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高浜原発3・4号機 審査書が正式決定へ2月12日 4時10分
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福井県にある高浜原子力発電所3号機と4号機について、原子力規制委員会は、再稼働の前提となる審査に合格したことを示す審査書を12日に正式に決定します。
鹿児島県にある川内原発に次いで2例目になりますが、今後、地元自治体の同意などが必要で、関西電力が目指す再稼働は早くてことしの夏以降になる見通しです。
高浜原発3号機と4号機について、原子力規制委員会は去年12月、関西電力の安全対策が原発事故を受けて作られた新しい規制基準に適合しているとする審査書の案をまとめました。
12日の規制委員会には、一般から寄せられた意見を踏まえて修正した審査書が示され、問題がなければ正式に決定されます。
審査の合格は川内原発に次いで2例目になります。
ただ、その後も設備の詳しい設計の認可や地元自治体の同意などが必要なため、関西電力が目指す再稼働は、早くてことしの夏以降になる見通しで、規制委員会に提出されている認可を求める書類では、ことし11月の再稼働を想定しているということです。
また、川内原発と異なり、防災計画の作成が義務づけられる原発の30キロ圏内に福井県だけでなく隣接する京都府や滋賀県も含まれ、これらの自治体が連携して速やかに住民を避難させる体制作りが課題になります。