【新体操】羽珠愛、初代表に前進!世界選手権第1回選考会で首位
2015年2月12日6時0分 スポーツ報知
新体操の世界選手権(9月、ドイツ)個人種目の代表を決める第1回選考会が11日、都内で行われ、初の代表入りを目指すホープ・河崎羽珠愛(うずめ、17)=イオン=が61・600点をマーク。エキゾチックに舞い出場3人中で首位に立ち、最後の1枠を争う代表決定競技会(4月19日)へ弾みを付けた。20年東京五輪での活躍が期待される17歳の“フェアリー”は「代表切符を取れるよう頑張りたい」と元気はつらつに意気込んだ。
名前の由来は、日本神話の芸能の女神「天鈿女命(アメノウズメノミコト)」。踊りも上手だと知り、「私も何か踊る競技をやりたい」(河崎)と新体操を始めた。オフは買い物好きな17歳の女子高生だが、昨年11月の全日本選手権で個人4冠を達成した後は知名度も急上昇。「廊下を歩いていてもいろいろな人から名前を呼ばれる。うれしい感じ」と白い歯を見せた。
“元祖妖精”とうたわれた日本協会の山崎浩子強化本部長(55)も、「世界観は出せている。ミスもあったので、今後うまく微調整を」と背中を押した。今秋の世界選手権では、16年リオ五輪出場権も懸かる。「何事にもめげずに挑戦する。リボンではもっとセクシーな女性を目指したい」とはにかんだ。(細野 友司)
◆河崎 羽珠愛(かわさき・うずめ)1997年9月26日、千葉・習志野市生まれ。17歳。5歳で名門・イオンに入り新体操を始める。14年仁川アジア大会代表に選出され、同年11月の全日本選手権ではフープ、ボール、クラブと個人総合の4冠を達成。目標とする選手は13年世界選手権フープ金のリザディノワ(ウクライナ)。趣味はショッピング。165センチ、46キロ。家族は両親と妹。