沢村、侍入りへ!3月欧州代表戦で守護神候補浮上

2015年2月12日6時0分  スポーツ報知
  • ブルペンで投球練習する沢村(手前は西村)

    ブルペンで投球練習する沢村(手前は西村)

 巨人・沢村拓一投手(26)が侍ジャパンの守護神候補に急浮上した。今季からリリーフに転向する右腕だが、小久保ジャパンの欧州代表戦(3月10、11日・東京D)のメンバー候補に入っていることが11日、分かった。国際試合の豊富な経験、力強い速球などを買われて抜てきされたもよう。「SAWAMURA」の名をアピールする絶好の機会になりそうだ。

 沢村は昨秋のキャンプで、原監督からリリーフ転向を告げられた。「監督さんから話をいただいた時はうれしかった。自分もやりたいと思っていた」と話していた。巨人ではマシソンと守護神を争うが、1月中から150キロ近い速球を投げ込むなど、順調にキャンプを過ごす姿に、野球日本代表の小久保監督が注目。国際大会で守護神の適性を見極めるため、メンバー候補に加えたようだ。

 実績は十分だ。13年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、すべて中継ぎとして4試合に登板。3回1/3で防御率2・70、3奪三振を記録した。マウンドで緊張するタイプではなく、大舞台に強い。昨年11月の日米野球では、ロッテ・西野や西武・高橋朋が試合を締めたが、小久保ジャパンに目下、不動の抑えはいない。沢村にも十分、チャンスはある。

 今回の欧州代表戦は、昨秋の日米野球のメンバーを軸に、小久保監督が適性を見たい選手を選考する予定だ。巨人からは昨秋代表入りした坂本、小林が引き続き選出されることが濃厚。単なる親善試合でなく、17年WBCなど、今後の国際大会に向けた重要な強化試合と位置づけられている。今年が新たな挑戦の年となる沢村にとっても、貴重な経験になりそうだ。

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