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　世界的な冒険家・故植村直己さんの出身地で、「植村直己冒険賞」を毎年選考している兵庫県豊岡市は、１２日に予定していた第１９回の受賞者発表を中止した。受賞内定者が辞退したためで、特別賞の該当者もなく、授賞式など一連の行事を中止するという。

　豊岡市によると、昨年１年間に活躍した日本人の冒険家や団体計１８１件から、女性登山家（４２）を冒険賞に内定した。今月７日、この登山家から「大変光栄ですが、現時点で栄えある賞に値する行動を成し遂げたとは思えません」と辞退の連絡があったという。２００８年の第１３回冒険賞でも、登山家が受賞を辞退している。