賛成、反対両派が集会 建国記念の日 制定意義めぐり主張
(02/12)
「建国記念の日」の11日、賛成派と反対派は盛岡市内で県民大会や街頭活動などを行い、それぞれ賛否を主張した。

盛岡劇場で開かれた県建国記念日奉祝会主催の第49回「建国記念の日奉祝岩手県民大会」には、県内から神社関係者を中心に約500人が出席し記念日を祝った。
式辞の中で県神社庁長の藤原隆麿同会会長は「現憲法はGHQ(連合国軍総司令部)に押し付けられた占領のための憲法。今こそ憲法を国民の手に取り戻し戦後体制から脱却することが肝心。日本再生実現のためにも建国記念の日奉祝行事の政府主催化を強く求めたい」と願った。
引き続き本県選出国会議員らが祝辞を述べたほか、万歳をして建国の日を祝った。式終了後は埼玉大の長谷川三千子名誉教授による「我(わ)が国の建国の理念」と題した記念講演を聞き、建国の日の意義を考えた。

一方、いわて労連や教科書・靖国神社問題県市民ネットワークなど5団体は「建国記念の日について考える県民のつどい」を県水産会館で開催し、記念の日に反対する市民ら約150人が出席した。
その中で、憲法改悪反対県共同センター代表の佐々木良博弁護士が「動物会議(エーリヒ・ケストナー)に学ぶ―安倍政権の暴走(集団的自衛権、秘密保護法、憲法改悪)を検証する―」と題して講演。ナチスに抵抗したドイツの作家ケストナーの児童文学「動物会議」に触れながら、ドイツがたどった悲劇の道と照らして集団的自衛権行使や改憲を進めようとする安倍政権を批判した。
さらに「平和と民主主義の大切さを確認し、安倍政権による『戦争する国づくり』の一切の動きに反対する」などと掲げた集会アピールを採択した。
また、社民党県連合と平和環境県センターは、JR盛岡駅前で共同街宣行動を行い、小西和子県連合代表らが建国記念の日に反対する考えを訴えた。
万歳をして建国記念の日を祝った奉祝県民大会
式辞の中で県神社庁長の藤原隆麿同会会長は「現憲法はGHQ(連合国軍総司令部)に押し付けられた占領のための憲法。今こそ憲法を国民の手に取り戻し戦後体制から脱却することが肝心。日本再生実現のためにも建国記念の日奉祝行事の政府主催化を強く求めたい」と願った。
引き続き本県選出国会議員らが祝辞を述べたほか、万歳をして建国の日を祝った。式終了後は埼玉大の長谷川三千子名誉教授による「我(わ)が国の建国の理念」と題した記念講演を聞き、建国の日の意義を考えた。
改憲などに反対の声を上げた県民のつどい
その中で、憲法改悪反対県共同センター代表の佐々木良博弁護士が「動物会議(エーリヒ・ケストナー)に学ぶ―安倍政権の暴走(集団的自衛権、秘密保護法、憲法改悪)を検証する―」と題して講演。ナチスに抵抗したドイツの作家ケストナーの児童文学「動物会議」に触れながら、ドイツがたどった悲劇の道と照らして集団的自衛権行使や改憲を進めようとする安倍政権を批判した。
さらに「平和と民主主義の大切さを確認し、安倍政権による『戦争する国づくり』の一切の動きに反対する」などと掲げた集会アピールを採択した。
また、社民党県連合と平和環境県センターは、JR盛岡駅前で共同街宣行動を行い、小西和子県連合代表らが建国記念の日に反対する考えを訴えた。