、第1打席でソロ弾 阪神との練習試合でいきなり快音

2015年2月12日 紙面から

2回 日本ハム無死、大谷翔平は左越えソロを放つ(投手・金田和之)=沖縄・名護市営球場(撮影・西岡正)

写真

 やっぱりスゲェ〜。日本ハム・大谷翔平投手(20)が11日、沖縄県名護市で行われた阪神との練習試合に「5番・指名打者」で出場。先頭打者の2回に左越えへソロを運んだ。12球団の対外試合では初の本塁打となる豪快な一撃。今季は「15勝&15発」の偉業達成も、決して夢ではない。

 やや振り遅れた。それでも持ち前のパワーでスタンドへ運んだ。チーム初の対外試合、阪神戦。大谷が2回の第1打席、金田の146キロ直球をフルスイングで逆方向へ。放物線を描いた勢いのある打球は、そのままフェンスを越えた。

 いきなり飛び出した“今季1号”。大歓声の中、ベースを一周した大谷は「詰まっていたし、ポイントは遅れ気味だったけど、負けずに力で持っていけました。いいスイングでした」と、納得の表情で振り返った。

 二刀流ながら昨季は10本塁打を放った。3年目を迎え、飛距離がさらに伸びていることを証明した。当然、他球団のスコアラーも警戒。ロッテ・高木スコアラーは「こすった中でのあの飛距離はすごい。厳しいところを突いていかないと、踏み込んでいかれる」と顔をしかめ、シーズンでの内角攻めを予告した。

 9日の紅白戦登板から中1日で野手として出場し、堂々の一発。しかもこの試合の前には、ブルペンで37球を投げていた。栗山監督は「去年の今ごろ、(登板)前後の2日は(試合に)出そうとは思えなかった。今は体が使えるようになってきて楽しみ」と体力的な成長を認めた。

 大谷自身も「体の調子はいい」と自信をみなぎらせる。二刀流としてさらにスケールアップした規格外の男が、今年も野球ファンを魅了し続けていく。 (水足丈夫)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ