さらにイージーな元祖SUV
ジープ・チェロキー ウォーリアー(4WD/9AT)【短評】
ジープ・チェロキー ウォーリアー(4WD/9AT)
「ジープ・チェロキー ウォーリアー」は、「チェロキー」シリーズの中でもよりオフロード向けの仕様となる「トレイルホーク」グレードをベースにした限定モデルだ。その走破性能を確かめに“スノートレイル”を目指した。
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精悍に見える
あれ、なんだか思っていたよりカッコいい。切れ長の目のようなポジションランプをヘッドライトに“錯覚”させる「ロールス・ロイス・ファントム」や「日産ジューク」と同じような仕掛けありのフロントデザインは斬新なのだろうが、それを除けば新型チェロキーのスタイリングには特に見るべきものはないと思っていた。武骨でボクシーなこれまでのモデルに比べれば洗練されたのかもしれないが、一転して丸みを帯びたそのフォルムは、今や星の数ほどある大小SUVと大差なく、かえってその中に埋没してしまった印象を持っていた。
ところがこのトレイルホークがベースの“ウォーリアー”は、以前に試乗したチェロキーの他のグレードよりも、雪の中で引き締まって精悍(せいかん)に見える。特別仕様の濃いグリーンのボディーカラーのせいもあるのだろうが、実はほかにもタフに見える理由がある。3車種設定されているチェロキーの日本仕様の中で最もジープらしいというか、4WDとして本格派という位置づけのトレイルホークは、フェンダーガードがより張り出していて全幅1905mmと他の2モデルより45mm広く、また最低地上高も220mmと40mm高い。ジープの名を持つ4WDに“本格的”というのも奇妙だが、ベーシックグレードの「ロンジチュード」はただの前輪駆動(FWD)だから、そういう区別も必要な時代ということなのだろう。
また同じくローレンジ付きオンデマンド式4WDである最上級グレードの「リミテッド」ともその駆動システムは若干異なる。トレイルホークではセンターコンソールのセレクテレインシステムのダイヤルで切り替え可能なドライブモードがリミテッドの4種から5種類(オート/スノー/スポーツ/サンド&マッド、およびロック)に増え、さらにリアデフロックと登坂・降坂時に極低速での一定速走行ができるセレクスピード・コントロールも備わった「アクティブドライブ・ロック」と称する専用の4WDシステムとなる。これが「トレイル・レイテッド」というバッジ付きとなるゆえんだ。このバッジは本格的なオフロード走行性能を備えているお墨付きらしい。
- PAGE 1 > 精悍に見える
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